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オンライン雑談

テレワークが広まると、何気ない雑談の機会が少なくなる。そうなると、コミュニケーションの基盤となる「相互理解」が低下してしまう。

注目したいのは、テレワークの中に、あえて雑談を取り入れる試み。

例えば、テレワークによって生産性を向上させることに成功した日立製作所のケース。

某マネジャーは、毎週月曜日の午後1時から部下5人とオンライン会議を開くらしいが、「前半30分は雑談に充て、後半30分で打ち合わせ」をしているらしい(日本経済新聞2021.1.17)。

また、クラフトビール大手のヤッホーブルーイングでは、朝礼にて、休日の出来事や趣味などを自由にチームで話し合う「雑談朝礼」を取り入れているという(日本経済新聞2022.2.21)。

進捗確認やディスカッションに入る前に、「オンライン雑談」を10分でも取り入れれば、テレワークの孤独感が減り、メンバー相互の理解が深まるだろう。

ちなみに僕のゼミでも、オンライン・対面にかかわらず、授業を始める前に、3~4名のグループを作り「最近あったちょっと嬉しかったこと」を話してから(10分程度)、本格的なプレゼンやディスカッションを行う。そうすると、お互いを知ることができ、激しい議論をしても後に引かないという効果がある。

意識的に雑談を取り入れることで、チームワークを向上させることができるような気がする。
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