宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

まぶたのかぶれ

2010年12月25日 16時14分11秒 | 診断と治療
昨日から、急に本格的な寒さがやってきましたね。

冷たい空気には透明感があり、あたりが暗くなると、その闇にきらきらとイルミネーションが輝いています。
皆さま、今年のクリスマスイブはいかがでしたか?。

今日はクリスマス
一応、私も、ちょっと凝った夕ご飯を作りつもりです

それにしても。
こんなに寒くなったのに、スギ花粉が少々飛んでいるようで、症状が出ている方が結構多く来院されます。

花粉かぶれの典型的な症状に、まぶたのかぶれがあります。
まぶたがかさかさしてきてかゆくなり、掻いてしまうとだんだん赤くなり、それを続けていると腫れてきます。

ここで、ちゃんと治療をすれば、良いのですが・・・・・。

まぶたくらい、すぐ治るだろう・・とタカをくくっていると、徐々に慢性化してきます。
皮膚がごわごわと硬くなってしまいます。
この状態をさらに放っておくと、怖いことになるのです

それは・・。

まぶたは老化しやすい・・ということです。
湿疹やかぶれを放置しておくと、しわになってしまうこともあるのです。
長く放置していたまぶたのかぶれは、治療した後に、細かいシワや深いくぼみなどを残すこともあるんです

これは、いやですね~

これから、スギ花粉は徐々に増加してきます。
そうなると、まぶたやほほ、クチビルやあご、くび、耳のうしろなどにかぶれがおこりやすくなります。
できるだけ、早めに治してしまいましょう。

悪化したままにしておくと、2月くらいから急にさらにひどくなります。
今、症状が出てしまった方は、年内に治療薬をもらっておいて、お休み中に治してしまうことをお奨めします
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