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大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

LEE(北区本庄東)

2004年12月19日 13時39分05秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 最近南森町付近に出没するメンソールです。南森町から天七あたりを移動していると、『餃子&バー』の看板を見つけたので、吸い込まれてしまいました。和風バーと言った感じで、バーテンダーは若い方でしたが、入り口近くでおばあちゃんが餃子を作っていたあたり、なかなか良い雰囲気でした。残念ながら餃子は水餃子のみで、具はキャベツと豚肉がメインで、多分にんにくは入っていないのではないかと思います。焼き餃子だとその臭いが店内に充満してしまうので、メニューに載せなかったのではないかと思います。

 メンソールはまず、バス・ペールエールを飲みながら店内をしっかり観察し、ラムを飲みながら水餃子をいただきました。餃子をオーダーすると醤油、酢、ラー油のセットが用意されますが、メンソールはラー油が気に入ったりしました。ほとんど酢&ラー油のタレを作り、わずかに醤油を入れたものを付けていただきました。皮は良い感じですが、具の方はもう少しインパクトを持たせてもいいのではないかと思ったりしました。最後は芋焼酎のストレートで締め。二階席もあるのですが、密会が出来そうで、メンソールは非常に気に入りました。問題は誰と密会するかという問題があるんですけど....。価格はリーズナブルで、バーテンダーさんは曾根崎にあるバーの出身だそうです。今は地下にタパスの店があったりします。昔は"P-Club"って言うクラブがあって、メンソールはよく入り浸ってました。


(店  名) LEE
(ジャンル) 餃子&バー
(住  所) 大阪市北区本庄東2-5-1
(電  話) 06-6377-7202
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 月曜日
(店  主) 谷村秀司

Bar 亀甲(心斎橋)

2004年12月19日 13時37分24秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 事情があってちょっと早い目に店を閉めて、愛車ドリーマー号に乗って谷町筋を南に疾走した。去年の年末だったかに名刺もらった時に、メンソールの頭をよぎったのは、餃子の店ともう一つ、謎のフード・プロデューサと呼ばれる新田佳仙の店だった。ちなみに店名は『メサ・デ・オロ』だそうだ。『メサ・デ・オロ』は『金の食卓』とか言う意味で、新田佳仙のニックネームが金ちゃんからとったそうだ。まだやってるのかなと思ってのぞいてみたら、ちゃんと営業してた。カウンター12席のみで、新田佳仙が一人で切り盛りしているとのこと。行ってみたいと思いつつなかなか行けない。

 それはさておき、なぜか『亀甲』の扉を押してしまった。ひょっとして高いんじゃなかろうかと思ったんだけど、リーズナブルだった。メンソールはマティーニをオーダーした。で、それまでにかなり飲んでたので、バーテンダーが使ったジンとベルモットの銘柄と、ミキシンググラスとカクテルグラスに氷を入れて丁寧に冷やしていたこと、オリーブの塩抜きを充分にしていたことはしっかり
覚えてるんだけど、マティーニをどうやって作ってたのかの記憶がない。もっと正確に言うと、ステアしてるシーンが頭に残ってない。マティーニなんて、ミキシンググラスに氷とベルモットとジンとビターズをぶち込んで、ステアすればできあがるでしょ、っていう人もいるかもしれないけど、メンソールはそんなもんじゃないと思ってる。それはともかく、マティーニって多少水っぽくなってもキンキンに冷やすことが命だという人が多いように思う。メンソールは逆に、冷えてなくてもいいからズドンと胃に響くマティーニが好きだ。常温のジンと常温のスウィートベルモットを同量混ぜるだけのジン・アンド・イットなんてカクテルも好きだったりする。

 隣のギャルズが、マクドナルド社の前身はシェーク作る機械売ってたんだよとか言ってた。今はダイレクトドローだけど、昔はスピンドルモーターで作ってた。ちなみに、現在のシェークマシンよりもスピンドルモーターで作ったシェークの方が美味しいという人の方が多い。てか、スピンドルモーターで作ったシェークの味を知ってる、あるいは覚えてる人は少ないとおもうが....。原理は一緒なんだけど何でだろ....。それはさておき、隣のギャルズと仲良くなったりしたんだけど、鯛のあら炊きを食べたいという個人的な事情があって、泣く泣く店をあとにした。花屋へ行ったり、なぜか何度合っても名前を覚えられない人に久しぶりに会ったり、激辛ラーメンを食べる約束をしたり、本当に久々に、自由恋愛推進委員会の話をしたりした。

 なんか全然とりとめのないレポートだけど、結局この日メンソールは、何杯飲んだんでしょうね。一本分くらいは飲んだような気がするんだけどな....。



(店 名) Bar 亀甲
(ジャンル) バー
(住 所) 大阪市中央区心斎橋筋2-7-11 日宝ロイヤルビル一階
(電 話) 06-6212-3459
(営業時間) ?
(定 休 日) ?
(店 主) 亀甲秀光

el cielo(福島区)

2004年12月18日 13時08分56秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 メンソールオフィスの近くにまたバーが出来た。名前は<el cielo>スペイン語で『空』だったかな。知らない人は多いと思うけど、メンソールはラ・パシオンというハンドル名(スクリーンネーム)も持ってるのだ。

 それはさておき、オープンなカフェ風の店で、多分カウンターにはギャルが並ぶんだろうな....と思ってたんだけど、オープンしてみたら、内装とは全然違う硬派なバーで、オーナー&バーテンダーの佐藤氏は、しっかりとベーシックな、基本に忠実な方だった。いきなりのマティーニをオーダーしたんだけど、それはしっかりしたマティーニを作っていただきました。メニューを見ると、かなり女性客を意識した内容になってて、実はマティーニもメニューには載ってなかったので、オーダーしていいものかどうかかなり悩んだりしました。おつまみ系も、ハード系バーに必須のミックスナッツとかビーフジャーキーとか、レーズンバターとかはいっさいなくて、てタルトとかケーキとかの、そんなもんで酒が飲めるかい....的な軟派なものが多数。メンソールはミックスナッツを頼んだんだけど、おそるおそる、ミックスナッツってあるんかなぁ....とか聞いた結果ゲットしたもの。

