そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





ジーンズの写真だ。
これは僕のはいているジーンズの中の1本だ。

この膝の穴。
購入当初から開いていた。
いわゆるダメージ加工だ。

だが、その穴の上に見える部分。
裂け目があったのが分かるだろうか?
縫ってあるのが分かるだろうか?
修繕してあるのが分かるだろうか?
ダメージのところからダメージが広がったので、お直しショップに依頼して直してもらったのだ。

ところが、店員さんに対する説明が難しかった。
店員さんは50代、いや60代かな、の結構なご年配のおばちゃんだったからだ。

僕 「裂け目が広がったところを直して欲しいんです」
店員「はいはい、この部分、閉じるのね」
僕 「いやでも、穴はそもそも開いてたんで閉じずに」
店員「穴は閉じないの?」
僕 「はい、裂け目だけ閉じて下さい」
店員「なんで?」
僕 「いや、この穴はデザインで開けてあるんで」
店員「へぇ~」

こんな感じだ。
おばちゃん世代の店員さんには、ダメージ加工のダメージと本当のダメージの差なんて、ないのだ。

たしかに……
もし30年前にこんなジーンズを履いていたら、「穴の開いたジーパンなんて履いて格好悪い」と後ろ指指されたに違いない。
友達が穴の開いたジーンズを履いていたら「どれだけ貧乏なんだアイツ」と同情していたかも知れない。
そりゃ、おばちゃん世代には理解出来ないだろう。
ファッションの進化というのは恐ろしいものだ。

なので……
逆にいえば30年後、どんな奇抜なファッションが流行っているか分かりゃしないのだ。
全裸が流行っているかも知れない。
公園で全裸とか、が。
ま、別にこんなことが書きたかったわけではないが。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )



« トイレの扉 重力ピエロ »