栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を5頭更新

2013-07-24 19:41:30 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を5頭更新しました~

繁殖の質的にも量的にもファーストシーズンリーディングとなるとさすがに難しいだろうとは思いつつも、でもみんなが思ってるよりはいい種牡馬になるんじゃないかというメッセージをこめて、「パーフェクト種牡馬辞典」の新種牡馬レビューではスウィフトカレントを推しておいたんですが、傍系異系の血も適度に取り込んだ良血で、シンプルな好配合で、そして競走馬としては長所と短所がハッキリしていた(完全無欠のチャンピオンではなかった)というのがいいのです

先週はサンダラスが函館で未勝利を勝ってましたが、この馬は母がマルゼンスキー≒Caerleon1×3、スウィフトカレント自身がHalo2×4だけにこういうクロスがうるさい牝馬との配合はあんまりオススメしないですが、それでもHalo的しなやかさとNijinsky的ストライドでちゃんと走る馬が出てるので、やっぱり悪くない種牡馬じゃないかと思ってます

昨日は昼間っから大通のビアガーデンへ(快晴でビールが進む進む)、ちょっと小休止して夜は家飲みに切り替えてサッカー観ながら、ダラダラダラダラ飲みつづけただけのダメ人間な一日でした…


 

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函館2歳S回顧~痛恨のハナ差も、野宿は回避

2013-07-22 19:44:43 | 血統予想

函館11R 函館2歳S
◎6.オールパーパス
○1.プラチナティアラ
▲15.クリスマス
△10.マイネルフォルス
×9.ファイトバック
注13.キタサンラブコール
◎はダイワメジャー×フレンチデピュティだからサンブルエミューズやガイヤースヴェルトと同じ組み合わせで、母ストラテジーはナスキロラトロの血を三つも持つのでダイワメジャーとの配合は合っている。体型は芝短距離で4勝した母に似ていて、体質はわりとナスキロ柔いのでベストは1400mだろうが、初戦の内容はこのメンバーでは威張れるし、追っての味もあるので、この牝系特有の揉まれ弱ささえ出なければ勝ち負けだろう。○は母父マイネルラヴが夏の洋芝1200mに強い血で、そのパワーを増幅した配合をしているし、やや体質は硬めで手先のパワーが強く、洋芝やダートでこそ狙いたいスプリンターといえる。初戦は外々を回らされるロスがあって度外視できるし、ハナに拘るタイプでもないから、時計や上がりのかかる決着なら好勝負になりそう。▲のスピードはここでも一番だろうが、一本気な逃げ先行が揃っただけに展開は楽ではなさそうだ。

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パドックを見たらキタサンラブコールはトモがユルユルでいかにも未完成、これじゃ先行すらできないだろうということで、馬券は◎→○▲△→○▲△×の3連単、あと◎→○△のワイドで勝負、岩田が3着を死守してくれれば何とかなったんですが、まあコメントどおり力は出し切っての4着でした

マイネルフォルスはちょっと筋肉の質はガテン系ですが馬っぷりはここに入っても見劣らず、連闘ですがむしろ使って上向いたかというぐらいの気配で、しかしレースではスタート後に寄られ、そこから終始外を回らされ、おまけに4角では大外に振られてと、かなりのロスが重なってしまい、「あれで最後きてるんやから、このメンバーでも5本の指には入るよ…」と慰めながら帰路に

各馬の血統解説については、「血統クリニック」を再掲しましたのでそちらを読んでください(あとプラチナティアラについては下記「プリサイスエンドの名牝系と…」のエントリも参照してください)

というわけでもう店じまいかという雰囲気でしたが、せっかくやから福島の最終もやって帰ろうかということで、小回りダ1700mなので「父中距離×母(母父)マイラー」の配合形で有力そうなトミケンユークアイシュガーヒルコスモシャンハイをまずピック、そこから母父アフリート魂で揉まれない外枠がプラスと思われるトミケンユークアイと、パドックでデキがよく見えたコスモシャンハイを1着に固定して組んだら、買った本人が驚くほどの完ぺきな当たり、これで野宿しないで済みました(・∀・)



