栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

今年の七夕は2週目だから、Nijinskyの捲りではドモナランのではないかと

2013-07-02 10:24:36 | 血統予想

「今年は開幕2週目の馬場だから、Nijinskyの七夕とはいかないのではないか?」というコメントをいただいて、返事を書いているうちに長くなってしまったのでエントリを立ち上げてみました~

以下、「七夕賞 外目をダラッと ニジンスキー」より抜粋

「小回り福島でNijinskyが強いというのは意外に思われるかもしれませんが、開催最終日でだいたい例年外伸び馬場になっているのがポイントで、みんな馬場の真ん中より外をグルッと回ってくるので小回り向きの機動力とか小脚があまり有効な武器になりえず、上がり11.8-11.8-12.2ぐらいの福島2000m戦特有の持続勝負において外目をダラッと捲るような競馬がNijinsky向き…ということなのでしょう」

たとえばなぜ新中京ダ1800mはSeattle Slewなのかとか、なぜ夏の洋芝1200mはNever Bendなのかとか、この“なぜ”を咀嚼しておかないと、その血脈やコースを理解したことにはならないわけで、それでは応用がきかないしつまらんと思うんですよ

「望田さんがああ言ってたから、その思考でこう買ったら上手くいきました(・∀・)」みたいなコメントをたまにいただくんですが、「なるほどその応用は鋭いなあ~本人が気づかなかった」と思うことも「う~むそれはちょっとズレた解釈で、たまたま当たっただけやないの?(^ ^;)」と思うこともあります

一つ言えることは、私のブログを読んでるような奇特な方は、私が言ってることを頭から信用するようなレベルではなく、自分で予想して自分なりの着地点を見つけるプロセスが楽しい人たちやと思うので、私が理屈を述べてデータを並べ立ててもそのまま乗っかってくることはあんまりないと思っていますよ

だからこそ、ボツ予想であっても馬名だけ書いてハイおしまいみたいなことはしたくないし、なぜNijinskyなのかを自分なりに咀嚼して根拠や理屈まで述べたいのです

「いや~ジェンティルドンナもゴールドシップも、裏目ったことばっかり書いて申しわけないです…」みたいなことを言ったら、「専門家のジャッジを覆してしまうような常識を超えるパフォーマンスにこそ驚きや感動があるわけで、セオリーどおりの結果が出て的中というのは一見ベストな結果に見えますが、裏を返せば“想像の域を出なかった”ということであって、そればかりが続くとがっかりする結果でもあると思いますよ」と、サラブレの編集部の方に言われたんですよ

その一言はちょっと目から鱗というか、それからは今俺が書いてることは正解なのか間違いなのかはわからないけれど、とにかく手の内は全部見せて自分の考えや理屈を読み手に消費してもらうしかないんだと、そういうことをやってメシを食ってるんだと、前よりも割り切って腹くくって書けるようにはなりましたね~

脱線しましたが、先週の馬場でアスカクリチャンやドモナラズを買えるかとなると、「Nijinskyの外からダラッと」を買えるかとなると、現状私の答えはノーに近いです(もちろん時期的にひと雨あればバイアスは変わる可能性ありますが)

ちなみに開催2週目というと、昨年はメインが芝1800mの福島テレビオープンで、ミキノバンジョーが逃げ切りドリームバスケットが3番手から流れ込み、1人気トランスワープは後手を踏んでしまい、大外を捲り上げたものの3着でした
http://db.netkeiba.com/race/201203020411/

ドモナラズ再び、今年もNijinskyの七夕
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2b27308157c84b38a31c9996f0fd619a
七夕賞 外目をダラッと ニジンスキー
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/4d901cbb184deb2b4fd73703cf60e89b

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする