写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

ガス給湯器

2005年01月12日 | 生活・ニュース
 風が強く寒い日、熱めに風呂を沸かして入った。シャワーで頭を洗っていた時、突如氷つくような水を上から浴びせられた。

 ガス給湯器の不調だろうか、湯ではなく冷たい水が急に出てきた。リモコンの表示ランプを見ると、やはり異常を示している。

 何度もスイッチの入り切りをしてみたり、蛇口の開閉をしているとまた湯が出るようになった。

 後日、同じような現象がありガス屋に見てもらうが、17年前のものなので、何時ものことながら部品はなく全取替えだという。

 我が家の風呂は給湯一過式で、満水を見計らって蛇口を閉めに行くタイプである。タイマーのセットを忘れ、もう何度も溢れさせたことがあった。

 その都度、妻と私のどちらかが犯したミスを責めあった。物忘れが多くなったふたりにとっては、頭の痛い問題であった。

 ところが、今度取り替える新型ものには、「オートストップ」の機能がついているという。世の中、確実に進歩している。

新しい給湯器になったら、キュウッと冷たい思いをしなくてすむし、何よりも懸案の言い争いが減る・・・はずだ。
     (写真は、壊れたガス給湯器)