所要時間3分ヤケクソ一発逆転狙い血統予想でも、当たるときは当たるもんです

宿は五稜郭にとったので、荷物を置いたあと腹ごなしに近所をブラブラしていたら、5時半ぐらいから地元民っぽい客がひっきりなしにのれんをくぐっていく居酒屋が目にとまり、ちょっとピンときたので入ってみたらこれが大当たり



居酒屋「気腹志」、外見はごくふつうの焼き鳥屋という雰囲気なんですが、刺身も焼きも魚介がハイレベルで、ホタテのヒモなんか絶品で甲殻類&貝類アレルギーのはずのオバチャンが美味い美味いと食らってました
旅先で食いもの屋で迷ったら、とにかく観光客でなく地元民で賑わってる店に入る、これ鉄則やん(・∀・)

今日のランチはまたも来訪「五島軒」、私は前夜の酒が残り気味であんまり絶好調じゃなかったので、「鹿肉のカレー」を軽くいっときました



前にも書きましたが、ここんちのカレーは家カレーの最高峰やと思います(ほんまに普通のカレーなんですが完成度が高すぎる)

プリサイスエンドの名牝系と、Shy Dancer≒Better Selfの米血パワー
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/d402ff0cd050b9b2d68515f97f7178e2

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血統クリニック~函館2歳S

2013-07-22 19:35:13 | 血統予想

「競馬総合チャンネル」では「血統クリニック」と題して、メインレースの出走予定馬の血統解説をしています(毎週木曜更新)
函館2歳Sはこんな感じです

◆ダイワメジャーの好配合馬
オールパーパスはダイワメジャー×フレンチデピュティだからサンブルエミューズやガイヤースヴェルトと同じ組み合わせ。母ストラテジーはフレンチデピュティ、Miswaki、Seattle Slewとナスキロラトロの血を三つも持つのでダイワメジャーとの配合は合っている。体型は芝短距離で4勝した母に似ていて、体質はわりとナスキロ柔いのでベストは1400mか。初戦の内容はこのメンバーでは威張れるし、追っての味もあるので、この牝系特有の揉まれ弱ささえ出なければ勝ち負けだろう。

◆洋芝向きのパワー型
プラチナティアラの母母ナナヨーストームは忘れな草に勝ち現フローラS2着、その全妹ナナヨーウイングはオークス2着でマーチSのナナヨーヒマワリの母。母ナナヨーティアラはマイネルラヴ産駒らしいスプリンターだった。そこにプリサイスエンドが配されてMr.Prospector4×4となったが、Man o'War系やLa Troienne系のパワーの血が張り巡らされていて、ちょっと体質は硬めで手先のパワーが強く、いかにも夏の洋芝に向いたパワースプリンターだ。初戦は外々を回らされるロスがあったし、ハナに拘るタイプでもないから、時計のかかる決着ならば好勝負になりそう。

◆黄金配合のローレルゲレイロ全弟
キタサンラブコールはローレルゲレイロの全弟で、ナスキロラトロとTom Foolのクロスを重ねた“キングヘイロー黄金配合”。まだ走りに集中していない感じで、牝系特有のトモの緩さもあってフワフワ走っていて、着差以上に余裕のある勝ちっぷりではあった。将来性ならこれかもしれないが、完成度という点では一歩譲るか。

バゴはNashwan産駒の凱旋門賞馬だが、Tom Rolfeの血を引くのでパワーで短距離を突進する仔も出す。クリスマスはRibotのクロスもあるのでTom Rolfeで突進するスプリンターに出たと考えられ、やはりRibotのクロスを持つサカジロロイヤルのようなイメージでいいだろう。Halo≒Cannonade5×4・4で手先も軽いが、追っての味や叩いた上積みでは上記馬に譲るか。道悪は鬼かもしれない。

マイネルフォルスはシルクメビウスの3/4弟で、全兄タオはダート短距離で2勝。母チャンネルワンはNorthern Dancer3×4とBusanda≒Relic3×4・5で確実にパワーを伝える繁殖牝馬だ。自身はReluctant Guest≒マルゼンスキーのニアリークロス3×3で、ゴールドアリュール産駒でこの配合パターンもタケミカヅチやトウカイパラダイスなどが出て成功している。ダートや洋芝でパワーを発揮するスプリンターで、もう少し俊敏さがあればいいのだが、初戦で追ってしぶといところもみせたので印は回したい。

