goo

芸術を通して自分を理解する

『根付』の作者である駒田牧子さんは、根付鑑賞のポイントとして次のような点を挙げている。

・自分にとって心に響く作品か?
・ポジティブでもネガティブでも、何か心に訴えかけるものがあるか?
・力強さや勢い、あるいはオーラがあるか?

この箇所を読んで、多摩美術大学の西岡文彦先生の言葉を思い出した。

西岡先生いわく「美術館に行ったら、自分の好きな順番で、好きな絵だけを見なさい。自分の感覚を信じなさい。自分の好きな絵を見つけて、なぜ好きなのか理由を考えると、自分自身が理解できます」(だいたいこのようなことを言っていた)

芸術作品の見方を変えると、自分理解につながるといえるだろう。

出所:駒田牧子著(渡邊正憲監修)『根付』角川ソフィア文庫
西岡文彦『五感でわかる名画鑑賞術』ちくま文庫





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 『根付』(読... 人を裁くな。... »