まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1245 山は秋めく.マツタケのホスト アカマツの様子など

2017年09月11日 |  マツタケの林地栽培 

9月16日(土)は、603回活動日です.当日は松浦 輝雄さんが、シェフを務めます.どのような料理が出るか楽しみです.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告者は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.  
 
☆9月30日にまつたけを岩倉焼きで堪能する会を催します(ブログお知らせ2).予め予約をお願いします.大変申しわけないことですが、当日は特別料理のため、予約外の方々に昼食の提供ができませんので、予約外参加の方々は弁当持参の上、マツタケ山づくり作業に取り組み下さるようにお願いします.
 また、現在国産マツタケとしては、岩手県が盛んに出ています.価格も高騰していて、京都市場価格で高値が147511円/Kg、中値で91035円です.参加者数の把握のミスはできません.参加希望の方で予約が未だの方は、ご予約のほどお忘れなく願い上げます.

 

目下、マツタケのシロは、栄養生長を終えて生殖生長期にあると推測される.地温(地表下10cm)が23℃もあって、子実体原基形成にはほど遠い.

 先週の、京マツタケのシロのあるアカマツ林の様子です(写真1).なかなかの美林です.


 今年から香川山西部のマツタケ山づくり作業を有山・三品班が取り組んでいます(写真2-3).地表の堆積物を茶畑に播くため、袋詰めにして運び出しています.


 

 低地の丘・香川山でも、もう秋がそこまで来ています.ここ山科 御陵にも虫のすだく音が盛んです.
 まずはアカマツの葉をご覧下さい.2年葉が黄色に変わって来ています(写真4).例年なら10月の終わりです.

 ナツアカネの姿も見えます(写真5).

ナツハゼの実も熟して黒くなっています(写真6).

ジョロウグモが仲良く向かい合って巣をつくっていました(写真7). 


【お知らせ】

 ☆9月12日(火)、午後9時~9時25分 NHKEテレ きょうの料理「きのこ鍋」のオープニングに仲間が(写真8)マツタケを取って喜ぶシーン(放映済み)が瞬間使われます.中国式きのこ鍋と違って和風の物だそうです.見ようと思っています.皆さんもご覧下さい. 

 写真8. Fさんの笑顔が素晴らしいシーンでした.

 ☆9月15日(金)夕方5時15分~ テレビ大阪 金曜報道スペシャルで京マツタケ発生が紹介されます. ご覧下さい.
 
 ☆まつたけ祭
【月日】2017年9月30日(土) 605回活動日 要予約
【時間】午前10時〜午後4時 午前中は各班の予定作業を願い上げます.
【場所】まつたけ山復活させ隊活動拠点香川山  
【料理】まつたけご飯、焼きまつたけ、吸い物、他特別料理.酒類はなし、持ち込み大歓迎.
【参加費】3500円(当日いただきます.マツタケ凶作時は変動)
【定員】 35名
 岩泉マツタケを使用予定ですが、初発生が8月初めであったことを勘案すると、当日はもう発生が終わっているかも知れません.その節には、まつたけ購入代を引いた価格を参加費と致します(会費は1500円くらいかな).

1.韓国慶州(キョンジュ)・浦項(ポハン) マツタケ山ツアー(マツタケを現地価格で購入可) ―慶州の歴史文化・自然/半自然に触れる―
     9月24日(日)-9月26日(火)2泊3日           
      参加費:自宅~関空移動費.関空-釜山空港往復の飛行機代(約2.1万円)と韓国内移動用バス代金(6000円)と食事代(朝2回、昼3回).          宿泊所:浦項市飛鶴山自然休養林バンガロー2泊、今回は無料.電気水道、水洗トイレ、風呂完備、冷暖房、調理設備;新しくて美麗. 
公式行事:24日(社)松保護市民連帯主催 歓迎晩餐会招待
           25日 浦項市山林組合主催   歓迎晩餐会招待
           25日 浦項市松茸山(白氏案内)視察
      集合場所:関西空港 JIN AIR航空券発券カウンター付近(ターミナル1 4階、 Gカウンター). 午前9時には集まりましょう!
           パスポート、搭乗券引換証(旅程表 Itineraryと記載)とお小遣いをお忘れなく!!
      
