まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第145号(補整版)-

2006年10月10日 |  マツタケの林地栽培 
鈴の音も清らかに練り歩く吉川さん(撮影は杉山廣行さん)





第62回(10月12日)開催のお知らせ

 めっきり涼しくなり、秋祭りが盛んである. 9日、吉川さんの剣鉾が粟田神社に舞った.メンバー12人が鑑賞.
 各地でキンモクセイも咲き、丹波のマツタケも盛んと聞く.岩倉でも京まつたけの走りを見つけたいものである.探してみましょう!!
 
前回(6日)は、林が濡れているため、山の作業が中止されたが、今回は玉城山でアカマツ林の手入れをしましょう.午前と午後の作業となります.
この作業は、林業の山の手入れとは異なり、どちらかと言えば庭造りの作業に似ていて、細かい作業が要求される.アカマツ林でマツタケを栽培するためで、アカマツやマツタケの生理生態に適う林作りで無ければならない.マツタケが生活できないアカマツ林にすることがないようにして欲しい. 
当然、樹を倒す作業など危険さは林業と全く変わらない.宮崎報告(143号参照)にもあったように、船頭多くして、作業の邪魔になっていることを慎みたい.
 
<お知らせコーナー>
1)10月12日に、日経新聞社京都支局の取材があります.

2)10月23日(月)、丹波まつたけの本場亀岡で今西山のマツタケ観察会を催します.
45人乗りのバスが京都駅八条口に午前8時40分、烏丸御池に9時頃、JR馬堀駅で10時過ぎに待っています.参加費は、かしわのスキヤキ(ビール付、強運だとまつたけ入り)代2000円とバス代1500円(40人の参加のとき)で計3500円です.要予約です(担当石原まで).朝日新聞大阪本社の取材予定.

3)新しい毒キノコの話が京都府南丹振興局の藤田 徹氏から寄せられました.
『なんでもカヤタケ属のきのこで、「首まわりを中心とした発汗、指先のしびれと痛み、視覚障害」を起こすと思われる、ということで、実物を見た人(森総研の根田さん)によると、「フィールドベスト図鑑 日本の毒きのこ」の90頁で紹介されているClitocybe dealbataによく似ているということです。』
メーリングリストで流れている情報からすると白いきのこらしいです。そちらでもご注意ください。
インターネットで学名を検索したら、いくつか絵や写真があり、全体が白くカサがくぼんだきのこでした。下のアドレス等に写真があります。
http://www.rogersmushrooms.com/gallery/DisplayBlock~bid~5788.asp』

<メール便り>
1)山本 淳司(山口県)さんから
我が家の裏山も少しずつですが、堆積物を畑に降ろし、木々を炭窯へ入れつつ、往年のアカマツ林目指して変身させております。ただ、あまりにも今までの放置が長く、今年は当然ながらマツタケの気配はありません。しかし、負けずに細々とやっていこうと思っています。さて、松葉の堆肥ですが、分解しにくく畑には不向きと思っていたのが、古老の助言でサツマイモの堆肥及びマルチに利用したところ、立派な甘いサツマイモが収穫できました。酸性土壌への相性の良さなのでしょうか。昔から我が島が「イモ島」と呼ばれた理由が分かったような気がしました。「マツタケ」と「サツマイモ」は、古老の時代は嫌という程「食べさせられた」そうです。
寒い山仕事には「いい?」季節になってきましたが、御自愛下さいませ。今から極早生ミカンの収穫に行ってまいります。

2)堀田 和裕(名古屋市)さんから
大変ご無沙汰致しております。
お目にかかったのは以前、田端先生の里山研究会の講演会の1度だけと思いますが、その時のお話しを私達の業界の機関誌に投稿して頂いたことがあります。憶えておられますでしょうか。 京都へ戻られてマッタケ十字軍を結成?し里山の復興に取り組んでおられるとのことを知り、早速ご連絡させて頂いた次第です。 少々遠いため実際の作業にはなかなか参加できませんが、1万円ほど先日寄付させて頂きました。 里山の再生といっても「言うは安く行うは難し」の最たるものですが、里山の管理で収入が得られるマッタケは有望と思います。失業対策で公共事業に組み込めばよいと思うのですが、なかなかそうならないのが日本です。マッタケの値段も以前に比べて数倍になっているようで、期待しています。先生のますますのご活躍をお祈りしています。 機会があればいづれお訪ねしたいと思っています。ご指導ご鞭撻の程今後とも宜しくお願い申し上げます。 

3)松本 仁(京都)さんから
今日(9日)の日本経済新聞にまつたけ十字軍が出ていますので、速報します。かね松老舗の上田耕司氏の書かれたものです。以下、原文を転記します。
”我が地元の京都でも「まつたけ十字軍」が運動を展開中だ。「聖地奪還」でなく、マツタケの採れる山を取り戻そうという趣旨だ。京大で三年先輩だった吉村文彦農学博士が音頭を取り、洛北の里山再生に取り組んでいる。”
 学生時代に錦でマツタケだけを売っているお店を見た記憶があります。あのお店が、かね松老舗だったのでしょうか。

4)小泉義廣(福井)さんから
先日は十字軍に始めて参加させていただきありがとう御座いました。また、美味しい松茸を、食べさせていただきありがとう御座いました。楽しく活動されて居るのを見て嬉しい気持ちになりました。私は松茸のことは、まったくの素人ですが、松茸は、大好きです。仕事で、なかなか参加出来ませんが、頑張っている吉村先生やみなさん見て居ますと、何かうらやましい気持ちになります。さて10月23日は、是非参加させていただきます。

4)井上 勝さんから、岩倉の現状から、陸稲作りを始めたいとメール(岩倉掲示板参照).


第62回 開催 要項
1)実施日    2006年10月12日(木)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋、ヘルメット.
5)用意するもの お椀と箸とコップと食材費(200円程度)+α、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停「06」番)から、 
阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車
          (加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合   京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、
          本日の作業は原則中止ですが、皆さんは、雨の中でも、雪でも集まって楽し
          んでいます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

10-11月の作業日のおしらせ

第63回活動日:10月20日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第64回活動日:10月23日(月) 丹波まつたけの里、亀岡今西山観察会 
     集合時刻などは本文お知らせコーナー参照.  朝日新聞社の取材予定
第65回活動日:10月27日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第66回活動日:11月04日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第67回活動日:11月10日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第68回活動日:11月16日(木) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第69回活動日:11月25日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分  
第70回活動日:12月01日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分


寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
コメント
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