まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1018 特別号

2015年06月22日 |  マツタケの林地栽培 

 まつたけ山復活させ隊10周年記念パーティーの最終ご案内です.

マツタケの生活するアカマツ林(里山)を再生しようとする私たちのこの活動は、この6月に丸10年を経ました.まつたけ山復活させ隊の皆さんを始め、時に応じてカンパ下さる友人の皆さん、当ブログ読者の方々などに支えられていることを改めて実感しています.10周年を記念して講演と祝賀会を下記の通り開催いたします.

予定を上回る参加者となりました.すこぶる元気だったが大きく体調を崩され出席を断念された方々もおられます.万難を排したご出席は私たちへの激励と叱咤であり、この上もなくうれしい限りです.実行委員会は最善を尽くしていますが、不行き届きもあると思います.心からお許しをあらかじめ請うものであります.

 マツタケ関係者が14人も揃い、しかもユニークな取り組みをされていて成功されている.微生物研究者を入れると21人はくだらない.山でマツタケ発生に工夫をする.90分の1に減少したマツタケ流通量、本物を集める工夫があるという.それぞれのまつたけの思い・自慢が聴ける機会はそうあるものではない.面白い話が飛び出すでしょう! 期待できます.
 
旧交を温め、無沙汰をわび 全国の仲間と大いに盃を交わしましょう! これを契機に里山づくり運動が世間に強く理解されることを願っています.

放置された里山には、想像を超える有機物・落葉落枝と腐植の堆積、アカマツを弱らせる過剰の競争樹が見られます.これらを、私たちは毎回の煮焚き用の薪柴や冬の暖房などエネルギー源に、設備用資材に、また畑・水田用の堆肥などに活用しています.そういえば、われわれの昔の生活は、山から始まり海に至る有機物循環利用で成り立っていました.
 
本当のところ、山の手入れとはこれだけの作業の広がりが必要なんだと驚きました.少なくとも週1回は山に入りますが、「これでは十分ではないよ」と毎日山に通う仲間もいます.日本に、森林ボランティアが10~20万人はいると言われますが、年に4~10回程度の手入れでは山は悲しんでいます.泣いています.里山再生を本気で実践している団体は私たちだけではないかと自負する次第です.
 
しかし、10年という時間は、僕たちの体と心を変えています.このことはこの組織の危機でもありますが、最近地元に根づいて様々な活動を進めている若い人たちの参加がこれを救ってくれます.老壮青の知識と技術と体力のコラボレーションが機能する限りはまつたけ山復活させ隊は大丈夫です.若い仲間(Take & Dai)がユニークなパフォーマンスを見せてくれます.

また、プロの作曲家でもありピアニストでもある藤林 由里さん(特別出演)と我々の仲間である小原 清さん(アルトサックス)の合奏も見もの 聴きものです.

この間、仲間を二人も失いました.大月君、杉山君を共に偲びましょう! 大月 健君夫人のご寄付もあり、また、杉山 廣行君夫人も参加されます.

なお、このイベントは日本文化デザインフォーラム(JIDF)ラボをかねています.JIDFに感謝申し上げます.

                         
                           記
【日時】  2015年6月25日(木)午後3時~8時(開場14:00、受付15:00,開会15:30)
【場所】  レストラン ドゥ シュウ(京都市営地下鉄 烏丸線 北山駅④番出口上がる2軒右(JR京都駅から20分) 戸田ビル2F (075-723-3607)
【参加費】 5000円 但し学生・院生(準ずる方を含む)1000円(参加費は当日申し受けます.ビュッフェ式和洋折衷料理、飲み物豊富フリードリンク制)
 

【祝賀会次第】
講演の部(於アートホール)15:30-17:05
司会:石原 敏行 
開会挨拶 三輪 新造

記念講演15:40-17:05
①マツタケとアカマツの共生関係とは(吉村 文彦 50分)
里山という生態系とは? 
   人の働きかけに重要な意味がある
 生物は繋がっている 共生関係!
マツタケとは?
   文化人類学的考察
    特別なきのこ
   生物学的考察
    In situの観察
 In vitroの観察
生産量減少は生息地の破壊!
  増産法はないのか?
  その生活は謎だらけ!
    マツタケとホストの相互関係の理解不足?

②岩倉焼きと里山(近藤 高弘15分)
 陶芸家・美術家である.陶の素材・表現を基軸に、土やガラスや金属などの立体・平面の造形表現を制作(Wikipedia)

③各作業班活動紹介(榎本 輝彦 20分)

休憩 17:05ー17:30

宴の部(於シュウホール)17:30~20:00 10年の歩み(スライド自動上映)
    
総合司会:川本 勝   

集合写真撮影

開宴の辞
榎本 輝彦

故杉山 廣行君・大月 健君へ黙祷 
川本 勝

香川山オーナー 挨拶
香川 晴男

乾杯
若林 広幸

イベント    
藤林 由里(ピアニスト)+小原 清(アルトサックス奏者)

Take & Dai(若手グループ)

話題提供者(順不同)
上田 耕司 京都錦かね松会長
山本 雄二 京都寺町三条とり市専務
丹羽 嘉孝 兵庫三田丹波屋社長
升屋 聡 岩手豊間根ますや社長
中山 吉男 石川能登町マツタケ山づくり 林家
山本 薫 京都宇治田原マツタケ山づくり林家
藤原 儀兵衛 長野伊那市マツタケ山づくり 林家
今西 好文 京都亀岡市マツタケ山づくり 林家
後藤 安宏 高松市塩江マツタケ山づくり ふる里会 
宮原 文夫 長野上田市マツタケ山づくり 林家

閉宴の辞    三品 伍樓

問い合わせは吉村(090-6227-4305)まで.


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次回例会開催日のお知らせ
6月27日(土:変則)は、まつたけ山復活させ隊第494回活動日です.10周年祝賀会開催の関係で変則開催です.
午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.熱中症、ダニや虫刺され、マムシなどに注意しましょう!脱いだ衣服やリュックは地面に置かないように、また、こまめに水分補給に心がけましょう! 人目を気にせず休憩を取りましょう! 
本日の活動報告は、三輪 新造さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.

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§主 催
まつたけ山復活させ隊

吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川 晴男(香川山 オーナー)
香川理化学研究所代表 

 

 

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