まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER 485

2010年03月06日 |  マツタケの林地栽培 
今日も雨だった。雨も格別の楽しみや作業が多い。
 
       まつたけ復活・里山再生市民運動


 3月6日(土)、19名の方々が参加しました。
榎本さん、前田さん、森さん、小原さん、宮崎さん、堀井さん、橋本さん、大久保さん、小林さん、中野さん、有山さん、三輪さん、山田さん、吉村さん、猫田さん、石原さん、池内(正)さん、池内(恒)さん、それと提供参加ツトムちゃんとなっています。

 新鮮なねぎ、しいたけ。たくさんの方がカンパし、持ち帰りました。


 雨の中、松を育てるために活動する。


 溝を整備し、環境整備。


 錆びた鉄板は、錆び落としされ、使用可能に。


道具、工具の整備。


木工作業。


作業の後は、そば飯。


美味しい食べ物。ゆず茶。


食事


焼きそばに、かす汁。ご飯も。





<注意があります。>
不用品持込禁止です。


釘のついた木は、燃やした後、堆肥にする時に怪我の危険があります。
よろしく。

<回顧>
 先日、まつたけ十字軍の資料を見ていました。下記は第4回の活動風景。
香川山には、何もなく、みんな弁当を持ってきて食べていました。
この日も雨でした。
 「少し雨が小降りになった4時過ぎ、テントなどを撤収して解散.」
と書かれています。


 今年はさらに夢を持って山作業。
 環境はすごく整って拡がりを持っています。

 楽しみです。
(池内)

§開催予定日 2010年3月-4月
活動場所は岩倉香川山. 活動開始は、午前10時頃.終わりは午後4時頃.
第230回03月12日(金)ブログ報告:榎本
第231回03月20日(土)ブログ報告:三輪
第232回03月26日(金)ブログ報告:宮崎
第233回04月02日(金)ブログ報告:榎本
第234回04月10日(土)ブログ報告:池内
第235回04月16日(金)ブログ報告:三輪
第236回04月24日(土)ブログ報告:榎本
第237回04月30日(金)ブログ報告:宮崎

§まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.
私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用は、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込まれるように最大限努力する.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.時折のイヴェントや開催日の昼食タイムに集まることによって、作業など情報を共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、木を伐る人・運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、設備を造る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などすべての参加者が、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを第一義的に置きつつ、また、全国の読者の支援で維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

§主 催
まつたけ山復活させ隊・まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
コメント
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