ファイトバックはオールアズワンの3/4弟で、父がネオユニヴァースからアドマイヤジャパンに替った。こちらはDanzigの血がむき出しになったかのようなスプリンター体型で、母からは洋芝向きのパワーを受け継ぎ、手堅い好位差しで大崩れはなさそうだ。

ファソンはHalo≒Red God4・5×4のスピードで一気に逃げ切り。ネオユニヴァースの近親で父母から粘り強い欧州血脈も受けているが、母がLe Fabuleux≒Worden3×6で自身はWild Risk4×4・7だから、カッとなりやすい気性で単調なところはあるかもしれない。

ビービーブレインはカノヤザクラの甥で、父も同じバクシンオーだから3/4同血の間柄。こちらは母父にBlushing Groom系アラジが入ったぶんカノヤザクラより体質は柔らかい。スピードは通用するが、これも母父からWild Risk3×4の激気性を受けているようで、ガーッと行ってしまうところはありそうだ。

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日曜のボツ予想~ステゴ黄金配合でバキューン

2013-07-21 08:11:24 | 血統予想

中京記念はマイルのフルゲートで何が逃げるのかが読みきれないというややこしいレースで、川田の◎セイクリッドセブンがまた先行するんじゃないかと、ならばここでも面白い…という結論で
ドリームパスポートの全弟で、母母がサッカーボーイ全妹ですからタマモ○○○プレイ兄弟やメルヴェイユドールとも3/4同血
このフジキセキ×ノーザンテースト×ロイヤルサッシュが外さない理由は昨日も書きましたが、全兄よりも体型はノーザンテースト的で、しかしストライドの伸び方はLe Fabuleux≒Wordenの影響が大
マツパク師が「以前はテンションが高くケイコでもかかり気味だったが今はそんなことない」という激気性もおそらくWild Risk譲りで、落ち着きが出て前で折り合えるようになったのだとすれば、ここは川田で再度先行濃厚、なんなら逃げてもいいよという構えだろうし、1000万下の2勝はともに阪神マイルでもともと高速決着にならない外マイルがベストの馬だけに、ここは狙い目アリとみました
ドナウブルーはマイルCS3着やヴィクトリアマイル2着を持ちだすまでもなくマイルなら格上、問題は56キロよりも揉まれ弱い気性で、未だに馬群の中だと萎縮しているようなところはあり、ヴィクトリアマイルでも直線前にマイネイサベルがいるのでそれを抜こうとせず、しかしイサベルが伸びるぶんだけは同じ脚で伸び続けていました
だから4角先頭か2番手のときは[4.1.0.0]、2着は12年ヴィクトリアマイルで、ウチパクとのコンビでは関屋記念の番手抜け出しがあるだけにここは出してくる可能性大
シャイニーホークは六甲で◎にしたように折り合えば外マイルはベストなんですが、外枠でスローになると前走みたく持っていかれるかも…という心配も