      定員に達したので参加者募集は締め切りました.問い合わせは猫田 哲三さんまで.

2.日本文化デザインフォーラム  JIDFラボ【松茸山再生と岩倉焼き】開催   名高いやきもの産地は名高いマツタケ産地である.
   開催場所はいずれも京都市左京区岩倉香川山(自称)まつたけ山復活させ隊活動拠点(アクセスは下記を!)

   参加者の人数に合わせてまつたけを購入しようと考えています.あらかじめ参加希望者数の把握のため予約を取っています.ご協力のほど願います.
    
   14回 09月30日(土) 605回例会  陶芸班創作陶器にまつたけ料理を盛り、料理と作品を吟味   参加費:3500円 定員35名 
                    これには、美酒が合いますね.酒代は含まれていません.美酒のご提供をお願いします.
   15回 11月18日(土) 612回例会  マツタケ発生整備作業と反省                参加費:昼食代500円
      参加申し込みは吉村( E-mail)まで

3.岩手県立大野高等学校収穫祭 
   日時 10月3日(火)~6日(金)
   場所:岩手県洋野町 岩手県立大野高等学校 並びに久慈平岳試験林
      10月4日:講演(里山とマツタケ)とまつたけ狩りの打合せ、懇親会.10月5日:まつたけ狩りと昼食会
      問い合わせは大野高校(0194-77-2125)あるいは 吉村(090-6227-4305, E-mail) まで

4.滋賀県荒神山 里山整備と勉強会
  場所:彦根市石寺公民館
  日時:11月19日(日)10時集合 直ちに作業に合流
     午前8時~11時30分 マツタケ山づくり作業
       12時~13時 昼食会
       13時30分~16時 勉強会(荒神山の活動報告、京まつたけ復活成功物語)
       16時から 懇親会
       参加希望は、猫田さん(090-8759-1204)までお願いします.

5.千葉県立中央博物館 自然誌シンポジウム
  日時:2017年11月23日(木、祝)13:00~16:00
  場所:千葉県立中央博物館
  テーマ:マツタケ栽培最前線
      人工栽培(白坂憲章).感染苗利用栽培(山中髙史).林地栽培(吉村文彦)
      問い合わせは千葉県立中央博物館 吹春俊光先生 電話:043-265-3111(代表)

 

【まつたけ山復活させ隊の活動指針】

 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.注:自由に主体的に活動できることは何をしても許されると言うことではありません. 
 
 我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人などがいる.これらの作業実施・応援に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).

 参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.


【まつたけ山復活させ隊の心得】

悔いの残らないようにするには! 

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者 男厨シェフ   特別企画      

603 09月16日(土) 宮崎   松浦
604 09月22日(金) 吉村
605 09月30日(土) 内田          JIDFラボ14回 まつたけ祭
606 10月07日(土) 三輪
607 10月13日(金) 宮崎
608 10月21日(土) 吉村   松本
609 10月27日(金) 内田
610 11月04日(土) 池内
611 11月10日(金) 三輪
612 11月18日(土) 宮崎   内田 J    IDFラボ15回
613 11月24日(金) 吉村
614 12月02日(土) 池内
615 12月08日(金) 内田
616 12月16日(土) 三輪   松浦
617 12月22日(金) 宮崎          忘年会

618 01月12日(金) 吉村          新年会
619 01月20日(土) 池内   松本
620 01月26日(金) 内田
621 02月03日(土) 三輪
622 02月09日(金) 宮崎
623 02月17日(土) 吉村   内田
624 02月23日(金) 内田
625 03月03日(土) 三輪
626 03月09日(金) 宮崎
627 03月17日(土) 吉村
628 03月23日(金) 内田   松浦

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある.

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路が見えたら(後400m)、案内看板手前にある道路を左折、右折、左折そしてた左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

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§カンパありがとう!
  
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

コメント
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