2024年7月31日(水)
岸田首相を刑事告発する会
告発者700人超える
数字の重さ、受け止めて
広島市の「岸田首相を刑事告発する会」は30日、県庁で記者会見し、岸田文雄氏や後援会代表らに対する6回目となる告発状を同日広島地検へ提出したと発表しました。告発者は707人に広がっています。
告発状は、衆院広島1区選出の岸田氏の首相就任を祝う会(2022年6月)を巡り、政治資金規正法違反(政治資金パーティーの収入不記載、岸田首相後援会の関与など)の疑いがあるとしています。
提出後、会見した山根岩男氏は地検でのやりとりの中で、「受理したかは言えない」と言われつつも、今回初めて告発状を受け取ったこと、捜査を始めていることが明らかになったと報告。その上で「707という数字は尋常ではない。この数字の重さをしっかり受け止め、早急に処分を決めてほしい」と訴えました。
県外の人からも岸田首相への刑事告発について問い合わせがあることを紹介し「多くの人は政治とカネの問題を看過できない。怒りがあるからこそ、こういう声が寄せられている」と強調しました。
森政美氏も、処分決定がいまだされていないことを「時間がかかりすぎ。総理ということで忖度(そんたく)しているのではないかと疑わざるを得ない」と指摘しました。