まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 811

2013年05月22日 |  マツタケの林地栽培 

5月24日(金),マツタケ山づくりを行います.午前10時に京都市左京区岩倉香川山(自称:ブログ下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい. 当日の活動報告は、三輪 新造さんです.


 今週も,暑い日が続くと予想されています.30℃を越える気温です.
 山づくりを楽しむといっても野外の活動です.マダニに咬まれないよう,熱中症に罹らないよう 細心の注意を払いましょう!
 
 熱中症とは,厚労省のHPの抜粋ですが,
  高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調整機能がうまく働かないことにより、体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障害などが起こります.  予防には,「日傘や帽子の着用」,「日陰の利用」、「こまめな休憩,水分補給」,「通気性の良い、吸湿・速乾の衣服着用」を進めている.

 今日は,国際生物の多様性の日だそうだ.生物の多様性を守るには,(1)生態系の多様性(2)種の多様性(3)種内の遺伝的多様性(多様な個体,近親交配による種の劣化を避けるため)を維持することが必要と言われている.環境省のレッドデータブックによれば,生活を脅かされている生物のおよそ5割が里山の生物となっている.京都府では,マツタケも絶滅が心配されるきのこである.
 
 そのようなことで,我々は,里山の重要な構成樹種であるアカマツ林の保全に取り組んでいる.健全なアカマツ林にはマツタケが生活するからだ.写真 1は,江戸時代中期の彦根城築城以前の彦根の景観である(彦根御山絵図:新修彦根市史).山ははげ山状態で山の木はアカマツである.
 今の東山は人工林とコジイなどの照葉樹林に戻りつつあるが,僕の大学生時代には,人工林は増えていたがほぼアカマツ林であった.昭和30年中頃までは,全国に普通見られた風景であるはずだ.

 近代的マツタケ学の始祖故田 稔先生ゆかりの尼吹山も平均樹齢90年の立派なアカマツ林であったが,今はもうその姿は全くない(京都市岩倉:写真2).人工のヒノキ林である.それも現山主の無自覚で荒れ放題である.
 私たちは,少なくとも週1回年間50回は,岩倉香川山に集まり,有機物の循環を考えた山づくりを楽しんでいる.山のバイオマスすべてを,残念ながら活用はできないが,田や畑に利用している.稲作は1回の除草剤と1回の化成肥料撒布のみで,畑は無農薬,有機物の循環で作物作りに励んでいる.前回,米作班は,田植をした(写真3,4,5).

 食当班が快適に料理が作れるようにと,吉川 均さんが写真6のようなカウンターとまな板を設置してくださった(写真 6).これを契機に,この周りをもう少し使いやすく改良したい.皆さん! よいアイディアを! 次回は,岩手県岩泉町の地酒 八重桜純米大吟醸で祝杯だぁ~い!
1)  2) 3) 4) 5) 6) 左クリックで,拡大します.
 
§お知らせ

1)【山門水源の森現地交流会】
日 時:平成25年6月9日(日)  10:00~16:30
会 場:西浅井公民館多目的ホール(長浜市西浅井町大浦2590  JR湖西線永原駅すぐ)
          山門水源の森(長浜市西浅井町山門)
内 容:●講演『蘇れ!ササユリの里―ササユリの再生に向けて―』
               和歌山県農業大学校 教授 宮本芳城氏
        ●報告『山門水源の森のササユリの現況と保全活動』
            藤本秀弘氏(山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会)
      ●山門水源の森 ササユリ観察ツアー
定 員:100名
参加費:無料
申込方法:別添チラシの申込用紙により、電話、ファックス、メールで、
            下記までお申し込みください .   )
申込・問い合わせ先:(申込締切 5月31日
             (有)西浅井総合サービス
              電話・ファックス:0749-89-0281
                       メールアドレス:nishiazai.co@koti.jp
主 催:滋賀県

2)京都精華大学 地域環境論受講生(2回生F中心) 16名参加  
 6月15日活動日 叡電岩倉駅北へ西側 大垣書店前 9時45分 集合
    自家用車で参加の皆さん! 学生を拾ってください(担当榎本輝彦さん).

3)8月2日に,まつたけ山復活させ隊活動(まつたけ十字軍運動)が400回を迎えます.記念して暑気払いを計画しましょう(担当猫田 哲三さん)!

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Nikon オンラインギャラリー( http://gallery.nikon-image.com/105968023/ )で活動風景を御覧ください.
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まつたけ山復活させ隊 活動予定日 
        2013年5月から8月

回     開催日  報告担当者    男厨シェフ
390    5月24日    金    三輪    
391    6月01日    土    宮崎    内田
392    6月07日    金    内田    
393    6月15日    土    榎本    京都精華大学 地域環境論受講学生 16名参加
394    6月21日    金    三輪    
395    6月29日    土    宮崎    
396    7月05日    金    内田    杉山
397    7月13日    土    榎本    
398    7月19日    金    三輪    
399    7月27日    土    内田    
400    8月02日    金    宮崎    川崎 400回記念 祝賀会 
401    8月10日    土    榎本    
402    8月16日    金    三輪    
403    8月24日    土    内田    
404    8月31日    土    宮崎    京都造形芸術大学学生参加

10月中ごろ  京町家でまつたけを味わいポスト民芸を語る 岩倉焼き展示会 開催を予定 
        近藤先生、若林先生(京在住建築家)と陶芸班のメンバーによる討論
        岩倉焼の器で ぐい呑み~お酒+岩倉焼の器~まつたけ料理(岩泉産)を味わう(要参加費).
        意味のある楽しいことになると思います(担当内田正明さん).

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から,終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.参加者には現在、食材費(実費)+消耗品費として400円を徴収.見学者は500円(施設等利用料を含む)徴収.

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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§カンパありがとう!
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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