 オーナーの佐藤氏は、アメリカ村にある『アンクル・スティーブンス』におられたそうで、かなりのシングルモルト好き。当然の事ながらテキーラについてはめっちゃ詳しい。それにつられて、メンソールも、テキーラ(クエルボだったっけか)のリザーブを飲んでしもうた。スペインなんだから『リザーブ』じゃなくて『レゼルバ』だろう....とは思ったけど、つっこみを入れるのは止めた。その後なぜか麦焼酎となり、その後Sicksでビールを一杯飲んで帰った。

 なんか楽しみな店ではある。これからどうなっていくのかな....。ちなみに8月31日(土)がグランドオープン。




(店  名) el cielo(エル・シエロ)
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市福島区福島6-22-11
(電  話) 06-4796-0999
(営業時間) ?
(定 休 日) ?
(店  主) 佐藤修

MOIZ(東心斎橋)

2004年12月18日 11時47分16秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 どこかに良いタパスの店はないかな....という状態がまだ続いているメンソールです。先日もKOZOに行って来たんですけど、ふらっと寄って軽く飲んでという目的で使うには、ちょいと高いかな....と思ったりしています。ウナギの稚魚もどきは面白い料理だったし、また行きたいとは思うんですけど....。

 それはさておき、今回行って来たのは長堀橋駅近くにあるスパニッシュバールのMOIZ(モイズ)。タパスもグラスワインも、ぜーんぶ250円だよ....と言う話だったのですが....。

 店はガラス張りで、一階はカウンター席がメイン。この日のメンソールは一人じゃなかったので二階席へ。この階段がまた急な階段だった。階段を上るときは、女性を先に行かせるというのがエスコートの鉄則。これは、足を踏み外した場合に男性が後から支えるという意味なんだけど、先に階段を上っている女性のお尻をゆっくり鑑賞できるという余録も付く。

 メンソールはまずサングリアをオーダー。アルコール系ドリンクと言うよりは、ほとんどノンアルコール系のジュースみたいなサングリアだった。以前とはメニュー体系が変わったみたいで、タパスを食べれるのは一階のカウンターのみになっていた。メンソールはイワシの酢漬け食べたかったんだけど....。あと、一皿のボリュームがアップしていて、当然一皿の価格も上がっていた。ただし、この日までは半額セールということだった。

 メンソールがオーダーしたのは、タパス盛り合わせ。出されたのはじゃがいものアリオリ、ゴボウサラダ。ラタトゥーユの三品。まずはじゃがいものアリオリ。しっかりと酸味が利いていて、にんにくもしっかり利いていて、メンソール好みの味だった。添えられているパンはガーリックトーストで、こちらもメンソールのお気に入り。

 サングリアをシェリー(ティオ・ペペ)に代えての二皿目は、豚肉の蜂蜜胡椒ソース。豚肉は箸で切れるほど柔らかく、蜂蜜故障ソースは甘く、そして刺激的に辛く豚肉に絡まり至福の瞬間を与えてくれる。さらに添えられているクレソンの苦みとも絡まり合って、すばらしくいい感じ。蜂蜜ソースなんで、時間が経って冷えてくると粘度が上がって固まってしまうのが難点かな。最後にパンを使ってソースをぬぐい取ろうとしたんだけど、ダメだった。仕方ないので、スプーンを使ってソースをすくいとった。

 シェリーの次は赤ワイン。それに合わせては鶏肉のパエリア風の料理。ただし、料理名はアロスとなっていた。パエリアはスペインの米料理のことを指すのではなく、パエジェラという専用の鍋で作った料理のことを指すらしい。ということは、アロスはパエジャラを使わない米料理と言うことか....。鶏肉はしっかり味のあるもので、鶏肉の好きなメンソールは、それだけでうれしかったりした。

 デザートはアロス・コン・レッチェという、米の牛乳煮込み。アイスクリーム風なんだけど、牛乳を煮詰めて砂糖を加えたもの。これがウルトラセクシーな味だった。米の弾力性はもちろんの事ながら、砂糖を加えて煮詰めた牛乳は噛みしめるごとに練乳のような甘みが口いっぱいに広がっていく。

 デザートはもう一品アフォガートをオーダー。こちらはアイスクリームにエスプレッソをぶっかけるというもの。そんなことしたら、アイスクリームが溶けちゃうじゃん....と思うんだけど、溶けたアイスクリームとエスプレッソが混ざり合って出来るクリームコーヒーがこれまたセクシー。エスプレッソの方は、オプションでキャラメル入れてもらったんだけど、これがまた正解だった。


(店  名) MOIZ(モイズ)
(ジャンル) スパニッシュバール
(住  所) 大阪市気中央区東心斎橋1-4-29
(電  話) 06-6251-4122
(営業時間) 11:00-23:30
(定 休 日) 日祝

SAY & 10’s & KAZ(中崎町・黒崎町・天四)

2004年12月18日 11時26分09秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 仕事帰りに『オーガスタ』の前を通りかかったら、二つほどバーができていた。一つは『Zip』で、なにやらミラーボールのようなものが回っていてディスコ的空間だった。もう一つは『10's』で、入り口にはバーと書かれているが、テーブルと椅子が置かれているだけでスタッフはいない。「二階へどうぞ」と書かれているので、遠慮なく二階に上がる。

 狭いながらもコンテンポラリーというかソリッドなバーカウンターがあって、バーテンダーもアシスタントギャルも若い人だった。メンソールはマティーニをオーダーした。基本に忠実に作られたマティーニは、メンソール好みの味だった。二杯目はビール。地ビールがおいてあったのでそれをオーダーした。柔らかなモルトの香りと味とは対照的にホップの香りがほとんど感じられない。先にマティーニ飲んだからかな....、と思いながらつい最近飲んだのと似たような味がした。なんだったけ....、と考えをめぐらせるメンソールにバーテンダーが話しかけてきた。「バス・ペール・エール」に似てるでしょ。そういわれてみればそうだ。ごく最近バスは飲んだし....。それを少し軽くさわやかにした感じ。

 アシスタントギャルに名刺を渡すと、「サオリです」と挨拶してくれた。南沙織織が好きなんですって言ったけど、なんか支離滅裂やな。それに南沙織ってごっつい昔の人やで....。そんな彼女が、系列店があと二つあることを教えてくれた。なら、行かねば....、と席を立った。


(店  名) 10's(トォーズ)
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市北区中崎西2-4-35
(電  話) 06-6359-5529
(営業時間) 19:00-30:00(月~土)、19:00-27:00(日)
(定 休 日) 無休

