そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





仕方ないから義務的に観てきました。
ハン・ソロとかいう映画。
スター・ウォーズのスピンオフ外伝ですね。
ディズニーが商魂たくましく毎年発表するスター・ウォーズの最新作です。
その感想。

こんなのそもそもスター・ウォーズになっていないし、そもそもハン・ソロでもない。
しかも単体の映画としても成立していないし、ひどくつまらない。
完全な凡作。
星1つ。★
観る価値無しです。

問題点はたくさんありますが、大きくいうと2つ。

ひとつ目……ストーリーに起承転結がない。
大きなタテ軸が何もなく、散発的に物語がなんとなーく前に進んでいきます。
いったいどこに向かっているのか、なにを目指しているのかが常に曖昧で、いつ終わってもいい物語。
それがいつまでもダラダラと続き、唐突にわけの分からない終わり方をします。
最悪です。
なんの話だったのか、今説明しろといわれでも説明できない。
なぜならお話なんて何もないからです。
主人公はなにも成長せず、なにも変化しない。
つまりドラマがない。
こんなの映画じゃないです。
ただ節操なくドンパチと裏切りが続くだけです。

ふたつ目……この主人公はハン・ソロではない。
まず顔もしぐさも性格も何もかも似ていない。
そもそも制作陣がバカだから似せる気がないのでしょう。
なので、知らんアンちゃんのどうでもいい話をずっと観させられているだけ。
隣にチューバッカがいるのでギリギリあれがハン・ソロなのかもなぁと思えますが、そのチューバッカも本物に比べると背が低いし細身過ぎ。
いちばん問題なのは今回のハン・ソロの性格です。
ハン・ソロはあんないい人間ではない。
いい人間ではなかった小悪党が改心するから感動したはずの「エビソード4」がこれでは台無しです。
「新たなる希望」のカンティーナで初登場したときのハン・ソロ、あの小悪党な感じに直接繋がるような性格描写、セリフのチョイス、表情の作り方、それが出来ていない時点でディズニーの制作陣は「無能」と断定していいでしょう(あのときのハン、めっちゃ格好いいんだよ!あのハンの若い時をやってくれよバカかよディズニーはよ!)。

僕の中ではこの映画、もうなかったことにしました。
どうせBlu-ray買っても二度と観ませんし(最後のジェダイも二度と観てませんよw)。
ロン・ハワードもこんな脚本で急遽監督を押しつけられて、被害者だと思います。
今回の映画は全世界で盛大にコケているようで、大赤字だとか。
ザマーミロです。
ディズニーもこの赤字でスター・ウォーズのスピンオフ計画を見直すという噂ですが、むしろもう金輪際作らなくていいんじゃないですかね?
あいつらにまともな映画が作れると思ってませんからね、僕は、もはや。
とくにキャスリーン・ケネディですけど、戦犯は。

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