宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

簡単な処置

2014年08月18日 07時06分02秒 | 診断と治療
皆さま、今年はどのような夏をお過ごしでしょうか 

私はこれからちょこっと旅に出かけます。

国内とは言え、旅行に出るのはなんと4年ぶり。
ずいぶん、どこにもでかけていなかったものです
それほど遠くにいくわけではありませんが、楽しみなのは温泉です
美術館にもいくつもりなので、久しぶりの旅行にわくわくしています

というわけで。

二日間ほどブログを更新できません。

そこで、今頃にちょっと心配な皮膚病の簡単な処置の仕方についてお話ししますね。

まずは、日焼け
遊びに夢中になって、うっかりと日焼けをしてしまった方へのアドバイス。
まず、焼いてしまったその日。
これはとにかく冷やすこと。
水のタオルでどんどん冷やすか、水のシャワーを浴びることも有効でしょう。
場所によっては、アイスノンなどでも良いと思います。
少しほてりがおさまったら、化粧水や乳液などを塗っておくとひりひりが緩和されます。
日数がたつと、日焼けした肌は極端に乾燥してきます。
こうなったらこってりした乳液や保湿クリームを塗りましょう。

次に虫さされ
山や川に遊びに行かれた方々の中に、たくさん虫に刺された方もいると思います。
夏休みの勲章ですね
たいていは自然に治りますが。
中にはかきむしってしまうお子様も。
この場合は、治りにくくなりますし、ひどいとぐじゅぐじゅになってしまい、トビヒになってしまうこともあります。
トビヒの予防は、とにかくかかないように、絆創膏やガーゼを貼っておくこと。
でももしぐじゅぐじゅになってしまったら、石けんで清潔に洗い、市販の抗生物質軟膏をつけてガーゼで覆いましょう。
広がる場合は病院を受診しましょう。

ころんだ擦り傷
注意しなくてはいけないことは。
洗わずに消毒だけしている方が意外に多いこと。
これはいけません。
ちゃんと石けんでやさしく洗いましょう。
その後、消毒をしてもしなくてもよいですが、抗生物質軟膏をつけてガーゼで覆いましょう。
浅いきずであれば市販のパワーパットでもよいかもしれません。

さて。
今からあわてて用意して。
行ってまいりま~す



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