福島TVオープンは◎ドリームバスケットミキノバンジョー
ドリバスは昨年のこのレースでも◎、当時のコメントを流用すると「小回り1800mの捲り勝負なら◎ドリームバスケットと○トランスワープの中山実績を信用する手で、◎はノーザンテースト≒Night Shiftというだけでなく、Lady AngelaにSabzy(Hyperion+Sarita)とAlibhaiも合わせていてテースト血脈増幅になっているステゴ産駒の成功パターン」
一つ付け加えると、エクスペディションやコスモプラチナなど母系にLyphardを持つステゴ産駒はなぜか夏馬が多く、この馬も6~9月は[3.3.0.3]、着外はエプソムCとオータムHと重の汐留特別で、中山と内回りと小回りの良では(レオアクティブがイン差しでレコ勝ちした開幕週のフルゲート8枠で大外を回らされたオータムHを除けば)全て馬券に絡んでおります
先行馬が少ないここは3番手有望、ヨシトミらしいマイルド捲りでも一変がありそう
その12年福島TVOPを逃げ切ったのがミキノバンジョーで、Roberto×Riverman×トウショウボーイというアウトラインがウオッカ的でマイラーではなく中距離馬だと書いてきたし、Flower Bowl≒Aureole≒Your Hostのニアリークロスだから中距離で前受すべきだとも書いてきたし、だからアンカツさんがAureola魂を呼び起こして義理の甥に置き土産した昨年七夕は◎にしたのです
さらに付け加えると、ウオッカのようなしなやかさはなくてグラスワンダー+Hyperionですから体質的にはアーネストリー的であまりストライドは伸びないので小回りベター、そしてそういう体質ですからどちらかというと暖かい時期に調子を上げるタイプでもある…と
で、これらの注文をすべて満たす条件=「夏場の小回り1800~2000m」に絞り込むと⑤⑦③①④①①、⑦は+12で明らかにオーバーウェイトの12年小倉記念、⑤はトゥニーポートの捨て身のHペース逃げに巻き込まれた12年小倉日経OP、マイペース先行ならオープン級でもだいたい馬券になってます
ともに6歳で老け込むような血統でもないし、夏場の良馬場の小回り1800mでは凡走したことがない昨年の1,2着馬が現在7人気と4人気、ちょっと奥さん、ワイドでも800円つきまっせ

八雲は◎アイスフォーリス
ノーザンテースト≒Vice Regent4×5で母母にはAureoleやFlower Bowlが入り、ノーザンテースト~Lady Angela増幅の「ステゴ黄金配合」
母系がパワー型すぎてちょっと体質は硬く手先だけで走っているので、本質は小回り向きだし洋芝はもちろん合うタイプ、岩田が○ゼロスを目標にバキューンと捲るでしょう

立待岬は△メジロツボネが逃げて△ワキノブレイブとレッドエレンシアはどこかで内に入れたいところですが、ふつうに考えれば○メイショウヒデタダと▲カディーシャと◎ジャーエスペランサの好位イン取り合いで、そういうつばぜり合いで岩田が川島津村に後れをとるとはちょっと考えにくい
出していけばヒデタダも互角の出脚はあると思うし再度これでいく手も考えたんですが、前走イン差しで好走してるだけに、岩田がバキューンと切れ込んできたら引くんやろうなあ…と

函館空港に着くのが11時すぎ、ニシノマテンロウが出る新馬にはちょっと間に合わないですが、中京平場は7Rサダムコーテイ(ウォーエン黄金配合で前走は前詰まりでアウト)→フルーキー(ランリョーオーより好配合のRedoute’s Choiceで前走は押さえすぎてアウト)の単コロでも買っときますか

ではこれから函館へ、一泊して月曜の夜帰ってくるので、回顧等はそれからということで…
「フォルスが3着までに入ったらエエ宿に泊まろう」というメールがきてたので、複勝ガツンといくつもりやな(・∀・)

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「家の履歴書」藤田伸二が面白い

2013-07-20 18:24:56 | その他

「騎手の一分」がえらい売れてるというので私もちょっと前に購入して読んでみましたが、感想としては競馬ブック誌「一筆啓上」で野元賢一さんが書いておられたのとだいたい同じで、思ったほどパンチきいてないな~というのが正直なところでした

しかしさっきナシゴレンを食らいながら「週刊文春」を読んでいたら(エミーズキッチンのナシゴレンはもう35回ぐらい食ってるけどまったく飽きない、また1ヶ月後ぐらいにぜったい食いたくなるのです)、「家の履歴書」に藤田伸二が登場していて、生い立ちから今日に至るまでをザッと回顧してて、こっちのほうがぜんぜんオモロイがな(・∀・)興味ある方は今週の文春読んでみてください

ユタカも完全復活を遂げた今、そのユタカに一番近いところにいると言われた男が、波瀾万丈の人生を腕一本鞭一本でのし上がってきた藤田伸二が、このままフェードアウトというのはやっぱりもったいない

フサイチコンコルドやシルクジャスティスやアサクサデンエンでうならされてきた世代としては、もう一度大きな舞台で藤田にうならされてみたいもんやと、ナシゴレンをハフハフしながらそんなことを思ってました

