みどりの野原

野原の便り

11月2日 南生駒から矢田寺~大和郡山までゆっくり歩き

2012年11月02日 | Weblog
友達と南生駒駅で待ち合わせ、住宅地を抜け、足湯のそばを抜けて山道入る。


  アオツヅラフジ      リュウノウギク 

急な坂を登り、松尾寺への分岐を過ぎるとまもなく榁の木峠(むろのきとうげ)
 
この道は暗越奈良街道といい、大阪と奈良を結ぶ最短の街道として賑わった道で、伊勢参りの道の1つでもある。
当時はこの峠には旅人をもてなす茶屋が立ち並んでいたとか。今は民家が何軒か。 
その庭先のむしろに広げられているのはソバかな? と近づいた。


古代米のようだ。
おばあさまがおられ 「緑米ですよ」と教えてくださった。モミが黒っぽい色をしている。


緑米 モミをむいて見せてくださった。緑色っぽいものが混じっていた。


ノギの長い赤米 モミを取ると赤味がかった玄米が出てくる。

「普通の米の半分しかとれません。こうして天気のいい時に広げて干すのも年寄りしかできませんわ」
手間のかかる仕事もお元気の元なのかもしれない。

だいぶ前になるが、飛鳥で古代米の田んぼを見に行ったことがある。黒米・赤米・緑米・香米など・・
赤米でもノギの長いものと短いものがあった。モミが黒っぽいもの・葉が紫っぽいのもあって遠くから目立ったが最近も同じところで作っておられるのかどうか・・

これは「くらいぬけ」って言いますんや。ずーっと昔から使ってます。と持って来られたのは・・

   
米(豆なども?)を 容器に移す時に使う「じょうご」のようなもの。紙の張り子で軽い。年に回ぐらいカキ渋を塗るとのことで、大事に使われているのがわかる。
緑米と赤米の玄米をひと握りくださった。ヒマな時にモミを剥いてご飯に入れてみようかな?

峠には

弘法大師を祀った榁木山大師堂がある。    


実がはじけたエゴノキ   カキノキ オレンジの実が鈴なり

 
家の前の古木はナツメ    アオツヅラフジ     


 アキチョウジ     ガンクビソウすっかり実になり枯れていた。


  モミジも紅葉始まる     矢田寺を通り抜け

大和郡山駅まで歩く。
コメント
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