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ロンドンのチャイナ・タウンにインド人はいない

2008-12-10 06:27:32 | Weblog
ロンドンの繁華街ソーホーにチャイナ・タウンがある。
イギリスは、香港、インドを植民地にしていたから、
ロンドンには、多くの中国系とインド系住民がいる。
チャイナ・タウン、インド街があって、それぞれのレストランで、
中華料理インド料理が味わえる。

中華料理のいいところは、うまいことのほかに、
おおぜいで行って、いろんな料理を、シェアできることである。
グループで行く、家族のお祝いをする、
パーティを開く、外国からの来訪者と行く……。

繁華街ソーホーにあるチャイナ・タウンに、
香港からの来訪者をお連れしたら、
「ここは、広東料理だ」
と、メニューをみて言った。

Gerrard Streetには、中国式の門があり、
広東料理のレストランが、左右に並ぶ。

チャイナ・タウンのレストランは、イギリス人のほかに、
世界からの観光客で、にぎわっている。
――でも、不思議なことに、
チャイナ・タウンにインド人は見当たらない。

ロンドンにはインド・レストランが、インド街にもある。
それ以外にもあちこちにあるから、インド料理が食べられる。
タンドリー・チキンや、カレーにチャパティ、ナンを食べに行く。
――しかし、インド・レストランに中国人は見当たらない。

――中国人とインド人は仲が悪い、とは聞いていないし、
民族の抗争も偏見もないと思うが。

私はチャイナ・タウンでも、インド街でも、
ちゅうちょすることなく足を運ぶ。
そして、うまい中華料理やインド料理を食べる。

しかし、中国人は、“うまい中華料理”を捨ててまで、
インド街に足を踏み入れることはしない。
インド人は、牛肉を食べないし、
本場のカレー味”を捨ててまで、
チャイナ・タウンへは行かない。

日本人は、おいしいものは、おいしい、
と、拒絶することはしない。
どんな味がするのだろう? 
と、異質なものや風習に興味を持ち、
それを、日本風に融合、調和する才がある。
これが、改良や発展、新たな文化の創出
につながっている。
ビーフ・カレーもある。

拒絶することは、相手の文化を受け入れないことになる。
拒絶は、相手の風俗や習慣、人格を尊重しないことに、
つながるじゃないか。

それで、日本は、食の国際都市になって、
世界の料理が味わえる。

トルコのケバブが新宿で味わえる。

シンガポールは“多民族国家”。
多くの中国系とインド系住民がいる。
そして、中国街“チャイナ・タウン”と、
インド街“リトル・インディア”がある。

ロンドンのように、中国人とインド人はお互いに、
チャイナ・タウン、リトル・インディアには、
足を踏み入れないのだろうか?
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