みどりの野原

野原の便り

12月6日 歴史講座&畑

2008年12月06日 | Weblog
今日は小雪の舞う寒い日になった。
 
  
飛鳥公園館前の「たいし君」と「あすか姫」もハボタンの冬装束に
変わっていた。

奈良文化財研究所の国際遺構研究所の所長井上氏の講演「藤原京・
平城京を発掘して」のテーマでお話を聞く。
藤原京から平城京に都が移った理由は? 説がいろいろあるらしい。

藤原氏の権力誇示・また孫の後の聖武天皇のための舞台を準備した。
藤原京が手狭になったため・・これは後に発掘によって、藤原京が
今まで考えられていたよりかなり大きい規模であったことがわかり、
手狭というのは合わなくなった。
また、汚物があふれ移転せざるをえなくなった。というような話を
聞いたことがあるが、トイレ遺構も見つかっているとのこと。

一緒に籌木(ちゅうぎ=くそべら)がたくさん出てきたそうだ。
紙の代わりにそれで処理していたらしい。

割られた木簡が削られて籌木(ちゅうぎ)にされていたらしいこと。
平城京の発掘では糞尿の詰まった穴は出土していず、便器やお丸を
使用していたらしいことなど、トイレの話は今まで聞いたことがな
かったので面白かった。

地形の関係で羅城門・朱雀大路が貧弱なのも遷都の一因だったのか。

唐の都に習い「都城宮室は一処にあらず」といくつかの都を作ろう
としていたことも初めて知った。
(以上 聞き違いがあったらごめんなさい・・)

終わってから畑へ。大根や水菜・菊菜をもらってかえった。

  


労少なくして成果だけいただいて・・幸せ。妹に感謝。
さっそく夕飯にいただいた。
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