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尊敬・応援・伴走

元編集者で小説教室講師の根本昌夫さんは、たくさんの小説家を育てている。今年の芥川賞を受賞した二人も根本さんの教え子である。

いったいどんな教え方をしているのか?

日経新聞記者によれば、根本さんの小説教室は次のような雰囲気らしい。「平日の夕方、都内の教室をのぞいた。生徒が作品を批評し合い、最後に根本さんが口を開く。「うまいねえ」「新人賞とれるよ」。ひとしきり褒めた後、思い出したように「最後はちょっとこうしたら」。優しい口調に場が和む」

基本的には「強みを伸ばし」「改善点を示唆する」指導のようだ。根本さんの信念にも感銘を受けた。

「編集者が作家を育てるのではない。応援して伴走するのが仕事」「生徒も書き手としてリスペクトしている」

相手を「尊敬」しつつ「応援」「伴走」するという指導は、ある意味、究極の方法である。

上司ー部下、教師ー生徒の関係においても目指すべき方法だと思った。

出所:日本経済新聞2018年5月20日






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