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宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

帯状疱疹

2013年02月10日 07時13分22秒 | 診断と治療
皆さま、ちょっとお久しぶりです

珍しく、ブログを数日更新できなくて、ごめんなさい。

このところの気温の上下の激しさのせいか、ちょっと体調を崩し、頭痛が続いたり目が疲れやすくもなり、パソコンに向かうのがおっくうになっていました。
まさに三寒四温の気候です。
急に暖かくなったり、一気に寒くなって雪が降ったり、体調のコントロールも難しいですね。

おそらく、そのせいなのでしょう。
このところ、帯状疱疹の患者さんが、とても多いのです。
多い日は、一日に数名いらっしゃいました。

帯状疱疹をご存じでしょうか。

この病気の原因は、水疱瘡のウィルスです。
といっても、他人から感染したのではなく、小さい頃いったんかかった水疱瘡のウィルスが長期間潜伏感染していて、それが免疫力が落ちると再発するというものなんですね。

一般には、高齢になって体力や免疫力が低下すると発症すると考えられます。
しかし、外来では、20台や30台の若い人や、もっと小さなお子様の患者さんもいますね。

症状は、身体の一部に、ぴりぴりとした痛みや、あるいはずきんずきんとした違和感や、筋肉痛のような重い感じなどを伴う発疹がでてきます。
発疹は、はじめは虫さされのような赤みが出て、次第に水疱になってきます。
痛みは日に日に悪化することが多いです。
これらの症状は、ウィルスが増殖して、神経炎と筋肉炎をおこすからなんです。

大切なことは、一日も早く治療を始めること・・・につきます。

なぜなら、治療が遅れると、この神経炎や筋肉炎が悪化し、長期間の後遺症を残すことがあるからです。

身体の一部に違和感や痛みがあり、赤いぶつぶつが出てきたら、なるべく早く受診されることをお奨めします。
早めに治療を始めると、後遺症はかなり予防できますよ。

厳しい気温の上下に負けないよう、体調管理をお気をつけくださいね

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