でもキタサンラブコールは◎ではないですけどね(^ ^;)では中京2歳Sをボチボチ煮詰めますか

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土曜のレース回顧~ディープ×スタミナの持続力

2013-07-20 15:44:53 | 血統予想

中京9R 渥美特別
◎6.カレンバッドボーイ
○17.サンライズタイセイ
▲18.ダイワユニティー
△7.ベンジャミン
△8.アドマイヤバートン
◎は前走も◎にしたが、上がりの競馬でちょっと反応が悪かった。ディープ×フレンチデピュティで母母にノーザンダンサーとオルオールとラトロワンヌが入るから、配合パターンはボレアス=マウントシャスタ=カミノタサハラ三兄弟と似ているが、バークレア≒オリオール的な持続力が強いという意味ではカミノタサハラに似たタイプで、距離延長とタフな馬場で今度は決めたい。8枠のディープ2頭も長くいい脚を使うタイプだけに今の中京は合っている。

函館10R 横津岳特別
◎9.オムニバス
○7.プロフェッサー
▲4.パッシフローラ
△3.フレージャパン
×14.カッパドキア
注8.ローリングストーン
注11.スリーヴェローチェ
◎の父オーソライズドは英ダービー馬でモンジュー×ソーマレズと凱旋門賞馬同士の配合でもあるが、日本の高速馬場では重厚すぎて苦戦するサドラー系の典型のような血統だ。一方母はゴーンウエスト×ダンジグでボールドルーラー4×4と米血スピードでまとめたマイラーで、このように「父中距離×母マイラー」の配合は小回り向きの先行捲り脚質になりやすい。前走の勝ち時計2.40.2は前週の駒ヶ岳アドマイヤバラードの2.40.1に匹敵する好時計で、過去5年の函館芝2600m戦で最速はゴールデンハインドの10年横津岳2.39.4で二番目がトウカイメロディの10年みなみ北海道2.40.1、この2頭はどちらもオープン馬。今年の函館芝は例年になく時計が出ていることを考慮しても、500万下なら即勝ち負けぐらいの裏付けはあるし、4角手前からスルスルと上がっていくときの脚はなかなか速く、「母のスピードで捲って父のスタミナで粘る」という血統どおりの長め中距離馬だということがわかった。○▲も母系のサドラーのスタミナが表現されているだけに、距離延長でプラスが見込める。

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明日は10時半の飛行機なので朝8時半出発かな、あんまりギリギリまで予想してる時間がないので、回顧はサラリとやって日曜の予想にさっそくとりかかります

中京5の新馬は素質馬2頭の叩き合いとなりましたが、これはやっぱり2頭の母、スキッフルとチャールストンハーバーの血統表を改めてご覧いただきたいですね~
どちらも強力な相似配合で自己主張が強く、たとえ父がディープでなくても、「スキッフルの仔だから」「チャールストンハーバーの仔だから」というだけでオープン馬を出せるだけの配合をしています

福島ではダーレーのコマンズがJRA初勝利、やっぱりデインヒル系らしい硬さのあるパワースプリンターという感じですが、コマンズは母系がPetitionにRelicにKlaironにHurry Onと異系傍系で固めているので、殿下の良血牝馬との配合に向いている種牡馬ではあります

カレンバッドボーイのユタカは直線で満を持して大外に持ちだすのかと思ったら馬群のなかに突っ込んでいって、つづく賢島でもロードガルーダが内から抜けてきて1.21.5、中京芝はそれほど荒れてないのか、内外馬場差がなくなってきたのか、そのあたり最終レースでチェックしておきたいです

オムニバスは予想コメントでも書いたように母のスピードで捲って父のスタミナで粘るという馬ですから、前半ちょっと行きすぎて控えたところを勝負どころで外から捲られて踏み遅れ、ちょっとチグハグなレースになってしまいました
終いは同じぐらいの脚で伸びているので、前走のように後方マクリでいったほうが展開はハマったんじゃないかと
パッシフローラはフサイチカツラの孫で母父ブライアンズタイムですから、ディープ産駒ながら洋芝小回り長丁場がピッタリの馬です

