ようやく映画館に映画を観に行くことが出来た。
せっかくなので、まとめて2本観てきた。
1本目に選んだのは、細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』
まずはその感想。
僕は細田監督の作る映画がとにかく好きなんだと思う。
だって、上映中ずっと感動していたのだ。
最初の5分ぐらいでもう泣きそうだった。
途中何度も涙がにじんだ。
前作『サマーウォーズ』に比べると、いくぶん『?』に思う部分が多数あったけど、それでも点数を付けるなら100点。
客観的に言うと70点ぐらいの映画なんだけど、個人的には100点。
映画的な欠点を補ってあまりある1シーン1シーンの美しさにとことん酔いしれた。
つっこもうと思えばいろいろあるだろうけど、些細なことを気にする無粋な批判精神なんてこの際どうでもいいのだ。
とにかく、素晴らしいものは素晴らしいのだ。
心の底から細田守監督は天才だと思う。
もっともっと映画を作って欲しい。
もっともっと細田アニメが観たい。
素晴らしすぎて論じることすらおこがましいわい。
星5つ。★★★★★
いや、これが星5つだと『サマーウォーズ』は星7つとかになっちゃうな。
じゃあ、星4つ。★★★★
Blu-rayが出たら即購入し、5回は観るだろう。
ブラボー。
映画館に観に行って良かった。
もう1本に選んだのは『ダークナイト・ライジング』
クリストファー・ノーラン監督のバットマン完結編。
その感想。
ひとことでいえば、つまらなかった。
それも致命的につまらないので、途中で気の毒になってきた。
どうしたんだろう?
この監督は優秀だと思っていたのだが、悩んじゃったのかな?
致命的に説明不足な点が多い上に、致命的な自己満足ぶりで、長いわりに盛り上がらなくって……
なんとなく雰囲気だけはすごいので観客もなんだか呆気にとられてじっと観ているんだけど、冷静に考えたらつまんない。
そんな感じの映画だった。
このノーラン監督は『ダークナイト』が高評価で、その次の『インセプション』もアカデミー作品賞にノミネートされて評価が高かったんだけど、この『ダークナイト・ライジング』を観たあとでよくよく考えると、『ダークナイト』も『インセプション』も雰囲気だけはすごいんだけど、あとには何も残らない自己満映画だったような気がしてきちゃったから面白い。
ていうか、今になって明白になったが、僕はこの監督の映画が好きじゃないのだ。
『ダークナイト』も『インセプション』も当時の高評価な触れ込みにダマされて、いい映画だったように今まで自分に言い聞かせてきたけど、よく考えたらそうでもないな。
長くて、暗くて、説明不足で、自己満映像のオンパレードで、雰囲気だけ高尚な、はっきりいっちゃったら駄作なんじゃねーの?
『ダークナイト』も『インセプション』も「ダークナイト・ライジング』もまとめて、つまんねーわ。
『おおかみこどもの雨と雪』の直後に観たからなおさらつまらなかったのかもしれんが。
星2つ。★★
これはBlu-rayが出ても2度と観ない映画だな。
以下ネタバレになるが。
結局ブルース・ウェインは生きてんの、死んだの?
あまりにつまらなかったので、ラストのその辺を見逃した。
誰か教えてくれ。
あと、前作『ダークナイト』でせっかく生まれたトゥーフェイス(デント検事)は、どうなったの?
いきなり8年も話をすっ飛ばされても、こちとら納得いかねーんですけど?
なんかその辺もずいぶんな自己満足というか、自分勝手だな、と思うよ。
あとは『アベンジャーズ』と『プロメテウス』と『アメイジング・スパイダーマン』を観に行かなきゃならん。
いや、映画館では『アベンジャーズ』だけ観ればいいかもしれん。
あとの2本はBlu-rayでいいや、と、長年映画を観てきた勘が告げているのだ。
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執事のフィレンツェのエピソードがフリに
なってて、アンハサウェイとカフェにいる
ところを執事が目撃するというシーンです。
つまり、財産や名声などすべて犠牲にして
愛する人とお茶をしてるという。
私はあのシーンで思わず泣いちゃいました。
あのシーンを見逃してるなら駄作認定も
仕方ないですね。
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