栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~オバチャン、馬場重いからラトロ多めにしといて!

2013-07-27 16:42:14 | 血統予想

函館11R 漁火S
◎2.トラストワン
○12.ルナ
▲1.ドリームヒーロー
△4.リリエンタール
△9.アナバティック
×5.フラアンジェリコ
×7.ポケッタブルゲーム
注8.サフランディライト
◎は新潟2歳Sのモンストールの半兄で、自身も6~9月は[3.1.0.1]、着外はG3函館2歳Sだけで、母イソノスワローはデヒア×ラシアンルーブルでラトロワンヌのパワーの血を4本引くだけに、やや体質が硬く夏場に調子を上げるタイプなのだろう。昨夏の2連勝と近走の手堅い内容からここでも通用の算段は立つし、マイネルラヴ産駒だから1800mが忙しいということもないはず。

新潟12R 3歳上500万下
◎18.ロジプリンセス
○14.ラスヴェンチュラス
夏の新潟開催開幕週の芝1800mの牝馬限定戦、昨年は◎レイカーラ○ラスヴェンチュラスで的中、しかもこのレースは500万下にしては非常にハイレベルとにらんで、この◎○はもちろん、3着パストフォリアや4着ハワイアンウインドもその後追跡をつづけて概ね上手くいった。それから一年、○ラスヴェンチュラスは勝ち星こそあげられなかったもののローズS3着をはじめ強敵相手に中身の濃い競馬をつづけ、ここは降級して昨年より相手も軽いから◎でもいいかと思ったが、今年も1頭、素質ではヒケをとらない牝馬がいる。◎ロジプリンセスはダノンジェラートの全妹で、この兄妹は母がサーゲイロードのクロスでナスキロ柔い体質のディープ産駒だから、内回りより外回り向きだとずっと書いてきた。フローラSは直線で前がカベになってしまったが、開いていれば鋭く反応して上位争いしていただろうと思わせる手応えではきていたし、これもローズSで3着ぐらいにきて不思議ない素質馬だと思うから、今年もハイレベルの叩き合いになるとみてこの1点。

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函館芝は中間の降雨の影響も残っていたのかよりタフな馬場になっていて、ゼロスラストタキオンのようなしなやかタイプはちょっと苦戦していましたね~

ルナはクロフネにマルゼンスキー、トラストワンはデヒアにラシアンルーブル、マスイデアはリンカーンにMill Reef、ヴァリアシオンはハーツクライにMill Reef、アサクサベルーガは母がNumbered Account≒Foreign Courier2×2

平常以上にラトロパワーがモノを言う馬場になっとりますが、しかし外をブン回したブランダムールがマスイデアに差し返されたように、イン伸びなのはイン伸びなんですよね~

ロジプリンセスは馬体が増えて成長はみられましたが、結果としてはまだまだラスヴェンチュラスの域には達してないという感じで、今年はハイレベルな叩き合いにはならず、もうちょっと柔さに強さが追いついてくるまで長い目でみたいです

馬体重はロジプリのほうが30キロ以上重いんですが、直線でラスヴェンが一気に加速して2頭が並んだ瞬間、ああ横幅はラスヴェンのほうが全然あるんやなあ…と思って見てました

コメント (2)
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土曜のボツ予想~コマンズの芝1200m神話

2013-07-27 10:30:27 | 血統予想

さっき小倉1Rでハッシュが勝ち上がり、これでコマンズ産駒はここまで6頭が出走して[2.1.0.4]となりましたが、芝1200mに限れば[2.1.0.0]
ハッシュもダ1400m→芝1200mでの一変、こないだ福島で逃げ切ったブルーストーンと体型体質走法もソックリで、これは急坂洋芝道悪向きパワースプリンターを量産しそうで、「芝1200mのコマンズ」で今のうちにオイシイ思いしときましょう(笑)
※追記:日曜小倉1Rにいきなり油っこいのが…(^ ^;)

BSNは◎タイムズアロー
当ブログではおなじみの「ブライアンズタイム父系×サンデーエイコーン牝系」のニックスで、Graustark≒ライバリュウのニアリークロスをはじめ、Hail to Reason、Roman≒Chop Chop、Bull Lea、Eight Thirty≒War Relicなどのクロスになるので、ブライアンズタイムのパワーとスタミナと成長力がONになりやすいのです
父のタイムパラドックスは配合パターン的にも“砂のタニノギムレット”というイメージで、コテコテのパワー型ではなく東京の長いところで母譲りのナスキロ斬れを発揮する中距離馬で、だから帝王賞や川崎記念勝ちが重だったように馬場が軽いほうが斬れるタイプでもありました
息子も重の夏至Sの斬れをみるとそのあたりは似ているし、ここ2走は距離不足と芝スタートで後方からになりましたが、中距離の砂スタートならだいたい2~3番手につけているだけに、1800mの重で2.5キロ貰いなら○トウショウフリークを差せるでしょう
新潟ダ1800mも東京や新中京で好走するしなやか系がよくくるレースなので、△ギャザーロージズと△ボレアスはヒモに加えたいです

五頭連峰は◎ベステゲシェンク
前走は馬体が増えて急激にパワーアップ、近親のスズカフェニックスが舞い降りてきたのかと思わせるほどの勝ちっぷりで、これはオープンまでいけそうなマイラー
ミエノゴーゴーは平坦の高速馬場ではちょっとジリっぽいところがあるので、馬体が絞れて良化を辿る○テンペルが相手かな

不知火は△ハーバーコマンドの前走はさすがの一語ですが、妹のイチオクノホシは典型的なマイラーも、こちらは一昨年も札幌では取りこぼしつづけ、箱根の差し切りで菊4着がフロックでなかったことを証明したように外回り2400mベスト、開幕週の小倉1800mでハンデしょってまとめて差し切る絵はちょっと浮かばないです
母レディインはKenmareにRivermanにGreen DancerにSir Gaylordですから名繁殖レーヴドスカーと血脈構成が似ていて、フレンチなナスキロ柔さを伝える点もよく似ています
レーヴドスカーの娘たちは阪神JFを鋭敏に差し、息子たちは柔緩慢すぎて青葉賞をダラッと差すのですが、おそらくレディインも娘は外マイル向き、息子は外2400m向きというような傾向はありそうで、だからレーヴデトワールラヴィーネもイチオクノホシ型の鋭敏マイラーでしょう
ドリームトレインは母がDiesis×Robertoで京都内マイルでアルキメデスやプレミアムブルーと好勝負したぐらいで小回りもOK、ただし揉まれ弱い性格は相変わらずでハナか外番手という注文はつきます
となると、母系にAlydarが入るのでソコソコ小回りもきく○アルバタックスのイン差しが連軸としては信用できそうですが、ひねるなら◎サンライズマルスが行ききってAureole魂を発揮したケースではないかと、ハナさえ切れば[2.2.0.2]ですから、これの開幕週逃げ切り狙いで遊んでみる手はあるかなと

小倉最終はナリタセンチュリー×ナリタルナパークという涙ちょちょぎれる▲ナリタウィッシュが実はなかなか味のある配合で、ブライアンズタイムが強いので小回り2000mならそのうちやってくれると思ってるんですが、開幕週のここではないかなあ…でも人気ないしちょっと手を出してしまいそう(^ ^;)

美利河はアストンマーチャンと同じアドマイヤコジーン×Woodmanですが、こちらはノーザンテーストを増幅した配合でノーザンテースト丸出しのパワー粘着スプリンター◎ブランダムールと、リンカーン×ノーザンテースト×Never Bendで夏の洋芝1200mが稼ぎ場所で前走は外を回らされた○マスイデア、あとは△ラーストチカの先行と△ショウナンマハも距離短縮は案外よさそうでここまで
夏の洋芝1200mは困ったらNever Bendとマイネルラヴとノーザンテースト、あとは内有利&外不利の出し入れ、このルーチンワークで2開催乗りきれます(^ ^;)
開幕週のHTB杯でいうと、外回しメイショウヒデタダと前詰まりジャーエスペランサを次回は上げるという、単純ですが毎年その繰り返しなのですよ

仁山は後で昼飯でも食いながら考えますが、なんか閃いたら追記しときます

コメント (20)
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