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『ホテル・ハイビスカス』(映画メモ)

『ホテル・ハイビスカス』(2002年、中江裕司監督)

舞台は沖縄のホテル・ハイビスカス。

ホテルといっても1室だけで、ビリヤード場も併設されているが客はほぼ来ない。

母ちゃん(余貴美子)の夜のバー勤めで食べているのが実情である。

ちなみに、黒人とのハーフの兄ちゃん(ネスミス)、白人とのハーフの姉ちゃん(亀島奈津樹)、そして、現在の父ちゃん(照屋政雄)の子供である小学3年生の美恵子(蔵下穂波)と、かなりインターナショナルな家族である。

物語は、ガキ大将的な美恵子が、森の精霊キジムナーを探す冒険が中心で、ゆっくりと時間が流れる沖縄の雰囲気が伝わってくる。

心に残っているのは、父ちゃんの優しさと強さ

客の来ないビリヤード場でいつも昼寝しているラテン系の人なのだが、血のつながらない子供たちや自由奔放な母ちゃんを大切にする一方、叱るときにはしっかりと叱る。

こんな人と友達になりたいな、と思った。


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