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土曜のボツ予想~今年の夏も、Never Bendとマイネルラヴとルリニガナで乗りきろう

2013-07-20 10:49:17 | 血統予想

家で一日仕事しているとコーヒー2~3杯は飲むかな、ふだんは大通の「早川コーヒー」(なかなかコスパ高し)で引いてもらったのを自分で入れてますが、夏場はamazonで「キーコーヒー リキッドコーヒーテトラプリズマ」の無糖を6本まとめ買いしてしまいます



6本で1,429円、そこらの喫茶店で出てくる“ふつうのレイコー”がちゃんと味わえます

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各場の1R2Rをみると、福島は出遅れた1人気ウインフェニックスが大外捲りでねじ伏せ、ま~これは馬の力が上だったかもですが、3着4着にも8枠の外捲りがきていました
中京は相変わらずの外伸び、函館はA→Bでやはりイン伸びかという印象

栗子は◎ジョウテンオリーヴ
父ジョウテンブレーヴはダンシングブレーヴ×ロイヤルスキーで母がNasrullah=Rivaz4・5×4・5ですから1800m型に出たのは順当、娘は母父アジュディケーティングでLyphardとDanzigを通じるNorthern DancerとFair TrialのクロスとBold Ruler5×5ですから父より小回り向きになったのも順当、新馬勝ちが中山マイルのスロー逃げ切りで、ハナ切らないとモロいのはおそらく母母父がAureole系タイテエムだからで、つまり小回り1800mの単騎逃げが最も力を出せる条件ではないかと
今回は同型不在で、陣営からは何が何でもの逃げ宣言、4角までほったらかしだとギリギリ粘り込みがあっても…ということで

いわきは▲マンボネフューはだんだんバゴの重厚さが出てきて今は2000m>1800mではないかと思えるし、マイネルディーンは母がトニービン産駒でHornbeamのクロスですから本質は東京外回り、となると○ウインクリアビューと△シベリアンスパーブの機動力や☆フィロパトールの逃げでいけそうな気もしますが、◎はアースガルド
ネオユニ×Fairy King×Top Ville、アンライバルドとツクバシンフォニーを足して割ってジリ脚にしたような馬で、1800mの持続戦向きなのはたしかですが、父譲りの曲飛でどちらかというと小回り向きじゃないかとも書いてきました
欧スタミナ基調の配合でまだ衰えはないという見方もできるし、長期休み明け①⑤①と鉄砲実績もあるだけに、この人気ならいきなり狙ってみたいです

賢島は血統的に先々オープンを張れそうな馬が2頭、ただし△ロードガルーダはまだ馬が緩いというか非力というか、坂つきのタフな馬場よりは平坦高速でガツンといきたいイメージなので、ここは◎タマモトッププレイのほうをとります
HyperionとNearcoのクロスを重ねて極限まで緊張させておいてフジキセキで一気に緩和した配合的メリハリと、Le Fabuleux≒Wordenのニアリークロス3×5、これがフジキセキ×ホットプレイがオープン級マイラーを出しつづける理由
まあ全きょうだいでも発現の仕方は微妙に異なるとはいえ、基本的にはノーザンテースト的マイラー体型とWild Risk的ナタ斬れがONになりやすいわけで、つまり1400mベストで外回りベターになりやすい配合ではあり、この馬はそういうタマモ○○プレイの典型・スタンダードといっていいでしょう
ノーザンテーストを細身で脚長にした体型と追ってストライドが伸びる走りから外1400mがベスト、今の中京ならば外目の好位から抜け出す競馬で押し切れるのではないかと
相手本線は2,3,4,5番の外差しで

函館日刊スポーツは▲ルリニガナが菱田くんなので大外でもダッシュきかせてハナに立ちそうで、とにかく逃げたときは[3.1.2.0]で多少速くなってもしぶといのでここから入ってしまう手もあるんですが、ハナには拘らないがダッシュは速いという馬はけっこう多く、それらがポジションとりにくるとやっぱりちょっとオーバーペースになるんじゃないかという読みで、前走につづいて◎ニシノビークイックのイン差し狙いで
母がRiverman≒Mill Reef3×4でもともと洋芝向きのパワー型ではあるんですが、ちょっとラトロ硬い体質なので6~9月は[3.3.1.0]と凡走なし、昨夏は函館札幌の芝1200mを連勝し、(これは10/1なので上の戦績にはカウントされてませんが)その勢いで挑んだ道頓堀ではハクサンムーンとアイラブリリの行った行ったを豪快に追い込んで2着、一昨年9月には野路菊でダローネガの2着も
夏の洋芝1200mといえばNever Bendとマイネルラヴということで、内枠を引いた○ポアゾンブラックが好位差しに回れそうでこれと▲が相手本線

