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『星の王子さま』(読書メモ)

サンテグジュペリ(小島俊明訳)『星の王子さま』中公文庫

サハラ砂漠で飛行機が故障。修理中の飛行士のもとへ、どこからともなく男の子がやってきた。いろいろな星を旅して地球にやってきた王子さまは、この星の生活に驚かされる。そして、王子さまがもとの星に戻るとき、次のようにつぶやく。

「「人びとは」と王子さまは言いました。「みんな特急列車に群がるけれど、自分が何を求めているのか、もうわからないんだね。だからやたら動き回ったり、堂々巡りしたりするんだ。」

「目は何も見えないんだ。心で探し求めなければいけないんだよ。」

本書の前半は何を言おうとしているのかよくわからず、少々退屈である。しかし、後半からは、我々大人の心を鷲づかみにし、生き方の内省をうながしてくる。

やはり名作といわれるだけある、と思った。

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