 
 二軒目は『KAZU』で、三店舗の中では一番広い。こちらにも若いバーテンダーと若いアシスタントギャルがいた。アシスタントギャルは今日から勤務だそうだ。メンソールは、「ワンフィンガー」とオーダーされたら、人差し指の先から付け根までくらいの量をロックグラスに注ぐように伝えておいた。こちらにも地ビールがあったので、オーダーした。同じ味だと思ってたんだけど、違ってた。ヨーロッパの味がした。最初ドイツピルスナーな感じだったんだけど、飲み進むとベルギービールみたいにも思える。不思議な味だった。『10's』のビールがイギリス系、『KAZU』のビールがヨーロッパ系と言うことは、残る一件『SAY』のビールはアメリカ系と言うことか....。メンソールは席を立った。


(店  名) KAZU(カズ)
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市北区天神橋4-7-11 グリフォンビル一階
(電  話) 06-6354-5775
(営業時間) 19:00-30:00(月~土)、19:00-27:00(日)
(定 休 日) 無休


 三軒目は『SAY』で、中崎町商店街の中にある。ここでもマティーニと地ビールをオーダー。アメリカンなシトラス系のホップが利いたビールかと思いきや、炭酸がシャープだったけど、ヨーロッパ系のビールだった。

(店  名) SAY(サイ)
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市北区黒崎町7-4 新和ビル一階
(電  話) 06-6375-7220
(営業時間) 19:00-30:00(月~土)、19:00-27:00(日)
(定 休 日) 無休


 メンソール的には『10's』のエキセントリックな感じと、『KAZU』が好きかな。




MONKEY POT(北区浪花町)

2004年12月18日 11時23分02秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 中崎町商店街を歩いていて、なぜか『杜氏屋』のあるところの角を曲がった。ネパール料理の『カンティプール』を超えてしばらく行くと、コミュニケーションバーと書かれたガラス張りのカフェっぽいバーがあった。何度か店の前を往復してみると、バーテンダーではなくバーテンドレスがいたので、意を決して入ってみることにした。バーテンドレスを口説いてやろうという不埒な意識があったことは否定しない。

 メンソールが店にはいると、他に客はいなかった。カウンターに座り、ビールをオーダーする。オーダーを受けながらバーテンドレスは、「バーめぐりですか?」と聞いてきた。驚いたメンソールが、「どうして判るんですか?」と聞き返すと、「飲み歩きしてる人って、独特の雰囲気を持ってるし、何より店に入ってくる時の入り方(歩き方)が違うんですよ」とのことだった。ふーん。そんなもんなのか....と思いながら、ビールを飲み干し、二杯目は泡盛をストレートでオーダーした。アテはブルーチーズ。それほどはクセのないチーズだった。

 この店はコミュニケーションバーとなってるんだけど、一杯目のビールを飲み始めたころから、バーテンドレスの絨毯爆撃を思わせるようなマシンガントークが始まった。話してる内容は四方山話なのと、相手を無視して自分のことばかりを話すのではないので、無理して話を聞かないといけないというわけではない。しかし、息つく暇も与えないというか、ビールを飲む暇もないほどのトークの連続攻撃だった。二杯目の泡盛をオーダーしようとするんだけど、バーテンドレスのトークがとぎれないので、オーダーするタイミングがつかめない。もちろん口説く暇もなかった。



(店  名) MONKEYPOT
(ジャンル) バー(コミュニケーションバー)
(住  所) 大阪市北区浪花町11-8
(電  話) 06-6376-8263
(営業時間) 19:00-24:00
(定 休 日) 水曜日

BAMBOO CLUB(北区黒崎町)

2004年12月18日 11時21分30秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 もともと歯医者だったところを改装してできたらしいカフェ&アクセサリの店。従ってカフェとは思えない外装が違和感を醸し出していたりして気になる店ではある。沖縄直送のマンゴジュースがあったり、自家製ケーキがあったりするが、カフェタイムのケーキセットが700するのに対し、18:00からのバータイムはすべてのドリンク&フードが500円になると言う店だったりする。

 ギャラリーとしては、手作りのビーズアクセサリやベネチアングラスアクセサリ、七宝焼きなど。

 BGMはジャズ。2,000枚のディスクコレクションからセレクトして流してくれる。また、大阪のジャズミュージシャンによるライブイベントもあるらしい。

 場所は中崎町商店街から少し入ったところ。ネパール料理の『カンティプール』のもう少し先と言った方が判りやすいかな....。


(店  名) BAMBOO CLUB
(ジャンル) カフェ&アクセサリ
(住  所) 大阪市北区黒崎町12-17
(電  話) 06-6371-6403
(営業時間) 12:00-23:00
(定 休 日) 不定休

Bar一番蔵 (東心斎橋)

2004年12月17日 11時15分28秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 通称【すぱかオフ】、正しくは【スパークリングワインと貝のオフ】というのがあって、スタートが 20:00ということもあって、メンソールは先に『Bar一番蔵』へ行って時間をつぶしてた。会場となった『みとう』からは徒歩一分くらいの場所にある。メンソールが前回主催した【ロシア家庭料理オフ】の会場となった『ピーチェル』をもう少し南に入ったところに『エビス屋一番蔵』という創作料理の店があって、『Bar一番蔵』はその姉妹店。

 エレベータはないので、四階まで階段を一気に上らなければなりません。メンソールはあまり気にならなかったのですが、二軒目としてくる人が多いらしく、そういった人たちからは上ってくるのがしんどいといったような意見がある様です。

 このバーは、ビルの屋上にあるペントハウスのような感じで、玉砂利を敷き詰めた庭があって、これからの季節は縁側に置かれたイスでビールを一杯というのも面白いかもしれない。カウンターは白木で、店は全体的には和風の作りなんだけど、どうせなら徹底的にこだわってほしかった。たとえばカウンターの中にあるリーチイン冷蔵庫なども見えるところだけでも木製のものに代えるとか、エアコンも木目調のものに代えるとかすれば、雰囲気としては最高だと思う。でも、一人で来るところではないような気がする。

 昔、心斎橋に『Just a Little Bit』というやっぱり屋上にある、カウンター5席だけのバーがあった。その店はエレベータで最上階まで上がって、更に階段で屋上へ出る必用があるバーだったんだけど、雰囲気はカジュアルだった。まだあるのかな。


