宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

足の湿度

2011年06月17日 19時04分36秒 | 水虫
今日は、雨の一日でした

今年は、梅雨らしい天気が続いています。

気温は昨年より低めで、それほど暑くはありません。
それでも。
ご注意ください

足の湿度が上がっています。

雨の日が多く、長靴を履く日もあります。
また、靴下に靴を履くので、真夏のようにサンダルという日は少ないです。
そのため。
靴の中の足の湿度が上がっています。

つまり。
足が湿っぽいわけです。

こういう季節に、ミズムシは活発になります。
実際、ミズムシの患者さんは急増しています

ミズムシと診断すると、悲鳴をあげたり、がっかりしてショックを受ける患者さんが少なくありません。
どうも、治らない病気という誤解があるようです。

ミズムシは、きちんと治療をすれば、治る病気です。
ただし。
きちんと薬をぬり続けないと、中途半端になり、再発しやすい病気です。
ですから。
治りきるまで、しっかり、長期間薬をぬりましょう

家族内感染もしやすい病気ですから、診断を受けたらしっかり治しましょう。
でも、ご心配はありません。
きちんと治療を開始すれば、家族にうつす可能性はほとんどなくなりますよ

足の指がぴったりくっついていると、むれやすいので、綿や絹の五本指の靴下も有効ですね。

じめじめした梅雨の季節は、気温がそれほど高くなくとも、ミズムシにかかりやすい時期と言えます。
もし、ミズムシにかかっても、症状に合わせた薬で治療をすれば、ちゃんと治ります。

まずは、正しく診断ですね


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