まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-第148号-

2006年10月21日 |  マツタケの林地栽培 
小沢さんのお孫さんと久慈山根マツタケ(250g)







第63回(10月20日) 活動報告と第64回今西山観察会開催のお知らせ
 
 先ほど岩手県久慈市から帰ってきた.久慈市民会館(アンバーホール)で、かの小澤征爾氏も何度も公演されているところであり、そこの美しく立派な小ホールである.『創ろう 育てよう マツタケ山』と銘うった“マツタケ山環境整備実証事業報告会で基調講演を済ませてきたわけである.
前回の岩倉欠席は、岩手県立大野高校生によるまつたけ山づくりの話を聞くためであったが、今回は岩手県立東久慈高校生が、久慈市小久慈にある市有林で実施したマツタケ山作りの報告であった.高校生は、パワーポイントを用いて里山の現況と彼らの手入れ作業の結果を堂々と報告していた.今年は、マツタケも不作でお目にかかることは出来なかったそうだが、彼らの後輩が、きっと、先輩の活動の大成果をものにするだろうという予感を得た.
開催にあたり諸々の準備を戴いた久慈市の職員の方々に、御礼を申し上げます.

もう一つの課題は、前回岩泉町で、小沢一男さん(上記報告会のパネラー)とまつたけ十字軍運動のメンバーとが顔を合わせた際に、約束していた「まつたけ十字軍運動岩手(仮)」を組織化する話の進捗状況を彼に伺うことであった.これには、久慈市や久慈地方森林組合が全面的に協力をしてくださることになり、来年は、京都から、久慈市で交流会を持つ方向で努力しようと確認をしてきた.

第63回の報告が石原さんから送られているので転載して報告とする.
  
 天候 曇り.参加メンバー(敬称略)    
中居・小長谷・大井・橋本(敏)・中広・三輪・浅沼・三品・大久保・宮崎・松浦・中川・中城・榎本・森・岡阪・周田・小吹・藤井・河村・石原・阿閉・大島・有山・玉城・猫田・加藤・大月・井上・黒田(新人)
 共同通信の記者が玉城山へ同行、午前中で帰ったみたい? 計31名の参加。
 かなり早い時間より一人二人と集合されていた様子、カマドの火は熾り枯れ松は炎を上げていました、気の逸る人がすでに玉城山へ向かっていた、Mさんに事故のない様に指導を頼むが「大人のやんちゃ坊主は中々思うようには」と肩をすぼめられていた。
 午前中はMさんの指揮で玉城山の整備作業と周辺での「まつたけ」観察に21名が参加。 10月の晴天続きで微かな「まつたけ」の臭いはすれど我々では見つけることは出来ませんでした、熊らしい足跡に遭遇、しばらくは山入りに熊よけの鈴を用意した方が良いのでは。
 一緒に山へ入った山主が以前によく「まつたけ」の出た当たりを見回るも成果はなかった、かっての赤松が無惨に朽ちて欅の大木や檜が侵略しているらしい、その大木を切るには京都市の風致地区に指定されていて、そこが国際会議場からの景観指定も受けている関係で伐採には申告許可が必要とか、行政は山や自然にも網を掛けて景観保全に目を光らしているらしい。
 バブルの頃の乱開発に懲りて、行政当局は「羮に懲りて膾を吹く」式に為にする自然保護や里山再生を理解していない様子、善なる人民の行動を理解せず監視干渉する、権力の独りよがりで自然の営みをを無視した横暴権力では?
 昼は、メンバーによる炊き込みご飯菜っ葉汁サワラの塩焼きで23日(今西山観察会)の話で食が進みました。
 午後にも食事カタズケを残し「まつたけ」ハイウエーの整備、赤松残存部の中小ケイ木伐採、伐採木の片付け、30数年の山の垢をそぐ仕事はマダマダ続きます。
 Iさんがベースキャンプで小麦を作って手打ちうどんを食べようと畑の畝作りに挑戦、遅くまでコツコツと野良仕事、率先垂範の精神でやっておられるので皆さんもご理解を。
 Kさんがイタリアキノコ(美味らしい)を手みやげに久し振りの登場、岩倉在住のKさん(女性)が新メンバーとして参加されます、私の散歩コースですので「気軽にやらしていただくハ」
 23日の今西山観察会も50人以上の参加になり、「まつたけ」の虜になったか、里山再生運動は毎回新メンバーを迎えて充実の道、今回吉村主幹は岩手県久慈で講演に呼ばれ東奔西走の忙しさ、岩倉に集う皆様にとって心の健康は保証された一日でした。

第64回の活動は、10月23日(月)である.
 丹波まつたけの亀岡・今西山でマツタケとアカマツ林の観察である. 皆さんは、恐らく雨で流れるのではないかとヤキモキされているだろう.予報は、曇り時々雨である.当然決行である.今西山は、岩倉より雨対策が整備されている.しかし、傘か雨合羽は持参してくださるようにお願いします.万が一の欠席には、石原さん(075-331-4516)に連絡されたい.


寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

コメント
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