まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第148(追加)号-

2006年10月22日 |  マツタケの林地栽培 
亀岡もこうだといいのだが・・・・・





10月23日は、待望のマツタケ観察会である.
観察が終了しまつたけ入りのスキヤキが終わるまでは小雨であって欲しい.
岩倉では、我々は強運の内に活動が続けられている.明日もそうであろう!

兵庫三田市の丹羽(丹波屋)さんからスキヤキにと差し入れが届いているそうです.彼のメールから『明日の亀岡の件ですが、出席は適わないのですが皆さんのスキヤキに気持ちばかりの秋の味覚(松茸ではありませんが)を差し入れさせて頂こうと思います。』

まつたけ十字軍岩手の小沢さんから、今年のまつたけで作った『まつたけ酒』が届いています.

丹羽さん!そして小沢さん! ありがとう、いただきます.



第62回(10月12日) 活動報告が宮崎 昭さんから写真とともに寄せられましたので掲載いたします.

調理班と営繕班を現地に残し、11時過ぎから玉城山へ。車が少なかったため現地まで約3キロの道のりを歩いていく健脚の方も多数おられました。

今回は石原さんもベースキャンプ待機組で、吉村先生を筆頭に声の大きい方々も不在のせいか(失礼)、比較的静かに淡々と作業は進められました。共同通信の取材がありましたが午前中で帰られたようでした。

赤松林除間伐整備班、木場道と番線野猿設置班、道路堰堤整備班に分かれ、午前の部は12時半まで作業。昼にいったんベースキャンプに戻り調理班心づくしの昼食をいただく。メニューは炊き込みご飯カレー風味、厚揚げ入りブタ汁、サワラの焼き物、ポテトサラダ、他。午後、再び現地に移動し3時半まで作業し引き上げました。

現地には山主の玉城さんと兄上も見えられ、ご一緒に作業をしていただきました。玉城さんのお話では、「昔は父親に連れられよく山歩きをしていた。赤松林の整備もさせられ地掻きしたラインに沿ってマツタケがたくさん発生していたものだ。現在はなかなか手入れも行き届かないが、エリア周辺の山では今でも兄が年5、6本はマツタケを採ってくる」とのこと。希望と期待が沸いてくるお話でした。

玉城理論によると「マツタケの胞子が赤松の根に感染するためには適度の地掻きが必要で、それも赤松直下ではなく根が広がっている部分を地掻きするのが効果的。」とのことで、来年への期待をこめて絨毯のように積もった腐植層を取り除く見本実験エリアの整備も行いました。

この地掻き作業、昨年秋から今年夏にかけての、ベースキャンプ香川山での作業ではクワが網の目のような根っこに引っかかって大変しんどい作業でした。しかし今回、ちょっとした発見がありました。山菜取り用のナイフで腐植層の裏を、獣の皮を剥ぐように切り剥がしながら行うと比較的作業が楽であることが分かりました。それでもしんどいことはしんどい作業ではありますが(^^;。次回からはこの山菜ナイフをいくつか準備して地掻き作業をやろうということになりました。

立ち木密集地での伐採ではかかり木になってしまうことが多く、これから太い木の伐採も行うことになると一歩間違えれば不測の事態にもつながりかねないので注意が必要です。

木場道には吉川さん寄贈のロープや金具を使って榎本さん、浅沼さんらの「木場道と番線野猿設置班」により搬出用の番線が取り付けられました。

地道な作業ですが、自動車の通行も困難だった道路も道路堰堤整備班によりわだちや段差の修正整備が進みずいぶん通りやすくなりました。

ベースキャンプの道具小屋も中城さんはじめ営繕班により小物収納などが整備されますます使い勝手が良くなっています。畑では夏野菜が、タマネギ、菊菜、ジャガイモ他の季節野菜に植え換えられつつあります。

お茶の生育は順調のようですが、北畝の方が南畝の方より明らかに生育が良いです。なぜなのでしょう?「北畝の方が肥料がたくさん入っている」という声もありましたが、林屋さん、実際のところどうなのでしょうか?

<写真の見方>
皆さんの活動の様子は、このブログの左下にあるBookmarkのマツタケ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、ここ1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.

Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、右クリックで保存されたい. 





主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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