寒中とは思えない穏やかな日です。
窓を全開、換気扇を回しながら寒餅(なまこ餅)の製造が始まりました。
と言っても、今日の製造分は九州の小売店様の分です。
なまこ餅が出来るまでの工程をご紹介します。
秋田で完全無農薬栽培してもらったもち米を発芽させます。
せいろで蒸かします。
せいろ担当はIさん。
無口ですが、気は優しい力持ちです。
熱々です。
これを一つ目の餅つき機で搗きます。
この時、深層海塩ハイソルトを少し入れます。
杵と臼の間ははがき一枚。
餅の状態になったら、隣の餅つき機へ。
混ぜ物を全体に入れ込み、餅つき機を動かします。
この機械は、杵が臼まで力強く落ちます。
ズドン、ズドンと搗いてくれます。
搗き終えたら、計量し、のし板に。
この仕事は社長がやります。
熱い餅をちぎるので、毎年手が火傷の状態になります。
これを手早くなまこ型にします。
成形は、ネパール人のMさんと私です。
Mさんは、働き者でとても賢い奥さんです。
なまこ型になったら、隣のTさんの所へ送ります。
Tさんは、エプロンからズボンまで粉だらけにしてなまこの形を整えてくれます。
形が整ったら網にのせて冷やします。
出来上がったなまこ餅です。
事務のMちゃんが電話番をしてくれるので、安心して作業が出来ました。
1本1本、皆で丁寧に愛情を込めて作っています。