宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

手の湿疹

2015年02月13日 18時09分25秒 | 診断と治療
寒い寒いと言いながら、確実に春の足音が聞こえます

今日、大学通りを自転車で走っていたら、一本の梅の木の梅の花が満開でした
道行く人はまだみんなダウンコートにマフラーですが、植物は一足早く春をキャッチしているわけですね。

さて。

このところ、手の湿疹の方が増えています
手荒れはもちろん冬に多く見られる皮膚病です。
空気の乾燥に加え、食器洗いにお湯を使っていたりするので、当然です。
さらに。
インフルエンザの予防に手洗いの回数が増えたり、アルコール消毒をしたりするので、いっそう手荒れはひどくなります。

かゆいぶつぶつがでたり、ひび割れて痛みが出たり、大変です

でも。
春が近づく時期に手荒れがまた増えています。
これはどうしてでしょうか。

それは。
スギ花粉の影響もあるのです。

乾燥した皮膚に、スギ花粉が侵入すると、かゆみや湿疹が出やすくなります。
タオルなどの洗濯物を外に干すと、洗った手をそのタオルでふいたことで、花粉かぶれがおこりやすいのです

東京はもうスギ花粉が飛散開始しています。

タオルは外に干さないこと。
手はハンドクリームで、いつもうるおしておきましょう。

抗アレルギー剤や漢方薬の処方をしています。
点眼薬や点鼻薬も処方します。

ご相談くださいね

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