写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

エンジンルーム

2005年01月18日 | 車・ペット
 整理・整頓・清潔・清掃から、大分距離を置いた生活態度で毎日を過ごしている。このパソコンも小物の山のなかに埋まっている。

 ガレージは、雨風をしのぐ構造になってはいるが、どこからか砂ほこりは舞い込み、愛車はいつも白い埃をかぶっていて侘しい。

 かと言って、あまり水洗いをすることもなく、ぴかぴかに磨いた車の間を肩身狭く、申し訳なさそうに毎日走っている。

 ところが、そんな私の車にも他人に見せたい秘密の箇所がある。ボンネットを開けると、そこには外観からは想像も出来ない輝かしい世界が広がっている。

 エンジン・ラジエーター・コンプレッサー・エアフィルター等々をピッカピカに磨き上げてある。ペイントで飾りつけもしてある。これなら油漏れ等異常があっても一目瞭然だ。

 ♪ ぼろは着~てても 心は~錦 ♪ 

 外面は汚れてはいるが、ボンネットの中は私の思い入れがある。
誰にも理解してもらえない、私流の愛車への「一途な愛」である。

人間も、こんな具合でやっていけるか。ちょっと難しそうだ。
    (写真は、眩しいエンジンルーム)

ニートの名刺

2005年01月18日 | 生活・ニュース
 職を退きニートになって数年が経った。現役の時とは違い、肩書きのない初対面の人と出会ったときは、さすがに戸惑うことがある。その人に関して、やはり何がしかの情報は欲しい。

 ニート同士の出会いでも、今どんなことに興味をもっている人か、どの辺りに住んでいるのかが分かれば、話のとっかかりがつかめる。
 
 そんな目的で、私は少しオーバーな肩書きの名刺を作ってみた。 短いエッセイが、何回か新聞に掲載されたことと、このように独りよがりの写真エッセイをブログに載せているだけで、まず「エッセイスト」と書いた。

 次は趣味のカントリー木工で、昨年はインターネットのオークションに出品して100点ばかり買っていただいた。ということで「工房『木馬』主宰」と続けた。
 三つ目には、昨年末より民生のお手伝いを授かっているので、その職務名を書いている。以上が私の名刺の肩書きである。

 いずれも国家試験など必要としない肩書きなので、誰にも遠慮はいらない。しかし、名刺をもらった人の方が、あまり見たことのない肩書きに一瞬戸惑うが、話のきっかけにはなる。

 四つ目の肩書きを今考え中だ。酒飲みだから「ドリンカー」か、いや酔っ払うことが多いから「ドランク」が良いか迷っている。
   (写真は、オーバーな肩書きの名刺)