函館11R クイーンS
◎5.アイムユアーズ
○1.オールザットジャズ
▲2.クィーンズバーン
△8.キャトルフィーユ
昨年はアイムユアーズとラブフール、母父エルコンのワンツーだったように母父エルコンドルパサーは牡には主に持続力を、牝には主に機動力を伝える。◎はフェアリーキング=サドラーズウェルズ≒ヌレイエフ2×4・5で、牝馬が走るファルブラヴ産駒としてもちょっと別格の凄い配合をしているが、パワーと粘りと機動力で走るのでやっぱり外マイルよりは内1800mがベターだし、今のタフな馬場も合っているから連覇に期待した。函館芝はタフで時計や上がりはかかるがイン伸びはイン伸びで、この頭数でも外を回るしかないだろうマルセリーナよりは、前走は執拗に絡まれたがここは単騎マイペースのクイーンズバーンと、レディアルバローザの妹でディープ産駒にしては力馬っぽいキャラのキャトルフィーユ、この前残りをヒモ穴に拾う。
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しかし昨年が母父エルコンのワンツーで、今年はファルブラヴ娘のワンツーとは…
また来年もアイムユアーズが出てきたら、もうダイナカール牝系のワンツーぐらいしかネタがないではないですか(^ ^;)
スピードリッパーは兄ポップロックと7/8同血ぐらいの間柄(どちらも父がFairy King×Slewpy)で、Northern Dancer≒Icecapade≒T.V.Lark3×4・5もSeattle SlewとSecretariatを通じるボルキロクロスも同じ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103322/
だからこれはファルブラヴ娘でも中距離向きなのだと書いてきて、オークスでも4番手に評価したぐらいで、あのときは直線寄られる不利があって蛯名が悔しがってたぐらいで、でもそこから秋華賞路線は結果が出ず、やっぱり古馬になったらマイラー化してしまいました…というオチが着いたかと思わせておいてのこの激走(^ ^;)
ファルブラヴ娘ですから夏場に体調が上がるタイプではあるんでしょうが、雨のオークスが上がり11.5-12.0、稍重のフィリーズレビュー2着が上がり11.8-12.6、今日の上がりが12.3-12.5、そうかタフな馬場で上がりがかかったときに台頭する夏娘だったのだ…ということで、ハイこれにて後付け完了
アイビスは○◎で決まったので「血統クリニック」から抜粋しておきます
◆夏の短距離戦はファルブラヴ牝駒
フォーエバーマークはスティンガーやアーバニティの姪。6~9月は[2.1.1.0]と凡走なしで、ワンカラットやエーシンヴァーゴウと同じファルブラヴ牝駒だけに夏場の短距離戦は稼ぎ場所だ。直千競馬は初めてだが、単調な先行脚質の大型牝馬だからいかにも合いそうなイメージは持てる
◆ここも母譲りの快速で
ハクサンムーンの快速は短距離で5勝をあげた母チリエージェ譲り。前走が+16キロでの好走で、今の充実ぶりならば昨年(僅差4着)以上のパフォーマンスが期待できそうだ。ただアドマイヤムーン×サクラバクシンオーというのは少ししなやかすぎる配合で、パワーでガリガリ押す直千向きとは言い切れない部分もある。
まあ私のやり方ではフォーエバーマークしか着地点がなかったという渋々の◎であんまり自信もなかったんですが、スギノエンデバーみたいな一瞬の脚でビュンと差すタイプはやっぱり直千ではこないんだな~と、これを消したのはおそらく正解だったんだろうと、そこがひとつ収穫やったかなと
ハクサンムーンは昨年4着時が460キロ、今年は20キロ増えて480キロ、一年経って、20キロぶん成長して頑強になりましたという押し切りでした
あと予想コメントにも書きましたが、今年はちょっとメンバーが小粒で、3着以下が離されてしまったのも直千でオープン級という馬が1,2着とパドトロワしかいなかった…という結果でもあったと思いますよ
アイビスはあんまりピンとくる馬がいないのでNETKEIBAの確定予想ではやりませんでしたが(^ ^;)、まあどこかに着地するならば大きなファルブラヴ牝馬の淡泊な先行だろうということで、「血統クリニック」のとおり◎フォーエバーマークでいきます
直千競馬ってこのレースだけやけに走る馬もいるので、他場のパフォーマンスの比較とかあんまりアテにならないんですよね~
スギノエンデバーはスローの差しというか一瞬の脚で差すタイプなので、直線向きかというとそうでもないような
日本海はカルドブレッサとエーシングングンがスローの内回りの4角で俊敏に反応する絵が浮かばないので、リンカーン産駒らしい内回りの捲り屋で開幕週北宏最内◎オマワリサン、昨年の2着馬でメイショウドトウ×マイラーの配合で明らかに内回り向き○メイショウジンム、重厚なアルカセット産駒ですが母のHalo≒Red God譲りの機動力で走るので小回りでは凡走のない▲ヒラボクビクトリー(前走は直線前カベの不利)、このボックスで買ってみようかなと
小倉は1Rでレコード更新の超高速馬場、少し降る予報もありますが大勢に影響ないかな
