みどりの野原

野原の便り

2月12日 村屋神社 ミコアイサ・マルト醬油 瓦・浄福寺 

2024年02月12日 | Weblog

先日ミコアイサを見た池へ妹を誘った。

去年ヒレンジャクを見たところに立ち寄ったが、いなかった。

初瀬川(大和川)そばの「しきのみち はせがわ展望公園」に駐車


角地にあった「地蔵神社」の表記があったと思うが・・。
これは地蔵っぽくない。
坊主頭ではない。剣?のような棒状のものを持つ。2本の足が見えている。


社務所の前を通る。獅子の鬼瓦 左は牡丹?


村屋神社(村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ))
祭神は、美穂津姫命(みほつひめのみこと)と 大物主命 
お二人は夫婦神

「三輪さん(大神神社)だけでは片詣り」と言われ、大物主命を祀る大神神社と、美穂津姫命を祀る村屋神社の両方お参りするとよりご利益があると言われる。


イチイガシの巨樹が茂る村屋神社の森は奈良県の天然記念物に指定されている。


一の鳥居のそばに、ヤドリギがたくさん付いた木があった。
・・ヒレンジャクはいません・・


道標 (右 かうや道 左 ミわ はせ道)
村屋神社は中ツ道沿いにある。


小学校の近くの人工の溜池。四角い池が2つつながっている。
初めて来たが、堤防に上るとたくさん水鳥がいた。
マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・ハシビロガモ・カワウ・アオサギ・ダイサギ。
それにミコアイサも2つの池に6.7羽ぐらい?いた。
小さい池なので近くでよく見えた。

今日の目的はここからしばらく歩いた「大安寺池のミコアイサ」だった・・
前にミコアイサをたくさん見れたのだが、今日はここで十分見れたし、風も冷たかったので、ここで水鳥の観察は終了。


岐多志太神社(キタシタジンジャ)の森

 
岐多志太神社(キタシタジンジャ)でお弁当。
「岐多志太」とは、キタ氏の田という意味で、キタ即ち鉄を鍛える鉄工の神を祭ってあるらしい。

この後、気になっていた「マルト醤油」を見に行く。
1689年創業したマルト醤油醸造所は奈良最古の醤油の蔵元だそうだ。
蔵をリノベーションした宿泊施設やレストランがあるらしい。



ここが玄関入口のよう。 ちょっと覗きにくい雰囲気。

たくさんの建物が連なって取り囲んでいる。

屋根の鬼瓦だけでも見ごたえあり。
鬼瓦を探訪する。

 
寿老人? 鹿を従えている。 俵に乗った大黒様

 
龍と毘沙門天?       鯛を抱えた恵比須様

 
龍?(体が短いが)足元に「十種の神寶」の文字が見える。
                                       右)上は? 下に 能面?

家紋は柏紋か?

素晴らしい鬼瓦の数々・・
中の建物を見てみたいが、機会はあるだろうか・・


伊与戸会所(村惣堂) ソテツ 雌株
普通隔年に花や実が付くという。
①は今年の実(まだ未熟)②一昨年(2年前)の実 
③4年前の実もまだわかるぐらいに残っていた。
①の下には緑の葉 ②と③の間にも枯れた葉が残る。

初瀬川の東に見えたお寺へ。


四角の屋根の上に6角屋根が乗った変わった屋根。
上に露盤と宝珠が乗る。

東源山 浄福寺 融通念仏宗のお寺。
創建は室町時代と伝わる。建物は安政6年頃の再建とか。

 
    鬼瓦の側面に瓦師の名前  左のを拡大。何と読む? [源の字はわかる]


慶応二年五月 ????(上の写真と同じ)「源」の字はわかる。

十市郡俵本 瓦師善四郎 と読める。

境内で瓦を見上げていたら、お掃除しておられたご住職が本堂へあげてくださった。


どうぞ写真を撮ってくださいと言ってくださる。
本尊は阿弥陀如来 両脇に勢至菩薩と観音菩薩を従えた阿弥陀三尊

本尊の木造阿弥陀如来は来迎印を結んだ座像。
坐像の来迎彫像は珍しいらしい。
向かって右)観音菩薩は左膝を立て、すぐにも動き出しそうな前傾姿勢。
向かって左)勢至菩薩は両膝を揃えた跪坐の姿勢で胸の前で合掌
左右の脇侍の形式が違うのは珍しいそう。

仏像の事はあまりわからない。


横から。阿弥陀三尊 奥の観音菩薩が前傾しているのがわかる。


お堂の中の木の彫刻


境内のクロガネモチの古木

変わった屋根の形、銘の入った鬼瓦、本堂の阿弥陀三尊
お話も聞けてゆっくり見せていただいた。

コメント
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