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(店  名) Bar一番蔵
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市中央区東心斎橋1-19-5
(電  話) 06-6251-7888
(営業時間) 19:00-深夜
(定 休 日) 日曜日
(店  主) 
(交通機関) 地下鉄各線心斎橋駅
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(料理評価) 食べてないっす
(接客評価) 良
(設備評価) 良?
(総合評価) 良
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FIGA (南船場)

2004年12月17日 11時14分22秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 【すぱかオフ】の前に、メンソールは二軒のバーを梯子した。前に紹介した『Bar一番蔵』は実は二軒目で、こちらの『FIGA』が一軒目。デニム界のドンの異名をとるエヴィスジーンズの山根氏のことはあまり詳しく知らないけれど、その山根氏と『バール・カミーノ』の神野氏とのコラボレーションとなればちょっと気になる。

 店に到着したのは19:00を少し回った頃。看板を探すが見あたらない。とりあえずビルの名前を頼りに地下一階へ下りていく。若かりし頃の、初めて『ギャラリーサイド・バー』に足を踏み入れようとしたのと同様の興奮に包み込まれながらゆっくりと歩を進める。階段を下り終わると、店内は目の前。しかもガラス張りで中がよく見える。ガラスの扉を開けると、と言うか開けなくてもガラス張りだから見えてるんだけども、白い大きな扇形のソファが目に留まる。テーブル席はすべてこんな感じでゆったりくつろげそう。しかもバーカウンターからは死角になる場所にもソファが配されていて、ちょっとエッチなことも出来そう。元々が「恋人とこそこそ来たくなるエッチな店」がコンセプトらしいんだけど、ここまであからさまにシチュエーションを準備されちゃうとかえって白けちゃうかな。

 カウンター左手側には五連奏のCDプレーヤーがあって、BGMのボリュームはかなり大きく、かつ低温部をブースとしてあるので、腹部に心地よい振動が伝わる。なるほど、恋の重低音か....、と納得した次第。

 メンソールがオーダーしたのはドライマティーニとビール。そういえば【すぱかオフ】の時に、メンソールが初めてバーに行ったときの最初のオーダーは何かと聞かれたことがある。一時マンハッタンを飲んでたこともあったけど、今はいきなりドライマティーニかな。なぜマンハッタンを飲んでいたかというと、ベルモットの量を1/3にするか1/4にするかでトラディッショナル派かコンテンポラリー派かが判るという考えからなんだけど、最近はどっちでも良くなった。二杯目はアプリコットカクテルというアプリコットブランデーにレモンジュースとオレンジジュースと言ったカクテル。ここではフレッシュジュースを使うかどうかをチェックしてたんだけど、こちらも最近気にならなくなったな。

 話は元に戻して、ドライマティーニは美味しかったよ。ビールはチェイサー代わりのつもりだったんだけど、マティーニを飲み終えるまでは手をつけなかった。それでも泡はちゃんと残っていて、メンソールが何度かに分けて飲み干した頃には、グラスの内側にしっかりとレースが残ってた。

 やっぱり一度カップル出来てみたいかな。せやけど、メンソールは今付き合ってる彼女はおらんしな。付き合ってほしい娘はおるんやけど、まだまだエッチな雰囲気のバーには連れて行かれへかな。


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(店  名) FIGA(フィーガ)
(ジャンル) バー
(住  所) 大阪市中央区南船場4-13-11 ミフネビル地下一階
(電  話) 06-6243-2001
(営業時間) 19:00-26:00
(定 休 日) 日曜日
(店  主) 
(交通機関) 地下鉄四つ橋線『四つ橋駅』か長堀鶴見緑地線の『心斎橋駅』
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(料理評価) 食べてないもん、判らへんもん
(接客評価) 良
(設備評価) 良(オーディオ関係はよい)
(総合評価) 良
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Le Vin Bien (北区角田町)

2004年12月17日 11時04分05秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 ちょっと一杯飲みたかったメンソールは、そのままこのワインバーにやってきたのでありました。店外からは中が良く見えますし、カウンターが空いていたので、迷わずに入りました。女性客が多く、男性のみのグループはいませんでした。メンソールは、女性二人のグループの横へ案内されました。当店名物と書かれた『じねんじょ焼き(赤)』をオーダーしました。その他には、『野菜の生醤油もろみ漬け』と『蒸し鶏』の三品をオーダーしました。

 最初のワインは『エミニツ』にしました。よく判らないですが、名前からするとイタリアのワインぽいです。香りがとても良く、酸味はあまりなく、タンニンも程々で、なかなか良いワインでした。ここで『蒸し鶏』が登場。こちらも良いお味でした。

 二杯目のワインは『ジャスティフィケーション』にしました。カリフォルニアのワインですが、一杯目と似たような系統の味ですが、飲み込んだあとにやや甘みが残ります。この日は結局四杯のワインを飲んだのですが、このワインが一番気に入りました。さて、このころに、『野菜の生醤油もろみ漬け』が登場。野菜は、茄子、山芋、スイカ、ピーマン、人参などで、まさにおつけものといった感じで美味しかったです。酒のあてには最適です。ただ、あまり多くは食べられません。三口目くらいから、もう飽きてきたというか、もう少し薄味に仕上げてもいいのではないかと思いました。驚いたことに、ワインとの相性は抜群だったように思います。料理のあと口というか余韻と、ワインの余韻というかがよく似ているのです。これは驚きでした。

 三杯目のワインはフランス産の『ジュブレ・シャンベルタン』にしました。メンソールの好きなワインの一つです。とても美味しかったです。残念なことに、これに合わせる料理が出てきませんでした。『じねんじょ焼き』って時間かかんねんなぁ、と思いながらグラスを空けたとたん、まるで見計らったように『じねんじょ焼き』が登場しました。

 ワインのサジェスチョンがあったので、ここはお任せにしたところ、イタリアのワインが出てきました。ラベルが斬新だったので、メンソールの横に座っていた女性グループも同じものをオーダーしていました。さて、『じねんじょ焼き』ですが、これには三種類あって、メンソールがオーダーしたものは『赤』です。見た目はお好み焼きにそっくりでした。ゴルゴンゾーラ味になっているのですが、それにもまして濃厚なお好み焼きソース(の様なもの)がかかっていました。あまりにソースの味が強烈なので、じねんじょの味がしません。お好み焼き食べながらワインを飲んでいるような錯覚に陥りました。あわせてくれたワインは美味しかったんですけどね。