佐世保はサカジロロイヤルとテイエムタイホーはお手馬でいつも◎○▲級の印を打ってますが、どちらも急坂>平坦で時計がかかるに越したことないパワー型だけに、芝1200mで勝ち時計が1分7秒台のときは⑤①②②の☆ミヤジエムジェイも面白いですが、ロードカナロアとよく似た配合ですが母にIn Realityが入らない(Eight Thirty≒War Relicのニアリークロスがない)ぶんちょっと非力で、全勝ち鞍が平坦で1分7秒台に突入すると①②④③の◎メイショウツガルの3着食い込みでも狙ってみますか~
北洋はラトロパワーを要する洋芝道悪なら▲エディンで再度…といきたいところですがそんなに速くないので△マイネヒメルにハナを叩かれる可能性があり、△アドマイヤオウジャは母系に上質とはいえないTurn-to血脈が多くて早熟疑惑が拭い去れず、となるとバラゲーの妹で小回り1800mも道悪も鬼の○インダクティが無難な軸
ひとひねりするなら◎ナンデヤネンで、シンボリクリスエスらしい体型ながら曲飛で動かすとRoberto的なのは、Roberto父系とスカーレットインク牝系の米血パワーがONになっているからで、もともと中山をダラッと捲る脚質だしもともと1800~2000mを主戦場としていたし、道悪は実績どおりの巧者、そしてこういうダラダラ捲りはウチパクにピッタリ
「No.1予想」はクイーンS、「馬券総合倶楽部」ではクイーンSと筑後川特別を予想していますので、そちらもよろしくお願いします~
福永祐一×渡辺明の対談はまだ見てないですが、騎手の場合は勝負事であるだけでなく実戦における教育や馴致という側面もあるわけで、たとえばキンシャサノキセキなんてガツンと引っかかるので1200mでもみんなおっかなびっくり乗ってて、それだけが出世を妨げていたといっても過言ではなくて、ところがスミヨンが乗ったら1400mなのにきれいに折り合って絵に描いたような好位差しで勝って、しかもそれから実に操縦しやすくなってスミヨンが乗らなくても短距離王に君臨しつづけたという、そういう部分の評価というのも少なからずあると思うんですよね~
特に日本の賞金体系においては、「操縦しやすい馬にするための騎乗」や「脚質に幅を持たせるための騎乗」などが「勝つための騎乗」と同じぐらい評価されるというのは、まあわからないではないです
もちろん真の一流は育成と戦略両方において一流でなければならないのですが、二軍の投手コーチとして育成手腕に優れる人もいれば、一軍の監督として戦略や政治力に優れる人もいる…というこの喩えは適当なのかどうかですが
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小倉1Rは昨日書いた「コマンズ芝1200m神話」に乗っかって◎ファーウエスト○ホープタウンで買ってみます(・∀・)
稍重の中京芝1200mは1400m寄りの資質が要求される舞台で、ホープタウンはそこで好マイラーのラブリープラネットの2着ならまずまずでしょう
ファーウエストも前走のダッシュや体つきなんかはいかにもコマンズのパワースプリンターという感じで、この距離短縮は小細工なしでいけそう
母がGone West×サザンヘイローで、コマンズの配合としては私はこっちが好みですね~
人気のジョーヌダンブルは「A.P.Indy的しなやかさで外回り向き」と私のTARGETにはメモしてあるので、3連はフェブノヘアとタガノウォーリアをくっつけますか(・∀・)
キングジョージをコースレコードで制したNovellistは、父MonsunがKaiserkrone=Kaiseradler4×4、母Night LagoonがNijinsky≒Night Shift3×2、そして自身はLiterat4×4ですか
http://www.pedigreequery.com/novellist2
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSは Novellist~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=838
LiteratはAlchimist≒Arjaman≒Aditi2×4・5で(尾林さん流に言うと“ドイツのDark Ronald三銃士”)、この3/4同血三つを押さえておくだけでも、有力なドイツ血統はだいたい理解できるんじゃないかというぐらいのもんで
┌Dark Ronald
┌Herold
Alchimist
└Aversion
┌Dark Ronald
┌Herold
Arjaman
└Aditja
└Aversion
┌Dark Ronald
Aditi
└Aversion
Novellistの血統表でいうと、3代母NarolaはNaxos3×5で、Naxosは名種牡馬Necarの全妹でAditi≒Arjaman3×2です
ドイツ馬産の良き風習で、Novellistの牝系は代々頭文字Nで馬名を綴っており(Nearco~Nogaraと同じくCatnipに辿り着く)、あ~これNecarやNebosの牝系やな、ということはNecar=Naxosの全兄妹クロスもあんなところやこんなところに…みたいな感じで、血統表を掘っててもピンときやすいんですよね~
デインドリームもエイシンフラッシュもですが、ドイツ血統が強い一流馬って意外に高速馬場で高パフォーマンスを発揮するというか、意外に高速馬場で鋭敏に斬れるというか、もちろんスタミナに長けてはいるんですがSwainのような見るからに重々しいスタミナって感じじゃなくて、独特の斬れを兼備しているのが面白い