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ヘルスケア2.0

ライフパレットは、がん患者やその家族の情報を共有する交流サイト(SNS)。このサイトでは、日記や病気体験記を書くことで、同じ病気で悩む人や家族との情報交換が可能になる。

独りで闘うのではなく、励まし合いながら病と向き合うことを可能にしたという意味で、社会的にも意義があるサイトだと感じた。

医療機関や製薬会社にとっても、患者・家族の生の声を聞くことは、医療サービスの在り方や今後の製品開発を考える上で役に立つという点で、こうしたサイトは顧客から学ぶ場となる。

なお、健康・医療分野で双方向のサービスを提供するネット企業は「ヘルスケア2.0」と呼ばれているらしい。患者・家族と医療関連機関との間を取り持つネット産業の役割は、これからますます大きくなるだろう。

ただ、療養中の方々だけに、何気ない一言が患者さんやその家族を傷つけてしまう恐れもある。運営する側が、患者・家族の立場にたち、交流の質を高める環境を作ることが発展のカギになると思った。

出所:日経産業新聞2010年11月29日
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