 話が飛びますが、新阪急ホテルの北側に『ジャファンス』という日本酒の店があります。店名から判るとおりジャパンとフランスを組み合わせたもので、店のコンセプトはフランス料理を日本酒で楽しむというものでした。メンソールはこの店が気に入ったので、よく通いましたし、日本で初めてという日本酒ソムリエの沢崎氏とも仲良くさせていただきましたが、フランス料理に日本酒というのは、最初は少し違和感がありました。

 数あるメニューの中の三品を食べただけですので、それだけで言い切ることは出来ないと思いますが、このワインバーでオーダーした三品は、お好みソース味の『じねんじょ焼き』を除いては醤油ベースの味付けで、和食を意識していたのではないかと思います。つまり和食でワインを....というコンセプトではないかと思ったりしています。だからでしょうか、『ジャファンス』で感じたのと同様な違和感を感じたりしました。
 
 非常に使い方が難しい店というのがメンソールの印象です。メニューにもありましたが、予算と好みを伝えてフードもワインもお任せにしてしまうのがよいように思います。接客態度とかは標準だと思います。もう気配りがあってもいいかな、と思うところはあったのですが、二人であのフロアをカバーするのは多少しんどいのではないかと思いました。


 ・Le Vin Bien
 ・06-361-4701
 ・大阪市北区角田町9-36
 ・16:00-23:00
 ・第三日曜日休み

本多 (西心斎橋) ワインバー

2004年12月17日 10時27分39秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 土曜日のメンソールは、メンソールにとって三つ目のウェブページと、三つ目のメーリングリストと二つ目のメールマガジンを開設したりしていた。それから『PC情報活用研究会』のオフに参加し、それから房代と一緒に『ガメラ3』を見た。ウルトラマンは初代ウルトラマンから、平成ウルトラマン三部作、ティガ、ダイナ、ガイアなどがあって、どの時代の子供たちにも知られているが、ガメラについては知らない人が多いらしい。「ガメラを見に行こう」と父親が誘っても、「そんなん知らん」ということで、結局お父さんは一人、もしくは房代と行くことになる。

 『ガメラ3』の感想についてはふさわしくないないので書かないが、『ガメラ3』を鑑賞したあとは『京ちゃんの店』に行こうと思っていた。『京ちゃんの店』というのは俗称ですので、この名前の店があるわけではない。


 『ガメラ3』を見たあとで、高島屋へ直行し、メンソールは謎の酒を、房代はチーズを買った。メンソールが買った謎の酒は、『ファーターズ・ガストロノミー』とかいう名前。ドイツ語はあまり得意ではないけれど、『お父さんの食欲』といったような意味になると思う。このボトルの隣には『ムッターズなんとか』という酒も置かれていて、こちらは『お母さんの何とか』という意味になると思う。

 房代が買ったのはゴルゴンゾーラ、それからイタリア産ハードタイプの物、シェーブルタイプからはピラミッド。。房代とは以前『Jean-Louis Deparis』で初デートしたときに、ハードタイプのチーズのおいしさを再確認させてくれた。目覚めたと言ってもいいかもしれない。

 チーズと謎の酒を持って、『京ちゃんの店』に向かう。ところがこの日は営業していなかった。なんでやねん。ということで、メンソールはそのまま北上。日航ホテル裏にあるワインバー『本多』へ向かう。エレベーターで六階まで上がる。エレベーターをおりて右手側に扉がある。扉を開けると長いカウンターがあって、左手側にはバルコニーがある。メンソールと房代はカウンター奥の席へ案内された。カウンター奥の左手側にはテーブル席があり、こちらでは合コンらしきことをやっていたが、男女の数があっていない。よけいなお世話かもしれないが、その後どうなったんだろう。

 通常こうした店だと、カウンターバックにはワインストッカーやら、グラスやらが置かれているが、この店ではそういった物は見あたらない。壁に埋め込み型のワインストッカーというか、カウンターと同じ色の扉がつけられている。メンソールの前に、フードメニューとワインリストが置かれた。まずワインリストをチェックする。メンソールの場合ワインバーにはいると結果的にはボトル二本ぐらいのワインを飲むことになってしまうが、この日はグラス三杯と最初から決めていた。

 フードメニューの右手側はチーズのリストとなっている。食べたことのないチーズばかりに種類をオーダーした。ウォッシュタイプが一つとハードタイプが一つ。それからオードブル盛り合わせと、いろいろな貝のエスカルゴバター風味。

 まず、オードブルの盛り合わせ。鰯の甘露煮のバルサミコ、鴨肉のテリーヌ、それからイノシシ肉。鴨肉テリーヌの中には、ケッパーが入っていて、良いアクセントになっている。イノシシ肉は、まるでタンの薫製のように柔らかく仕上げられている。

 メンソールの二杯目はシャトー・ベル・エール。英語にするとBeautiful Airといった意味だろうか。メンソール好みのワインだった。チーズはウォッシュ、ハードとも、それほどクセのあるものではなかった。「メンソールには物足りないんじゃない」と房代は言うが美味しいものならどんなものでも歓迎だ。

 いろいろな貝のエスカルゴバターは、思ったよりもあっさりとした感じだった。あっさりしているというのは、濃厚じゃないという意味じゃなくて、メンソールが思っているほどガーリックが効いていなかったと言うことだ。エスカルゴではなくて、牡蠣やアサリを使っているので、それほどガーリックを使う必要がないとの判断だろうと思う。メンソールは『カヴォ・ラ・ヴィーニュ』でのブリのクリームソースの味を一瞬思い出したんだけど、気のせいだろうか。メンソールは例によって、皿をピカピカにした。メンソールの座ったカウンターのほぼ正面がキッチンになっているんだけど、それを見ていたシェフと本多氏から礼を言われてしまった。

 メンソールの三杯目は、好みを伝えてお任せした。ドイツ語と同様にフランス語もあまり得意ではないんだけど、『茶色の馬』という名前のワインだった。ストッカーから出されて来たワインの温度はちょっと低めだったし、まだまだつぼみの状態だったので、両手の平でグラスを包み込んで、暖めた。ワイングラスは脚を持つものだと思いこんでいる人もいると思うが、メンソールは結構ブランデーグラスみたいな持ち方をよくする。グラスの脚ではなくて台座を持つ場合も多いんだけどね。特にカクテルなんかの場合は、いったん持ち上げたらからにするまでテーブルに置かないこともあって、この持ち方でもそれほど苦労することはないし、立食パーティーなんかのと気は、脚を持つよりも台座を持った方がグラスが安定すると、メンソールは思っている。

 フードメニューの一番最後の欄には『ドライカレー』と書かれている。その下に小さな文字で、『ワインの香りを殺さない味付けです』と書き添えられている。非常に興味をそそられたので、次回はこのドライカレーに挑戦してみようと思っている。そういえば『ピノ・ノワール』にもカレーライスというメニューがあったわな。


【店  名】 ワインバー 本多
【ジャンル】 ワインバー
【電話番号】 06-6243-0876
【住  所】 大阪酒中央区西心斎橋1-10-3 エースビル六階

an (お初天神裏)

2004年12月16日 13時06分29秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 なぜ酒を飲むのかと問われたときに、その答えは色々とあると思う。単に美味しい(好きだから)から、一緒に飲む友人との会話が楽しいから(要は会話の潤滑剤)、バーテンダーやウェイトレスが気に入っているから....など。

 メンソールは一人になりたくなることがよくあって、そんな時にはバーに座って飲むことにしている。一人になって、自分自身のことや、自分を取り巻く環境についてゆっくりと考えてみたいからだ。だからそんな時に行く店は、バーテンダーと仲が良かったり、知り合いと会うかもしれない様なところではなく、自宅から少し離れていて、それほど通い詰めていない店になる。

 メンソールが真っ先に思いついたのが堂島にある『デュワーズ』と裁判所近くにある『Fate』だった。『Suntory Old Bar』というのも、人の出入りが激しい分、その雑踏の中で孤独を感じられたりするので結構好きだ。メンソールが最終的に選んだ店は、新地にある『BUZZ』。ここは昔、OKタクシーの大阪進出の拠点だったところだ。初めてこの店に来たとき、開店時間直後に行ったので、客席でバーテンダー氏が着替えの途中で、パンツ一丁だった。女性バーテンダーでなかったのが残念に思えたが、女性なら店内で着替えることはないだろう。

 ここへ来るのは二度目。久しぶりに訪れた店内は、以前と比べると少し広くなっているような気がした。もちろん気がしただけで、広くなっているはずがない。カウンターに座ってジンのロックをオーダーした。ジンはブードルズ。メンソールの横に座っている女性は、スコッチウィスキーをオーダーしていた。二杯目はドライマティーニ。タンカレーとチンザノの組み合わせだった。メンソールは最後までジンで通すつもりだったんだけど、三杯目はラフロイグを飲んじゃった。四杯目はデュカスタンのファーザーズ・ボトルを見つけたので、久しぶりにブランデーを飲もうかとも思ったけれど、かなり短時間で三杯飲んで、ちょっと酔いが回ってきたこともあって、店を出た。


 さて、帰ろうかな....、と思っているところでこの店を見つけてしまった。スタンディング・スタイルの店が流行っているが、バーカウンターはスタンディングが好きだ。ストゥールに座るよりも立って飲んだ方が楽だったりもする。この店はスタンディング・スタイルの店。非常に小さい店なので、スタンディング・スタイルにしたのは正解だと思う。詰め込んだら9人くらいは入れるかもしれないが、それでも定員数ぎりぎりの乗客を詰め込んだ電車のようにはなるだろう。メンソールはいきなり日本酒、続いてバーボン(Woodford Reserve)、ジン(ボンベイ・サファイア)を飲んだ。バーテンダーは小柄な中年のおばちゃんなんだけど、話好きなので、結構面白い。

 この日のメンソールは、結構ハイペースで飲んだにもかかわらず、あまり酔わなかったし、翌日も二日酔いにはならなかった。ちなみに二軒目の店は、全商品がワンショット500-。酒の種類にこだわるのでなければ、こうした店も面白いと思う。カクテルは多分ないと思う。それにソーダ割ができるかどうかも確認しなかった。


【店  名】 an
【ジャンル】 ショットバー
【電話番号】 06-6367-7337
【住  所】 大阪市北区曽根崎2-5-20 お初天神ビル一階
【営業時間】 17:00-23:00
【定 休 日】 日祝

エルミタージュ(HERMITAGE) (曽根崎新地)

2004年12月16日 12時59分04秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 柊氏とは、それなりに長いつきあいをしているのですが、一緒に飲みに行ったのはこれが始めてとなりました。柊氏曰くは『エルミタージュ』に行きたいというわけです。『エルミタージュ』についてはご存じのことと思いますが、カクテルコンペで一位を獲得された田外氏がバーテンダーをされています。

 大体このあたりだろうとあたりをつけて探すのですが、ありません。ほとんど諦めかけたところへ運良く『ジャンヌ・ダルク』の坂井氏が通りかかり、『エルミタージュ』の場所を教えていただき、やっと辿り着くことが出来ました。

 メンソールはまずマティーニをオーダー。標準的な味だったと思います。二杯目はアプリコット・カクテル。オレンジの味がちょっと印象的でした。柊氏の一杯目はサイドカー、二杯目はモルトだったようです。その後柊氏はシガーなども嗜みながら、帰宅したら04:00となっておりました。

 さて、田外氏のカクテルですが、これといった特徴がないのが特徴かもしれません。飛び抜けて素晴らしいものではないけれど、欠点を探しても見つからないといった感じです。メンソールが作っていただいたマティーニは、とくにリクエストしていないにも関わらずベルモット・リンス・タイプのマティーニでした。キンキンに冷えているわけではないですが、その分水っぽくもなく、優しい感じに仕上がっていました。カウンター12席くらいの小さな店です。

 カウンターバックにはHERMITAGEの文字が書かれています。Hermitといえば隠者、あるいは賢者の意味となるので、そういった関連の意味かと思っていたら、なんとクローズ・エルミタージュという赤ワインがあるそうで、こちらが店名の由来だそうです。もちろん、メンソールが感じたHermit(隠者)の方も間違いではなくて、判りにくい場所にある隠れ家的な店という意味も含んでいるようです。もう一つHermitageの最後の四文字をとるとTageとなり、バーテンダー氏の名前にもなるわけです。


