宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

虫さされとトビヒ

2013年08月04日 18時44分42秒 | 診断と治療
暑さも苦手ですが、クーラーが苦手です

熱中症予防でクーラーをかけますが、なんだか身体が重くだるいです。
血流が悪くなっているのかもしれません。
食欲もダウンしており、パワー不足ですね。
といいいながらも、休日は手芸に励んでいます

さて。

夏真っ盛りですから、お子様の虫さされのご相談が多いです。
お子様は、虫に刺されると腫れやすく、我慢できずにかいてしまうので、血が出たりじゅくじゅくしたりします。
これが続くと、トビヒの原因になるので、ご心配されるお母様が少なくありません。
でも。
かいてしまって多少血が出ても、すぐにトビヒとは限りません。
まずは正しい処置をしましょう。

まず。
虫さされは、石けんで清潔に洗いましょう。
多少血が出ていても、石けんを使用してかまいません。
消毒はしてもしなくても良いでしょう。
その後、かかないことが一番です。
かきむしりそうな部位は、絆創膏やガーゼを多い、触らせないのが一番です。

ついついかきむしって血が出たりじゅくじゅくしている場合。
必ずしも全部がトビヒというわけではありません。
何日もじゅくじゅくがかわかない・・とか。
虫さされの近くに、ぶつぶつがふえてきたり・・・とか。
こういった症状はトビヒを疑いましょう。

トビヒになったら、早めに受診してください。
抗生物質の内服が必要となる場合が多いです。
適切な内服と外用で、平均して4~5日で治癒します。
この間、プールは入れません。
入浴はシャワーのみです。
タオルの共用も禁止です。

山に川に海に・・・と楽しい夏休み
でも、トビヒになると、せっかくの予定が台無しです。
早めに治して、楽しい夏をお過ごしくださいね

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