みどりの野原

野原の便り

2月25日 橿原市 中町・十市 竹田 寺川周辺散歩(中池・みづほ(株)・道標・神社)

2018年02月25日 | Weblog
歩いたことのない中町・十市町の旧村を歩く。

町を少し外れると田園の広がるのどかな道。
 
畑の木に止まっていたスズメ?ムクドリ?の群れが飛び立った。
       右)畑にはかんぴょうの殻が転がっていた。何者かに食べられた後なのか?

中池公園

 
 
直角にジグザグと曲がった水路は池だという。今は整備されて公園になっている。
説明版によると『上池(庄の脇池)と下池(上の添池)の2つの池からなるため池』
江戸時代初期に、河川跡の窪地の水の溜まりを利用してため池にされたらしいと書かれている。

この図では角が2つしかないが、今も「現在地」のところから道路を隔てて池が続いている。
息子が小さい頃には「上池」から竹籔に向かうもう一つの池が続いていて、角が4つある池だったようだ。
ジグザグジグザグジグと自然堤防の池が続いていて子供心に興味をそそられたらしい。

みづほ(株)
 

日曜日で閉まっていたが、明治10年創業の純米酢を製造しておられる会社らしい。
道に沿って工場の周りを歩いてみると、いかにも「菌」が住み着いていそうな蔵や大きいタンクが見えた。歴史を感じる建物だ。

式内 阪門神社(さかとじんじゃ)
 
 
横のお堂を覗くと仏様が見えた。(観音堂の11面観音?)
  右)そのお堂の前に穴ぼこだらけの石に気をとられ、お堂を撮るのを忘れた。この穴は何?

 
環濠のような水路沿い、竹藪になり、その続きは土塁のように高まっていた。
土塁なのか堤防跡なのか?

寺川に出る。


旧道から出たあたりにあったと思われる「宇治橋(旧)」「寺川」の親柱 
新しい宇治橋はもう少し東の広い新道に続いたところに架かっている。


(新)宇治橋を渡って十市町へ。

 
橿原市福祉センター「やわらぎの里」利用したことがない。
      右)そこからすぐ北の農道の交差点に立派な彫りの道標があった。

石の上の四角錘の部分には東西南北の表示がありそれぞれの面に、近辺だけではなく、いせ きょう よしの 大さか さかいなど遠方の町の文字が見える。
今でこそこの辻の近くに建物もあるが、昔はあたりは一面の田んぼだったはず。
こんな道標が建っているということは大街道ではなくても重要な辻だったのだろうと思われる。

十市御縣座神社(とおちのみあがたにますじんじゃ)
 
ここは前に来たことがある。十市氏が鎌倉~江戸時代に居城したところ。
この地方は朝廷の御料地で、大和に置かれていた「朝廷直轄領」である六御県(むつのみあがた)のひとつとされる。
 右)十市遠忠の歌碑「かすみきて 天のかぐ山 明くるより とをちの里に春をしるかな」
続 群書類聚に載るという。今の季節にぴったりの歌だ。

小雨が降ってきた。もう少し足を延ばすつもりだったが、引き返す。

式内 竹田神社
 
拝殿と横は大日堂  その右に宝篋印塔とお堂がある。お堂は行者堂のようだ。

雨のひどくならないうちにと急いて車に戻る。 5キロ 2時間のお散歩。
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