【店  名】 エルミタージュ(HERMITAGE)
【ジャンル】 Shot & Cocktail & Wine & Food Bar
【電話番号】 06-4797-0636
【住  所】 大阪市北区曽根崎新地1-1-40 ジロービル新館一階
【営業時間】 18:00-26:00
【定 休 日】 日曜祝日
【そ の 他】

バール カミーノ (南船場)

2004年12月16日 12時47分42秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 店はちょっと判りにくいところにある。看板はちゃんとあるが、黒い板に小さくアルファベットで店名が書かれているだけなので、見つけるのは至難の業だ。店が入っている『ナサプライムハウス』というビルの名前で探すか、この通りを歩くときに大犬座のシリウスのように、燦然と輝く裸電球を目印にするのがよい。メンソール自身、この店を発見できずに、店の前を数回行ったり来たりした。

 ビルの中に入ると、メニュースタンドが出迎えてくれる。メニュースタンドは通路の左手側にあるので、店も多分左手側にあるのだろうと、メメニュースタンドが置かれた角を曲がりたくなってしまうが、ここで曲がってはいけない。店はその更に奥にあり、入り口は右手側だ。

 木製の扉は粋なデザインだし、自宅的な隠れ家として使えるバーだと聞いていたので、スノビズムの塊のような雰囲気があるのではないかと危惧をしながら扉を開ける。そこには木製のカウンターが広がっていた。あまり広くはなく8席くらいだろう。バーカウンターの上には、見知らぬボトルが並んでいるが、注意して読んでいくとどうやらミネラルウォーターらしい。グラッパかと思われる細身のボトルも数本置かれていたが、メンソールはイタリア語が得意なわけじゃないので、よく判らなかった。カウンターバックには、ワインラックがあり、横になったワインボトルが積み上げられている。あと、カウンターの上には、いろいろな店の名刺やポストカードが置かれている。九条の焼鳥屋『ばかや』のものもあった。

 入り口左側の壁と、カウンター席背後の壁は、木を基調としたデザインで、しかも照明が足元から仄かにライトアップされていて、和室を感じさせる。壁を身ながらゆったりリラックスするのもよいのではないかと思う。カウンター以外には、入り口すぐのところに2名分くらいのストゥール席がある。カウンターに座るのもよいが、メンソールは、細身の木を乱雑に組み合わせたようなデザインの壁を、いつまでも見入っていたかったりする。

 メニューは手書きのもので、表がドリンク類、裏がフード類となっている。メンソールはまずは生ビールをオーダーして、それからじっくりワインとフードの吟味をすることにした。オーダーしたのは、前菜の盛合せ。鴨の和風の二皿。前菜はタコのマリネ、さやいんげんの白和え風、鶏肉。最初の二品は結構軽い目の味だったけれど、ローストされた鶏肉はやや重い目の仕上がりになっている。メンソールは鶏肉が大好きなので、鶏肉を美味しく料理してくれると嬉しくなってしまう。鴨の和風も複雑な味で、何度も何度も噛みしめながら次々と表情の変化を楽しんだ。

 ワインは、もちろんボトル売りもするけれど、グラス売りがメインとなるらしい。グラスでは足りないしボトルでは多すぎるし....といった場合のためにデキャンタ売りもある。デキャンタは250mlと500mlの二種類。大体ボトルの1/3と2/3と考えればよいだろう。


【店  名】 バール カミーノ
【ジャンル】 バー
【電話番号】 066241-6644
【住  所】 大阪市中央区南船場4-10-18 ナサプライムハウス一階
【営業時間】 07:30-24:30
【定 休 日】 日祝




 その後メンソールは、歩いて『カヴォ・ラ・ヴィーニュ』へ行き、カウンターでジンファンデルのワインを飲んだ。メンソールの横には、なにやらワインの専門家らしき客が、どえりゃー高そうなワインを開けていた。

 このカウンターで、メンソールは映画『ストレンジャー(Never Talk to Stranger)』のシーンを思い出していた。若い女性心理学者サラ(レベッカ・デモーネイ)が、恋人以外の男性と会っていて、本命の彼氏からデートしているのかと疑われたときのシーンだ。この時の二人の会話はとても素敵なんだけど、どんな会話を交わしたのかはここでは明かさない。どうしてって....。メンソールがデートしていて、それを本命ギャルに見つかった時には、この言い訳を使おうと思っているから....。


新阜 (西心斎橋)

2004年12月16日 12時38分52秒 | 洋酒系(バー、ワイン)
 その女性と初めてのデートをするのなら、そして『勝ち』を目指すなら、一度も行った事のない店に彼女を連れていっては行けない。ハプニングやアクシデントに対する処理能力がある事を見せるのは、もう少し後でも出来る事だし、初デートというのは、次回以降のデートに応じるかどうかを判断する面接試験の様なもので、その男のテイストとか行動範囲を厳しくチェックされる。それなら自分のフィールドで戦う方が良いに決まっている。


 扉を開けると、そこはウッディーな空間だった。カウンターのみ8席の店。そして先客があった。うれしい事に彼女達は可愛かった。カウンターには少し憂いを帯びた寂しげな瞳の熟女が似合うが、とりたてのマスカットの様なフレッシュで元気一杯のキャピキャピギャルズもいいかもしれない....、そんな風に思った。彼女たちの名前は聡美と美穂だった。彼女たちとマスターの会話は、横で聞いていても吹き出してしまうほど面白かった。ここで再現できないのが残念だ。

 メンソールの座ったその目の前には、ドンペリがずらり、左手側にはシャトー・ムートンが年代別に並んでいたりする。

 メンソールの一杯目は「こくがあって渋味のある赤ワイン」だった。マスターは一瞬うなった後「ボルドー、イタリア、ブルゴーニュ?」と問い返す。今度はメンソールが少しうなった後に「ブルゴーニュ」と答えた。出てきたワインはメンソールの好きなジュブレ・シャンベルタンの近くで作られたものだそうで、いきなりうれしかったりした。大きなグラスで供されたワインをクルクル回して一口飲む。冷やされていたにもかかわらず甘い蜂蜜の様な、むせ返るような香りが漂った。味もしっかりしていたので、常温だったら美味しいんじゃないかと思う。ローコストの赤ワインは冷やして飲むと美味しいと主張する人がいるけれど、メンソールはそうは思っていない。やや燗をつけてもいいんじゃないかと思ったりする事がある。という事でメンソール一杯目。


