みどりの野原

野原の便り

8月26日 葛城古道 昆虫 シロヒトリ タマカタカイガラムシとアカホシテントウ ハリカメムシ アリグモ

2019年08月26日 | Weblog

葛城古道で昆虫観察会。
鴨山口神社~六地蔵石仏~番水の時計~九品寺~葛城一言主神社からバス道へ戻る。

 
シロヒトリ これがあのモコモコ毛虫の親の姿か。
          右)腹部は赤と黒の点が並び、前脚も基部2節が赤い。
翅だけを見れば白い麗人? でも腹の赤黒模様を見ると・・。

 
  タマカタカイガラムシ       同じ木にアカホシテントウが付いていた。
アカホシテントウはタマカタカイガラムシの天敵だ。

 
ハリカメムシだそうだ。今日はいっぱい見た。メヒシバなどに付く。
               右)ウスバキトンボ 翅に黄色い縁紋がある。
ネットを見ていたら「この縁紋には飛ぶときに生じる振動を調節する作用がある」と書いてあるものがあった。へえ~~。
南で生まれて、世代交代を繰り返しながら日本列島を北上するが、冬の寒さには勝てず、越冬できずに死んでしまうと言われているが、冒険を繰り返しているうちに温暖化や寒さに慣れたりして北の地域にも適応していくものが出てくるのかもしれないな。

 
今日見たセミの抜け殻 左からツクツクボウシ アブラゼミ クマゼミ
 右)一見「アリ」よく見れば「クモ」 アリグモだ。アリは昆虫だが、クモは節足動物。
あまりに小さくて、お腹側から撮ってしまっていたのもその時は気づかなかった。
帰ってから拡大してわかった。

ボロボロの翅のガ、クモに捕えられてぐちゃぐちゃになったガも同定できる昆虫メンバーには感心させられる。

とてもとてもそうはいかないけれど、今日もたくさんの虫を見せてもらって面白かった。

 
丸い葉を見て「ウキアゼナ」と思ってしまったが、キカシグサだった。花はまだ。
ミソハギもあった。             右)道端にシロザ。
アカザは全く見かけなくなった。シロザも見る機会はずいぶん減った。

 
葛城山麓にある葛城古道からは見晴らしがよく、大和三山もきれいに見えた。

 
   番水の時計            吉野川分水 分水工

金剛山にある水源を巡って大和と河内の激しい水争いなど、昔から、水の確保には苦労されていたらしい。
この番水の時計も少ない水を田んぼに公平に入れるために、時間を計るための施設で、今も使っておられるらしい。時刻表が取り付けてあった。

今日歩いた途中、水路を激しく流れ下る豊富な水を見て、葛城山を控えているから・・と思ってしまったが、途中に吉野川分水の施設が何か所かあり、そうか。吉野川分水が通っているのだ・・と思い至った。
前に下市頭首工(吉野川からの水の取り入れ口)や水を分ける施設などを見に行ったことがあるのにすっかり忘れていた。
今日見た限りでは有り余るほどの水があるように見えたが、まだ水不足なのかな?

 
  九品寺  寺の前の掲示板に「ボーッと生きていいんだよ」と。何だか安心した。

シロマダラというヘビも珍しく、池のカイツブリの親子の姿に和まされた。

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