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『家族を想うとき』(映画メモ)

『家族を想うとき』(2019年、ケン・ローチ監督)

社会派のケン・ローチ監督による作品。

これは名作である。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』もよかったが、同じくらいインパクトがあった。

小学生の娘と高校生の息子のために、リッキー(クリス・ヒッチェン)は宅配ドライバー、妻のアビー(デビー・ハニーウッド)は介護士として、朝から晩まで休みなく働いている

しかし、家族のための過重労働が、家族をバラバラにしてしまうことに・・・

この映画では、労働者を搾取するブラック宅配業者が批判的に描かれているのだが、こうした社会の仕組みだけでなく、その中で生きる我々の姿勢や考え方にも問題の根っこがある。

あなたの家庭はどうですか?」と、観る人すべてに問いかけてくる作品である。








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