まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1113

2016年06月01日 |  マツタケの林地栽培 

                 うまそうなキュウリです.味噌をちょっと付けて、傍にうまい酒があれば最高! Aさんありがとう.

6月4日(土)はまつたけ山復活させ隊第540回活動日です.本日は、内田・榎本班が昼食を準備します.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセスをどうぞ)にお集まり下さい.活動報告は榎本 輝彦さんです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.

 今年も、5ヶ月が過ぎ6月となりました.澤田山・玉城山への山道が梅雨の頃と大雪の頃に傷みます.林道所有者や道路管理者(森林組合)に代わってまつたけ山復活させ隊で修復・保全をしています.当然人力だけで作業するので大変で不十分でしょうが各班の共同作業で林道は維持されています.

 立派な林道が整備されれば「問題なし」と短絡した思いはないが、国や地方行政やその窓口になる各地の森林組合たちが、新しい林業行政の目玉とする流域エリアの統一が取れた森林整備デザインを成功させるには、間伐材の搬出道路網の整備が不可欠である.見回してもその動きは無いに等しい.なんも実現しない、動きも非常に鈍い行政に、また、税金泥棒にも等しい林政審議委員会にも、全国の林家に代わって「バカヤロウ!さっさと目標に向けて進めるようおまえらの頭を整備し直せ!!」と言っておきたい.

 阿閉班から、各班で分担して道路整備をしようと提案がありました.出水の前に水の流れを調節・確保しておく事は道路損壊を最小限にとどめるに必要な事です.各班が責任を持って担当エリアの手当をお願いします.世話人は阿閉さんにお願いして、日時、分担の打合せを願い上げます.

 里山を保全するには、こんな仕事も含まれるのです.行政も議員たちも巨大な無駄遣いはするが、利益還元のないあるいは票に結びつかないこんなことには見向きもしない.仲間の皆さん!ということで自力更生です.「林道整備なんて余計なことだ.我が班は作業があって道路普請に参加できない」なんて言わないでください.全員で作業しましょう.自立とはこんなことですね.

【阿閉提案】6月の活動日のいずれかの日に整備しなければならない箇所を各班で手分けして補修・整備をすることにすれば各班 20〜30分程度の時間で済むと思います。

整備等をしておくべき場所
①林道入口〜玉城/澤田山ゲートまでのU字溝および水逃し箇所の落葉落枝、詰まりの除去と盛り土の強化。
②中間出水場所の簡易側溝の補修(阿閉がやります)可能であれば出水部の土のう積み上げ強化・・昨年一回オーバフロー)
③ゲート下の暗渠土管入り口およびその上流部の流木等の除去(重要)
④ゲート〜玉城山林道の水逃し部の盛り土強化(特にゲート部は重要)
⑤ゲート〜澤田山林道のU字溝および側溝の落葉、土づまり除去
⑥その他 提案ください.

ヤマガラ班は、これに先だって道路整備を始めています.ありがとう!

【お知らせ】

1)岩田 光浩氏(和歌山県富喜マツタケ試験林 オーナー) ご逝去
  本年 1月17日より闘病生活をされていましたが、薬石効なく5月29日に鬼籍入りされました.50代半ばでした.昨年の12月には、大変お元気で、イワタ山の整備の仕方について色々夢を語りあい、マツタケ山づくりを一緒に致しました.逝去されたなんて全く嘘のようです.膵臓など臓器を蝕む病との戦いは想像を超える酷なものであったと思います.今後はどうか安らかにお過ごしください.
 生前は、ご厚意に甘えてばかりでした.彼のロマンであった足の踏み場もない位にマツタケが生える山づくりを続けることが、彼の意志を継ぐことと今更ながら決意を新たにしています. 尚、お見送りは、家族葬の形で、無事執り行なわれました.合掌                 在りし日の岩田光浩さん 2015年10月6日 テレビ朝日の取材に同行して.

2)6月18日(土)京都精華大学 地域環境学受講生 体験参加

3)大石 高典君 歓送会
  まつたけ山復活させ隊メンバーの大石 高典さんが、東京外国語大学世界言語社会教育センターに教員として転出されました.氏は、カメルーンの森に生きる農耕民と狩猟採集民たちを民族境界にある人々と位置づけ、そこによこたう様々の事象を歴史生態学の立場で13年の長きに渡って研究されていました.また、京都大学マツタケ研究会を主催しその功績大なるものがあります.彼の京都脱出は、大変残念な思いがありますが、若手研究者がさらなる展開を見せるまたとない機会と言えましょう.みんなで祝いたく存じます.日時、場所が決まればお知らせします.ふるってご参加を願い上げます.


【まつたけ山復活させ隊の心得・7箇条】悔いの残らないようにするには!
  
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである【最近、この原則を踏まえない人の参加が多い.そのうち心得違いの交通整理が必要かな!】
 
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.事故が起こったら自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!
4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!
5.マダニ対策の徹底を!
  イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症も日本に存在する.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.
7.熱中症にも気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう. 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである
 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点が便利です.バスに乗車するには、

ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
まつたけ山復活させ隊活動日

2016年6月
回 開催日    報告担当者  男厨シェフ

540 06月04日(土) 榎本     内田・榎本班
541 06月10日(金) 吉村
542 06月18日(土) 三輪     京都精華大学 地域環境学受講生 6名 体験参加

543 06月24日(金) 宮崎

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
§カンパありがとう!
 
  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まつたけ山復活させ隊 NEWSL... | トップ | まつたけ山復活させ隊 NEWSL... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マツタケの林地栽培 」カテゴリの最新記事