11月30日(土)は、第712回活動日です.ブログ報告は吉村です.当日夜、是非ご覧ください.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお越し下さい.
写真 1.落葉前で黄化したアカマツ2年葉
写真 2. 川本班の入り口にあるコナラの樹液をなめるオオスズバチ、動きも鈍い.
11月の下旬にもかかわらずアカマツ2年葉の黄化(落葉)が、今年は少し遅れているように思っていたが、22日の香川山のアカマツが、はっきりと黄色になってきた(写真 1).先端部の葉は今年の葉(当年葉・1年葉)で緑である.その下の昨年展開した2年葉が黄化している.それなりの温度になってきたらしい.写真2を見ると、コナラの樹液をなめに来たオオスズメバチの動きも鈍い.
写真 3. 林床下10cmの地温12.3℃、16日~22日間の最低地温を示す.松林の湿度は76%である.
地温は、16日~22日までの最低温度が12.3℃(誤差±1)を示している(写真3).雨があったので、マツタケ子実体が頭を見せてもいい温度であろうと、こまめに探したが22日には見つからなかった.2016年では11月16日に最終発生を確認したが、今年は、岩倉地区ではマツタケの発生はもう終わったでしょう.
現在、マツタケのシロでは、マツタケ子実体発生にかかわった菌根はすでに崩壊し、アカマツの根の伸長こそ見られないが、マツタケの菌糸が伸び、シロ先端に菌糸ゾーンが形成されつつある.地温が5℃を下回ると菌糸の伸びもなくなり休眠期にはいる.来年の春、そこをアカマツ新根がよぎると感染が始まり菌根集団が形成される.
先週の三輪報告は、すでにご覧いただいていますが、香川山BCの活動をご覧下さい.有山さんが周辺部の整理整頓にいそしんでおられる(写真4).食当の皆さんの昼食づくりも進んでいる(写真 5).
写真 4. 整備する有山さん
写真5. 昼食を準備する食当の皆さん(一部)
香川山三品班では、吉川さんがヒノキの大木を伐倒中です(写真 6).伐倒された木を所定の場所に運び片付けるため、幹の枝を切り落としている(写真 7).滋賀県でチェーンソー講習を終えた北村さんが復習をしている(写真 8).
写真 6.ヒノキ伐採中の吉川さん
写真 7. 伐採後のヒノキの枝払いなどをする三品班の仲間写真 8. チェーンソーの復習をする北村さん
きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会と顕微鏡観察
【日時】12月15日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時 検鏡会:13:30~15:00 旧閑院宮邸
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)御所内を巡ります.
主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏) HP( http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/ )参照下さい.
参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園で、動物・植物・菌類の採集は禁止されています.
【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).
【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!
1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と休息を日陰でとりましょう.
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!
4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.
5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!
イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動期には危険です.
7.京都や滋賀で、2009年以降、真っ赤な体とクワガタのような大あごを持つヒラズゲンセイの生息が確認されている.ツチハンミョウの一種で体長約2、3センチ.体液が有毒で、皮膚につくとかぶれや水ぶくれを引き起こすことがある。クマバチに寄生し、クマバチが好むサクラや古い木造家屋などに営巣、多様な場所で見られるという.
8.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように!
害獣侵入予防装置を閉める・ロックを忘れないように願い上げます.
【まつたけ山復活させ隊活動】
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.
§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日 報告担当者 男厨シェフ 特別企画
712 11月30日(土) 吉村
713 12月06日(金) 宮崎
714 12月14日(土) 池内 川崎
715 12月20日(金) 内田 忘年会
2020年
716 01月11日(土) 三輪
717 01月17日(金) 吉村
718 01月25日(土) 宮崎 松浦
720 02月08日(土) 池内
721 02月14日(金) 三輪
722 02月22日(土) 吉村 内田
723 02月28日(金) 宮崎
724 03月07日(土) 池内
725 03月13日(金) 内田
726 03月21日(土) 三輪 松本
727 03月27日(金) 吉村
なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記「車の方は」をご覧下さい).
京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
岩倉 村松行きバスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
車の方は、
京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.
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§カンパありがとう!
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
§主 催
吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
問い合わせはメールもしくは電話で!!
香川山オーナー
香川 晴男
§協 賛
澤田山オーナー
澤田 幸雄
玉城山オーナー
玉城 一郎