2023年7月11日(火)
7月、「二つの大仕事」やりきろう――
24日までに前進のメドつけ、7月目標達成を
共産党、幹部会ひらき確認
![]() (写真)志位和夫委員長のあいさつを聞く幹部会参加者=10日、党本部 |
日本共産党は10日、第8回中央委員会総会の全支部・全党員徹底と党勢拡大で前進へ転じるという「二つの大仕事」を必ずやりきるために、オンライン併用で幹部会を開きました。会議では、次回幹部会の24日までに、幹部会委員の都道府県委員長が先頭にたって、すべての都道府県委員会・地区委員会で党勢拡大で今月前進するところまでもっていくことを呼びかけることを幹部会として確認しました。
会議では、志位和夫委員長があいさつし、「第29回党大会成功、総選挙躍進をめざす党勢拡大・世代的継承の大運動」について「文字通り、党の命運のかかったとりくみです。これをやりきるため、現場で奮闘している都道府県委員長を含めた幹部会が推進力となることが必要だと思い、7月隔週で2回開くことにしました」と幹部会開催の趣旨をのべました。編さんが完了した「日本共産党の百年」について中心点を報告しました。
「大運動」本部長代理の山下芳生副委員長が問題提起し、3日の常任幹部会と推進本部の「訴え」にもとづいて、7月の二つの大仕事―(1)7月中に8中総の全支部、全党員への徹底をやりぬき、具体化に踏み出す(2)党勢を後退から大きな前進へと転じる月にし、とくに党員拡大から党勢拡大大運動を起こしていく―を必ずやりぬけるよう、幹部会が先頭になって奮闘するために開催したと説明。この「二つの大仕事」をどうやりぬくかについて報告しました。
志位委員長が中間発言をし、それも受けて活発な討論が行われました。
討論のまとめに立った志位委員長は、第一の大仕事である8中総の徹底した議論と徹底については、確かな前進の流れが起こっていることが確認されたと指摘。党内にある“情勢負け”ともいえる状況を払しょくする力を8中総がもっていることを確信にして、全支部、全党員のものにしていこうと呼びかけました。
第二の大仕事である7月に必ず党勢拡大で前進に転じるという点では、まだとりくみが始まっているとは言えない状況だと指摘。「どうする7月・党勢拡大」を正面からすえたとりくみが大事だとして、中間発言でのべた4点―(1)7月の前進を正面にすえた議論をやること、(2)指導的同志が支部に入って、支部と一緒に党勢拡大を起こしていくこと、(3)「手紙」と「返事」の運動を徹底的に力にして「双方向・循環型」のとりくみを一貫して発展させること、(4)党員拡大をやっていくために「ミニ集い」を徹底的にやっていくこと―が大事だと強調し、「この4点を緊急の会議をもってでも、意思統一し、実践する必要があります」と提起しました。
志位氏は、埼玉県委員長が発言したように「7月をどうやって増勢にするかを正面にすえてこそ8中総の真髄がわかる」とのべ、福岡西部地区委員会のように、7月にどうやって前進していくかを政治的にも議論し、思想的にも深めて意思統一することを力説しました。
志位氏は、最後に、2週間後の24日までにすべての都道府県委員会・地区委員会が今月の党員拡大・読者拡大で前進をかちとるめどをつけ、7月目標達成を必ずはかることを幹部会の決定として全党に呼びかけることを提案し、参加者全員は拍手でこれを確認しました。