2024年8月24日(土)
斎藤兵庫県知事疑惑
パワハラ見聞き525人
職員アンケート中間報告
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査している県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)は23日、職員アンケートの中間報告(4568人分)を公開しました。
亡くなった元西播磨県民局長の告発した7項目を「目撃、経験等した」「目撃、経験した人から聞いた」と答えた人の合計は、▽21世紀機構の五百旗頭真理事長の亡くなった経緯で37人▽2021年の知事選挙における県職員の事前選挙運動で54人▽次回知事選挙で22人▽知事の贈答品受け取りで203人▽知事の政治資金パーティー実施に関するパーティー券の購入依頼で24人▽阪神・オリックス優勝パレードに関する信用金庫からのキックバックで43人▽知事のパワーハラスメントで525人。また、「人づてに聞いた」職員は全体で延べ3374人でした。記名回答が333人、百条委員会の調査に協力すると答えたのは231人でした。
自由記述では「カキ加工所で贈答品を公用車に積み込むのを目撃」「知事は車を降りるなり大声でどなり、部長は何で怒られているのかもわからずぼう然とした」とありました。
自由記述は1457件あり、半数がハラスメント、2割が阪神・オリックス優勝パレード関連の回答でした。
百条委員会 自治体の疑惑などを調査するため地方自治法100条に基づき地方議会が設置する特別委員会。関係者の尋問や記録提出など強い調査権限があります。