民主派の政府と交流
ミャンマー議連 共同声明
ミャンマー国軍が抗議デモへの弾圧を続ける中、超党派の「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」は26日、国会内で、民主派が設立したミャンマー国民統一政府(NUG)と交流するオンライン会議を開きました。日本共産党から小池晃書記局長、井上哲士参院議員が参加しました。
NUGからデュワラシラー副大統領、マーンウィンカインタン首相があいさつし、「NUGが目指すのは、民主的な真の連邦制国家を結成することだ」と強調。「世界各国が国軍を支援する経済活動を続ければ軍政は終わらない。各国政府には軍との関係を断つことで力を貸してほしい」と呼びかけました。
ミャンマー軍に拘束されていたジャーナリストの北角裕樹さんは「勇敢に抗議活動を続ける市民の姿に何度も励まされた」と発言。「日本政府としてミャンマーの市民に寄り添う外交政策がとられることを望む」と訴えました。
会議では、ミャンマーの民主体制の回復のための連携・協力に向けたNUGと同議連の共同声明を採択。声明は(1)国軍によるクーデータ及び統治行為の正当性を認めないこと(2)平和と自由と民主主義の即時回復を希求するミャンマー国民とともにあることを宣言し、そのことを内外で宣伝すること(3)連邦議会代表委員会(CRPH)こそが正当な代表政府、議会であることを認め、正式な対話に着手すること―など9項目を日本政府や国際社会に求めています。