今日も朝から小雪が舞っていた。「よし、雪を見に行こう」と、寒むがり屋の妻を説得し、これまた寒がり屋のハートリーとで、ロードスター乗り込んだ。
目指すは、お決まりの廿日市市吉和にある「魅惑の里」だ。186号線を山奥に走ること60km、道半ばで雪道になりチェーンを巻いた。
車ががたがた揺れる。1年ぶりの感触だ。見るもの全てが真っ白の、この非日常性がまた楽しい。
目的地の「水神の湯」に着いた。平日・積雪・この冷え込みでは、我々以外のお客は誰もいない。
私と妻、それぞれが降る雪を愛でながら露天風呂を独り占めした。毎年味わう、この上なく贅沢なひと時が過ぎていく。
さすがにハートリーは若い。積もった雪の中に、全身をもぐらせてしっかり遊び、黒いからだが白の斑に変わった。
乗り気でなかった奥様も「満足満足」の、冬の極楽日であった。私いち押しの冬の湯を、皆さんも是非どうぞ。
(写真は、雪道と露天風呂)