「野党の真価」発揮するための協議を
穀田氏 4野党国対会談求める
日本共産党の穀田恵二国対委員長は16日、国会内で記者会見し、「野党の真価」を発揮し、国民の命と暮らしを守るため、立憲民主党、日本共産党、社民党、れいわ新選組の4党を軸にした野党国対委員長会談が必要だと表明しました。
穀田氏は、この間の国会論戦を通じて、ワクチン3回目接種の遅れなど新型コロナ対策の不十分さや米軍の検疫にかかわる日米地位協定の問題、新しい資本主義や敵基地攻撃能力などの問題が明らかになっていると指摘。さらに、岸田政権の目玉政策である経済安全保障法案の法制準備室長の更迭や、自民党京都府連の組織的選挙買収疑惑なども次々浮上しており、「衆院での予算審議をこのままで終わらせることは考えられない」と述べました。
こうした状況のもとで、「野党の真価が問われている」と強調し、国民の命と暮らしを守る予算への抜本組み替えなどを議論するため、さきの総選挙で市民連合と共通政策を交わした4野党を軸に野党国対委員長会談を行うべきだと述べました。
また、経済安保法案の準備室長の更迭問題で野党合同ヒアリングを行い、真相解明をすることが必要だと述べました。