今日は「No.1予想」で横津岳特別、「馬券総合倶楽部」で渥美特別と横津岳特別を提供していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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今週の新馬戦

2013-07-18 17:13:52 | POG

マイネルフォルス持ってる例の同級生が函館行こうやというので、日曜の朝出発で函館2歳を見てきます~

今週の新馬戦は、土曜函館5Rにウェーブゴールド(「望田潤のPOG好配合馬リスト」ステイゴールド◎評価)とシュターツオーパー(「パーフェクト種牡馬辞典」シンボリクリスエス推奨馬)が出てきますが、他にもけっこうメンツは揃ったようで、どうせならこれ現地で見たかったな…

今日はコチュジャン的な味で飲みたい気分なので、一段落したらダッカルビをつくろう♪

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Wild Riskな逃げで口火を切る函館2歳

2013-07-18 10:07:03 | 血統予想

函館2歳の追い切りを見ながら「血統クリニック」を書いてましたが、函館Wコースはゴール板近くの外ラチに植え込みがあって、追ってスピードに乗った映像を真横から見たいのに一瞬植え込みに隠れてしまうので、あの見にくいのは何とかならないですかね~

Blushing GroomはNasrullah+Tom Fool(Spring Run)+ハイインロー+Blandfordという英仏米の名血を受けたオールラウンウンドな名血ですが、唯一最大の弱点がWild Risk譲りの激気性で、サクラローレルとかマヤノトップガンとかヤマニンゼファーとかサニングデールとかビートブラックとか、Blushing Groomを引く活躍馬が比較的遅咲きなのは、気性が激しくてレース慣れするのに時間がかかるという側面もあるからなのです

クリスマスはBlushing Groomとディクタスを通じるWild Risk5×7、ファソンは母がLe Fabuleux≒Worden3×6で自身はBlushing Groomとフジキセキとネオユニ牝系を通じるWild Risk4×4・7

函館2歳に出てくるバゴ産駒は、いずれもWild Riskの血をクロスしています

ビービーブレインはカノヤザクラと父サクラバクシンオーと母母ウッドマンズシックが共通する3/4同血の間柄ですが、母父にBlushing Groom産駒でWild Risk3×4を持つアラジが入ったことでカノヤより体質が柔くアクションは大きくなり、一方でうなりながらの逃げ切りにはWild Riskの狂気を感じさせるに十分なものがありました

2戦目の福島芝1200mを逃げ切ってここに駒を進めてくるテルミドールは、母がBlushing Groomとサンシーを通じるWild Risk5×6

今年の函館2歳は、Wild Riskな逃げ馬が4頭もいるというのが一つポイントではないかと思いますよ

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プリサイスエンドの名牝系と、Shy Dancer≒Better Selfの米血パワー

2013-07-17 22:26:14 | 配合論

プリサイスエンドの賞金上位5傑のうち、グロリアスノア、ロラパルーザ、スプラッシュエンド、タケショウカヅチの4頭は、「Mr.Prospectorのクロスを持ち、母系にNijinskyを持つ」という共通点があります
さらにロラパル、スプラッシュ、タケショウの3頭にはRibotのクロスも持つという共通点があり、グロリアスとロラパルにはSpecialの血を引くという共通点が
プリサイスエンドはエンドスウィープにSecretariat、Bold Bidderとボルキロを重ねて柔らかすぎるので、ダートの上級を狙うには体質を硬くする必要があり、その場合プリサイスエンドが持つNashua5×5をミスプロのクロスで累進したり、Nijinskyのパワーの血を脈絡させたり(La France≒Omaha)、Sepcial経由でNashua≒Nantallahのニアリークロスにしたり、Ribotをクロスしたり…という手が功を奏しているわけですな(先週の雑感・中山編~器に惚れず、器用さに惚れるべし、フェアリーS)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/3059e31aadf71fcc9230a5d00e0d31ab

--------

というようなことを書いたことがあるんですが、プリサイスエンドの牝系を辿っていくと一頭の名繁殖に辿り着き、6代母Shy Dancerの子孫にはBCマイルのOpening Verse、米G1を勝ちまくったHeavenly Cause、種牡馬Two Punch、日本ではサンライズベガやマヤノメイビーなどがこの一族で、Shy Dancer系とくくってもいいぐらいの繁栄をみせています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a00fe9b/

その血脈構成は以下のとおり

 ┌Eight Thirty
┌○└△┌Man o'War
│  └Seaplane
│   └Bathing Girl
Shy Dancer
│┌Bimelech
└△└La Troienne
 │┌Man o'War
 └△

これを見てピンときた方もいらっしゃるでしょうが、Shy Dancerの血脈構成は最強の北米パワー血脈Better SelfやBusandaと酷似するのです

Bimelech
Better Self
│ ┌Man o'War
│┌War Admiral
││└△
└△ └Bathing Girl

 ┌Man o'War
┌War Admiral
│└△
│ └Bathing Girl
Busanda
└△
 └La Troienne

つまりBetter Self持ち牝馬にプリサイスエンドを配すると、Shy Dancer≒Better Selfのニアリークロスが派生することになるわけですが、プリサイスエンド産駒の平地獲得賞金ベスト3の配合をみると

グロリアスノア…Shy Dancer≒Ta Wee6×4
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006100429/
  ┌War Relic
 ┌○
┌○
Ta Wee
│┌Better Self
└△

ロラパルーザ…Shy Dancer≒Lady Be Good6×6、もしくはShy Dancer≒Better Self6×7・8
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006101977/
┌Better Self
Lady Be Good
│┌Eight Thirty
└△

スプラッシュエンド…Eight Thirty≒Good Example7×6

ようするにWar Relic≒Eight Thirty≒Good Exampleの応用ですが、グロリアスノアとロラパルーザがプリサイスエンドのダート馬の頂点にいるのは、名繁殖Shy Dancerのパワーの血を活かしたニアリークロスを持っているからなのだ、とも言えるのではないかと

特にグロリアスノアのShy Dancer≒Ta Wee6×4は、BimelechとEight Thirty≒War RelicとSeaplane≒War Admiralが共通するという、これ血統表組み合わせてみるとなかなかションベンちびりもんです

プラチナティアラの母母ナナヨーストームは忘れな草に勝ち現フローラS2着、その全妹ナナヨーウイングはオークス2着でマーチSのナナヨーヒマワリの母

このナナヨー姉妹はセレスティアルストーム×バンブーアトラスでRibot3×5、Blue Swords=Bluehaze5×5、そしてハイインローのクロスでなるほどスタミナに長けた配合をしていましたが、その母母ナナヨーモアがネプテューヌス×ポリックでEight Thirty≒War Relic4×4、ナナヨーウイングが泥んこのオークスを2着に追い込んできたあのパワーは、このナナヨーモア譲りだったのではないでしょうか
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103195/

Eight Thirty≒War Relic4×4のナナヨーモアに、マイネルラヴからIntent~War RelicとBuckpasser~Busandaの血が入り、そこにプリサイスエンドが配されたのがプラチナティアラで、Shy DancerとマイネルラヴとナナヨーモアのMan o'War&La Troienne的パワーを強く受け、同時にRibotの血も6×5・7でクロス

エンドスウィープの父系でMr.Prospector4×4、Secretariat5×5、これだけみると新潟芝1400m向きフニャフニャ型のイメージですが、体型はミスプロ的でも体質はわりと硬めで手先のパワーが強い走り

いずれはダートで出世するかもしれないし、芝なら高速馬場よりも洋芝や道悪のパワー勝負向きで、そしてマイネルラヴの血を引くパワースプリンターですからおそらく夏馬でもあるでしょう

コメント (1)
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