インターネットラジオでハワイアンを聴きながら、原稿を書く。
どこかのタレントたちがロケする台本。
どこかのタレントたちがスタジオでトークする台本。
どこかの俳優たちが演じるドラマのプロット。
そういった雑多な書き物をこなしていく。
苦はない。
慣れてしまっているのだ。
僕が聴くのは、HawaiianRainbow.comだ。
24時間、ひたすらハワイアンを流してくれる。
そういえば、もう何年もハワイに行っていない。
最後に行ったのはいつだっただろう。
それさえもう思い出せない。
遙か昔のことだった気がする。
過去の記憶はすべてぼんやりとしてしまった。
風呂に入る。
今日の入浴剤は「秋田 乳頭の湯」だ。
浴槽が乳白色の湯に満たされる。
僕が風呂に入っていると、二匹の猫がやってくる。
浴槽の縁に上り、僕が入浴しているのをじっと見ている。
今は、猫と三人暮らし。
満たされてはいない。
だが、不満もない。
すべてが、ごくシンプルに流れていくだけだ。
ライムをひとかけら入れて、コロナビールを飲む。
リビングのテレビで「LOSTシーズン3」を数話観る。
仕事部屋に戻って、再びMacに向かう。
キーボードをパタパタと打つ。
ハワイアンはどこまでも美しい。
歌は、美しい海や山、生き物や草木、人々の心を讃える。
ネガティブな要素はなにひとつ歌わない。
いつのまにか、世界が寝静まった。
それは僕の人生の、ある日、あるとき、ある時間。
句読点を打つ価値なんてなにもない、ただの1日だ。
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