宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

乾燥肌と湿疹肌

2015年02月04日 16時31分32秒 | 診断と治療
明日は雪が降るようです
でも・・・。
今年の冬は寒くないな・・・と感じる私は、なんだか寒さに強くなっているようです

さて。

患者さんの中に
「皮膚がひどく乾燥して、ざらざらして、かゆみがひどいです。」
とおっしゃる方が増えています。

確かに、空気の乾燥が続き、みなさまの肌はうるおいを失っています。
湿度が低い上に、寒さで汗をあまりかきませんから、かさかさに感じるのは当然です。
でも。
本当にただの乾燥でしょうか。

肌をさわってみると、かなりざらざらしており、ひどい場合はまるで鳥肌のようにぶつぶつが目立ちます。

こういった場合、ただの乾燥でなく、実は全体にうっすらと湿疹が出かかっている場合があります。
この場合は、かゆみが強く、かくと簡単にぶつぶつした湿疹が出てしまいます。
かいたから湿疹が出たのですが、湿疹が出るべくして出たとも言えます。

ですから、こういった場合は、まずは、でかかっている湿疹を治療することが大事ですね。
単なる保湿クリームのみでは治りません。
保湿クリームを塗っても塗ってもかゆみが止まらない場合は、適切な湿疹の治療が大切です。
そして、かゆみが止まってからその後、保湿クリームを毎日塗り続けると、良い状態が保てるのです

湿疹の治療は、状態により異なりますから、しっかりと診察を受けましょう

~~~~おしらせ~~~~

都合により、3月11日(水)から15日(日)まで、休診させていただきます。

花粉症やじんましんなど、長期間内服が必要な方は、多めに処方も出来ますのでご相談ください。
なにとぞ、よろしく、お願いいたします

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