(一杯目)ブルゴーニュの赤ワイン(ピノノワール)
 この時点でメンソールはかなりの飲み手だと勘違いされたらしい。そんな事はないんだけどなぁ....。とにかく飲んでいると、「ちょっと冷え過ぎかもしれません。それまでこれを飲んでください」と出されたのがサンテミリオンの赤ワイン。


(二杯目)サンテミリオンの赤ワイン
 カウンターに座っていた美保嬢が「プリンのカラメルの部分の焦げたような香り」と言っていた。その他、「クリームアンパンの香り」とか「麦わらの香り」とか表現していた。バラとかアーモンドとかきのことかの香りというよりずっと直截的でわかりやすい表現だと思う。おそるべしである。しかし、「○○屋のクリームアンパンの香り』と言われても、メンソールはそれを食べた事がないのでイメージできない。このあたりが難点のような気がする。

 メンソールは『りす』をオーダー。メンソールは実はイタリアワインがあまり好きではなくて、これまで意識的に避けてきたところがあったんだけど、今日は何かいいイタリアワインに当たりそうな気がした。『りす』と言うのはラベルにリスの絵が書いてある。メンソールは魚臭と感じるんだけど、美穂嬢によれば「卵の様な蛋白質の香り」なんだそうだ。メンソールは化学が専門なので、化学が分かる仲間といる時は低級アミンの香りと言ったりする。厚みがあっていいワインだった。


(三杯目)イタリアの赤ワイン(サンジョベーゼ種)
 ここらでいいワインを飲みましょかと、マスターが言う。飲みたいとメンソールが言う。出てきたワインはシャトー・シサック。ギャルズに向かって「今までのワインとは違う大人のワインだぞう」と見せびらかした後に、封を切り、メンソールに出してくれた。マスターは『ロボタック』でも見てるんだろうか。それからギャルズをフルネームで呼び捨てにする。ニュースステーションの久米宏の様に....。美穂嬢がメンソールに聞いた、かなり飲んでるんですかと、飲んでないよ。知ってる振りをしてるだけ....、メンソールは答えるが、なぜかマスターは信じてくれない。そんなはずはない、かなり飲んでるはずだ。何でだろう。メンソールはそんなに年季の入った飲み手じゃないぞ。


(四杯目)赤ワイン(シャトー・シサック)
 この時に、マスターがこそっと名刺をくれたので、メンソールも名刺を渡す。まさか【大阪グルメ倶楽部】の名刺は恥ずかしくて渡せないので、仕事用のものを渡した。ギャルズにも名刺を渡すと、ギャルズは名刺サイズの紙に、勤務先と名前を書いてメンソールにくれた。その時にマスターが彼女の事をシーバ美穂と呼ぶ理由が分かった。メンソールは彼女がシーバスリーガル大好き少女なんだろうと思っていたんだけど、シーバと言うのは本名だったんだ。とりあえず12月5日(土)に開催される【新生ピノノワールオフ】には招待しておいた。来ないと思うが....。

 メンソールが三杯目を飲んでいる時に、マスターはメンソールの側に新しいボトルを置いた。美穂嬢が言う。あれが飲みたい。マスターが言う。大丈夫、この人は飲むとメンソールと目線を合わせて言う。しゃーない、行っとこう、とメンソールが言う。


(五杯目)赤ワイン(ムルソー)
 キタにあるジャズバーと同じ名前のワインだった。この頃はかなり酔っているので、ワインに対する評価はしない事にするが、美味しいワインだった。美穂嬢が言う。赤ワインって美味しいけれど、グラスを目の前にして飲み頃になるまで待つのがつらい....。実はメンソールもそう。グラスを目の前に置かれるともう待てない。ほとんど一気で飲んでしまう。だって、本来ワインは水代わりなんでしょ、なんていうと水をがぶがぶ飲むやつはいないと反論されそうだ。

 マスターはギャルズに、このワインは美味しいぞうと見せびらかしているワインがあった。ラベルはメンソールのところからでも読み取れた。シャトー・マルゴーだった。正確には「なんとかブラン・シャトー・マルゴー」だったんだけど....。美穂嬢が、これ飲みたいというが、マスターが、これはグラスで出せるようなワインじゃないぞう、と言ってすぐに冷蔵庫になおしてしまった。それからしばらく立って、そのワインの事を忘れた頃に、マスターはそのワインの封をいとも無造作に切った。


(六杯目)白ワイン(シャトー・マルゴー)
 ここのマスターは本当に無造作にすべてをやってのける。ワイン独特の高級感とかムードとか言うのはどこかへ吹っ飛んでしまったようで、フード類は柿の種とか塩昆布とかもある。そろそろ帰ろうと考えたメンソールは最後のオーダーをした....つもりだったんだけど....。


(七杯目)イタリアの赤ワイン
 三杯目に飲んだサンジョベーゼと似たような感じのワインだった。メンソールは魚の骨のをかじるような味が一瞬したんだけど、厚みのある美味しいワインだあった。三杯目のワインと同じくイタリア中部のワインらしい。

 ここはワイン専門店ではなくて、カクテルはウィスキーなども置かれている。シェーカーなんかも置いてあったから、カクテルも出来るんだろう。メンソールは座った時から目の前に置かれていた焼酎が気になっていた。「ねこの走り」と言ったような名前だった。吟醸酒の様な香りで軽い。何度あったのかは見ていなかったけど、美味しい焼酎だった。マスターはギャルズにも味見をさせていた。美穂嬢は気に入ったようだった。


(八杯目)米焼酎(「猫の走り」と言ったような名前)


(九杯目)20年古酒(泡盛)
 九杯目はマスターのおごりらしかった。こちらもおいしかったぞう。だけど、この日飲んだ九杯は、すべてグラスワイン用に用意したものではなく、すべてメンソールの目の前で封を切ったものだった。そんなことしてええの....と叫びたくなるくらい。お値段の方が12,000-だった。それほど高くないでしょ。ギャルズなんか、常時目の前に三種類くらいのワインを置いてのみ比べていたし、自由に飲んでもらえればいいというスタンスだと思う。


(店  名) 新阜
(ジャンル) 酒処
(定 休 日) 水曜
(座  席) カウンター9席
(そ の 他) 予約が望ましい。