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「春に3日の晴れ間無し」とは昔から言われますが、日替わりでお天気が変り、
気温も初夏の暖かさになったり冬に舞い戻ったりの乱高下の日々が続いています。
そんな中、4月10日の土曜日にご近所仲間の面々と車で、
日本三大桜の一つ「岐阜・根尾谷の薄墨サクラ」を見に行ってきました。
当日はお天気にも恵まれ、丁度満開となった「薄墨サクラ」を楽しむことができました。
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このサクラは、最盛期を過ぎる頃から、やや淡い墨色を帯びるという・・・
淡墨桜の名はそれに由来するものですが、この日は丁度満開になったばかりで
「ソメイヨシノ」よりも小ぶりで控え目なピンク色



楚々とした美しさの中、シベの部分のほんのりとした紅色がとても色っぽさを感じさせるサクラです。
13日現在まだ「満開」という情報ですので、今週はまさに薄墨色の桜が見られるかもしれません。
ライブカメラと詳しい情報はこちらです。
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逆光で撮ってみました

宇野千代さんもこのサクラをモデルにした「薄墨の桜」という小説を書いているそうです。
華やかさはないものの、何となく内に秘めたる情念がチラチラとにじみ出ているサクラですね。
<往復900kmの日帰り弾丸ドライブ>
去年の4月4日にご近所仲間3夫婦6人で、三大桜の一つ山梨の「山高神代サクラ」を見に行きました。
その折
「今は皆元気で遠出のサクラ見物も出来るけど、歳をとって行けなくなったら我が家近くでお花見が出来るように」
と「神代サクラ」の子孫の苗を買い、近所の公園に植えました

その時に「次回は岐阜の薄墨ザクラ」と決めたのです。
皆の都合が唯一合った4月10日(土)、早朝2時半に我が住宅地を出発しました。
(我が家の夫だけが「雨続きで仕事が終わらない」との理由でキャンセルしましたが)
今年もW家の7人乗りのワゴン車を出してもらって行きました




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東名高速道路を吹っ飛ばし、およそ3時間半で名古屋です。
途中トイレ休憩1回と朝食タイムを1回取り、ナビの指示どおり「北陸東海自動車道・各務原インター」で降りました。
通常7500円の高速道路代が1250円

この土日割引も6月にはなくなり上限2000円になるそうな・・・?
岐阜市を通り抜け本巣市に入り、更に山あいの道を進むと綺麗な山が見えてきました

「能郷白山」(1617m)のようです。マウスオンでご覧下さい

ところがこの山が見え出した辺りから渋滞が始まったのです。
「薄墨公園まで6km」という看板が見えていました。
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渋滞の中の6kmを50分かけてノロノロ進み、朝の9時15分にようやく駐車場に車を停めました。
「薄墨サクラ」のある所まで、お土産屋サンがズラリと並んでいて・・・
帰りに「薄墨ザクラ」の苗を買うことにします。
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流石にお天気に恵まれた土曜日、人出はご覧の通りの凄まじさでした。
薄墨サクラは全体的にお花が小粒で色が薄い感じがします。
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樹齢1500年の「薄墨ザクラ」の詳しいことはこちらの表示板に書いてありました。
ここには「和名・ウバヒガン」と書かれていますが、エドヒガン系の桜のようです。
幼時この地で育った継体天皇(在位507~31)が皇位を継ぐために上洛される際、「形見としてお手植えされた」
という伝承があるようですね。

山高神代サクラと同じ様に、たくさんの杖に守られた国の天然記念物の「薄墨サクラ」の周りを一回りしてみました。
マウスオン・クリックで、横からの姿、後からの姿の三枚の画像をご覧下さい

