ツバメのねぐらとしてしか知らなかった「鵜殿ヨシ原」
最寄の阪急京都線上牧駅まで所要時間1時間半、これはまあいいとして、乗り換え5
回には参った。でも行った甲斐はあった。
鵜殿のこともわかったし、いろんな植物にも会えた。
宇治川・木津川・桂川の合流地点から4キロ下流の淀川右岸にある鵜殿ヨシ原は、
昔から良質のヨシがとれ、雅楽のひちりきのリードとして使われ、生活にもいろい
ろ利用され、生き物のよい住みかでもあった。
広さは甲子園球場の18倍もある。
1970年代から始まった淀川の治水工事のため川幅が広げられ、河床を掘り下げられ
て、河原は乾燥化し、ヨシ群落は大きく減少し、乾燥に強い陸性の植物が入り込ん
できた。ツル植物に覆いかぶさられている所もあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/05/920dd04316950e0ed3ec087f7ec98633.jpg)
白く見えるのはオギ セイタカヨシやセイタカアワダチソウも多い。
生物多様性を守り、水辺の環境を守るためにもヨシ原は大切なものだという。
河川改修で河床を掘り下げられた結果、水面と河川敷の差は6メートルにもなり、
ヨシの根は水の層に届かない。
ヨシを回復させるために、導水路を作って淀川からポンプでくみ上げた水を流した
り(ヨシに水を近づける)、河川敷を切り下げる(ヨシを水に近づける)実験が行
われて、上流部では効果が上がっているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/93/7e74e3e19de97f9e45ca59bc28d94d13.jpg)
水をヨシに近づける 導水路
今日はその水路沿いにAさんの案内で植物観察をした。
ここで目立つのはオギの銀色の穂。ヨシ・セイタカヨシの薄茶色の穂。コンクリー
トブロックになっている水路の右側はヨシは生育できず、セイタカアワダチ
ソウの黄色がひろがっていた。。
一望したところでは、植物もそんなに種類がありそうに見えなかったが、歩いてみ
ると意外といろいろあった。
20年ぐらい前にI先生に教えてもらった時に見たきりで、その後見つけられないで
いるゴキヅルが、たくさん見れたのが私にとって大収穫で、大感激だ
ったが、これもヨシに覆いかぶさるツル植物なので、ツルマメ・ヤブガラシ・アレ
チウリ・クズなどとともにヨシにとっての大敵らしい。 が、
個人的にはゴキヅルは許してあげて。と言いたいところ。
ゴキヅル このように割れる
イネ科、カヤツリグサ科のものの他、水の近くにはヤナギタデなどタデの仲間。
シロネ・イヌゴマ・ニガクサ・レモンエゴマ・イヌコウジュ・クソニンジン・カワ
ラニンジン・中には希少種になっているヌマトラノオ・タコノアシ・アゼオトギリ
などが細々と生き残っているといった感じだった。
ホソバイヌタデというのは初めて知った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/65/ee8d68db12ea03fed762292be2b7c5d9.jpg)
ナンバンギセルもまだ咲いていた。
後で聞くと全部で70種近く見たそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/93/900d2ae5a9e18fcdb2c62adf93683cec.jpg)
弁当を食べた河原は広々として、涼しい風が吹き、うろこ雲の秋空だった。
右側に淀川がある
最寄の阪急京都線上牧駅まで所要時間1時間半、これはまあいいとして、乗り換え5
回には参った。でも行った甲斐はあった。
鵜殿のこともわかったし、いろんな植物にも会えた。
宇治川・木津川・桂川の合流地点から4キロ下流の淀川右岸にある鵜殿ヨシ原は、
昔から良質のヨシがとれ、雅楽のひちりきのリードとして使われ、生活にもいろい
ろ利用され、生き物のよい住みかでもあった。
広さは甲子園球場の18倍もある。
1970年代から始まった淀川の治水工事のため川幅が広げられ、河床を掘り下げられ
て、河原は乾燥化し、ヨシ群落は大きく減少し、乾燥に強い陸性の植物が入り込ん
できた。ツル植物に覆いかぶさられている所もあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/05/920dd04316950e0ed3ec087f7ec98633.jpg)
白く見えるのはオギ セイタカヨシやセイタカアワダチソウも多い。
生物多様性を守り、水辺の環境を守るためにもヨシ原は大切なものだという。
河川改修で河床を掘り下げられた結果、水面と河川敷の差は6メートルにもなり、
ヨシの根は水の層に届かない。
ヨシを回復させるために、導水路を作って淀川からポンプでくみ上げた水を流した
り(ヨシに水を近づける)、河川敷を切り下げる(ヨシを水に近づける)実験が行
われて、上流部では効果が上がっているらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/93/7e74e3e19de97f9e45ca59bc28d94d13.jpg)
水をヨシに近づける 導水路
今日はその水路沿いにAさんの案内で植物観察をした。
ここで目立つのはオギの銀色の穂。ヨシ・セイタカヨシの薄茶色の穂。コンクリー
トブロックになっている水路の右側はヨシは生育できず、セイタカアワダチ
ソウの黄色がひろがっていた。。
一望したところでは、植物もそんなに種類がありそうに見えなかったが、歩いてみ
ると意外といろいろあった。
20年ぐらい前にI先生に教えてもらった時に見たきりで、その後見つけられないで
いるゴキヅルが、たくさん見れたのが私にとって大収穫で、大感激だ
ったが、これもヨシに覆いかぶさるツル植物なので、ツルマメ・ヤブガラシ・アレ
チウリ・クズなどとともにヨシにとっての大敵らしい。 が、
個人的にはゴキヅルは許してあげて。と言いたいところ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8b/c589d5b87c27ab946e0aff9a29c21ec8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/64/35a8144d590d133074d7fdbe86e3ecce.jpg)
ゴキヅル このように割れる
イネ科、カヤツリグサ科のものの他、水の近くにはヤナギタデなどタデの仲間。
シロネ・イヌゴマ・ニガクサ・レモンエゴマ・イヌコウジュ・クソニンジン・カワ
ラニンジン・中には希少種になっているヌマトラノオ・タコノアシ・アゼオトギリ
などが細々と生き残っているといった感じだった。
ホソバイヌタデというのは初めて知った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/65/ee8d68db12ea03fed762292be2b7c5d9.jpg)
ナンバンギセルもまだ咲いていた。
後で聞くと全部で70種近く見たそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/93/900d2ae5a9e18fcdb2c62adf93683cec.jpg)
弁当を食べた河原は広々として、涼しい風が吹き、うろこ雲の秋空だった。
右側に淀川がある
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます