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『ハリーとトント』(映画メモ)

『ハリーとトント』( 1974年、ポール・マザースキー監督)

妻に先立たれた元教師のハリー(アート・カーニー)は、猫のトントとニューヨークでアパート暮らし。猫に首輪と紐をつけて散歩するのが日課なのだが、いつも世の中に不満を持ち、ぶつくさ言っている。

しかし、立ち退き命令が下って、しかたなく3人の子供たちの家を転々とすることになったハリーは、ニューヨーク→シカゴ→カリフォルニアと、バス、車、ヒッチハイクでえっちらおっちらトントと旅をする。その途中で、さまざな人と出会い、少しずつ硬さがとれ、解きほぐされていくハリー。

親子関係、離婚、破産の問題を抱えている子供たちの家を渡り歩くうちに、少しずつ「自分の生き方」も見つめ直しているのがわかる。

そして、ある日トントが死ぬ

愛猫の死をきっかけに、前を向いて歩み出したハリーの姿を見て、「人はいくつになっても成長できる」と感じた。






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