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1500年もの長い間を生き抜いてきたサクラの幹です。
戦後まもなく枯れそうになったことがあり、死を見守る以外に術はないと思われました。
その時、岐阜の歯科医前田利行氏が若い個体の根を238本も根接ぎする大手術を施し、
奇跡的に樹勢を回復することができたとか・・・
彼は樹木医の先駆者であったそうです。
こうして仙人のようなサクラの古木は、地元の人々に支えられ今でも見事なお花を咲かせているのですね。
泊まって能郷白山に登ったことがあります。
この時、この淡墨桜の木をみました。
残念ながらサクラの季節ではありませんでした。
近くの川でホタルが飛んでいました。
持って帰ってみんなに見せたら、初めてホタルを
みたという人が多かったです。
もちろん、みたあとは逃がしてあげました。
きれいに咲いていてよかったですね。
山高の神代桜の近くにはこの淡墨桜と三春の
滝桜の若い木があります。
ここに行けば1度に三大桜を見ることができます。
先日、府中の郷土の森でも淡墨桜が満開でした。
子孫がいろんなところに住んでいるようです。
山小屋さんは能郷白山へ。
当方は二十数年前に断層を
見たさにこの地を訪ねました。
桜のことはその頃知りません
でした。長岡からですと、
高速道がかなり整備された今
は、比較的行きやすくなって
います。全国屈指の一本桜。
いつかは行ってみたいものです。
エジプト旅行の話を思い出しました。早朝2時半出発だなんて・・・
あっ私もいつも3時半出発でした(笑)
岐阜の薄墨桜は母が大好きでいつも絵を描いていました。
遠くても美しい物を見に走る・・・素敵なことですね。苗木があちこちに広がるといいですね。
初めて根尾谷に入ったのは15年も前でしょうか。
名古屋に赴任していた頃にこの薄墨桜を初めて知りました。
名古屋から直通電車が出ているので、旅行気分で向かいました。
途中駅で降りようとする乗客もいましたが、満員で降りられずにドア付近でもがくだけ。
乗客の一人が電車を止めてと叫んだところ、運転手の耳に入って電車はバック。
無事にホームで下ろしてあげましたが、今では考えられないことでした。
途中駅の日当駅のホームの桜も綺麗ですよ。
ブログに載せてありますので、良かったら覗いてみてください。
薄墨桜・・・三大桜の最後の仕上げで行きたかったのですが今シーズンは天気予報とにらめっこ、ついに機会を逸しました。やはりここから往復900km、家内と二人で日帰りは辛いですね。桜が咲いていなくても寄って見たいところです。
おかげさまで様子のわかる写真をいっぱい見せていただきました。
朝の2時半にそちらを出られたとのこと、お仲間の皆様もお元気ですね。
同じ県内にいながら桜の時期にいまだに行ったことがないんですよ。
宇野千代さんで一躍有名になったこの薄墨桜
やっぱりしっとりと大人の色がありますね。
県内にはこの薄墨桜の子孫の木があちこちに
あり近くで眺めていますが、一度は行きたい所です。
それにしても、往復900キロを日帰りですか。
信じられない。
皆さん、まだまだお若いですね。
逆光で撮った“淡墨桜”素晴らしいですね。
私も以前、毎年桜を追う友達にくっ付いて、
“三春の滝桜”2回、“淡墨桜”1回を観て来ました。
私もnaoママさんと同じ日(10日)に“山高神代サクラ”を観てきましたので、
これで「日本三大桜」を観ましたが、流石桜の
代表だけあって、どれも立派で感動さへ覚えました
雪の残る「能郷白山」が見えたときは思わず歓声を上げたものです。
でもこの季節は車の大渋滞で、蛍も被害をうけるだろうなぁ~
去年行った「山高神代桜」のお寺で、この薄墨桜を見て、今年行く事に決めたわけです。
これで三大桜は全部見ました。
桜の巨木は桜の精が宿っているような神々しさが感じられますね。
「断層」は伊那の大鹿村で見ましたが、あの中央構造線がこの根尾谷でも見られるのでしょうか?
この「能郷白山」は太平洋と日本海の分水嶺と聞きました。あの山の向うは日本海側・・・
長岡も近いとは納得です。
今回「北陸東海自動車道」を少し走りましたが、道路網が想像以上に整備されていてビックリしました。